恋に飢えた鬼(女)達が。
産屋敷あまねは何時もよりも早い時間に眼が覚めた、庭から素振りの音が聞こえてくる。
(ひょっとして輝哉はまた素振りでもしてるのかしら?)
以前、輝哉は素振りをした時十回も振る事ができなかった。その姿を思い浮かべながらあまねは輝哉を止めようと庭にむかう。
「輝哉無理をして……………………」
あまねは信じられぬ物を見た。
「おはよう!あまね!今日は何だろう!とても清々しいよ!」
無惨の呪いを受けて眼が、そして素振りもする体力も無い筈の夫が上裸で素振りをしていた。あまねは暫く思考が停止するが何とか再開させる。
「輝哉まさかとは思うのですが」
「あまね、あぁその通りだよ炭治郎が僕達の義息子がやってくれたんだ私にはわかる」
「良かった良かった良かった」
輝哉とあまねは二人抱き合う。
「だが今からが大変だよ?あまね?」
「ですね。先ずは柱の皆様を集めます」
その後、柱達を集め、鬼の始祖は倒され自身の呪いは解けた事そして鬼殺隊の解散がその日の内に決まった。
胡蝶カナエは急いで自身の屋敷へと戻っていた、鬼はいなくなった事を皆に知らせたいから。
(ふふ、凄いわ流石は私の未来の旦那様ね。早く皆に教えてあげなくちゃ!)
「しのぶ!皆!帰ったわよ!」
しのぶ達は急いで玄関へと向かう。
「姉さん!緊急柱合会議はどうだったの?」
しのぶの隣にはカナヲとアオイ、更にはなほ、きよ、すみもいる。
「んーとねまずはね、鬼の始祖、鬼舞辻無惨は竈門炭治郎君♥の手によって倒されました!それでね鬼殺隊は本日をもって解散です!」
しのぶ達は思考が停止した。鬼の始祖が討たれた?倒したのは竈門炭治郎?その瞬間しのぶ達はある事を閃いたが、先に口にしたのはカナヲだった。
「カナエ姉さん!炭治郎に会いに行きたい!」
カナエは驚いた、カナヲが自分の意思で発言したから。直ぐにカナエは優しい笑みを浮かべながら。
「そうね!皆でいきましょ!とびっきりお化粧して!」
煉獄家でも、杏寿郎、千寿郎、そして梨火の三人は柱合会議へと出掛けた父の帰りを待っていた。
「遅い!父上はまだだろうか!」
「心配ですね兄上」
杏寿郎と千寿郎は落ち着きが無くそわそわしてるが。
「二人共静かになさい、父上は柱なのです。ただ炭治郎君には及びませんが、きっと何事もなく帰って来ます」
と梨火が二人を静止した時、槇寿郎が帰って来た。三人が駆け寄ると槇寿郎は徐ろに口を開いた。
「皆落ち着いて聞いてほしい。鬼の始祖が討たれた」
「それは本当ですか!父上!」
「あわあわわわ」
杏寿郎と千寿郎は驚きの余り取り乱す。だが。
「全く二人はまだまだ子供なんですから。それで父上、鬼の始祖を討ったのは誰なのですか?」
「ゴニョゴニョ」
「はい?」
「竈門炭治郎」
その名を聞き、杏寿郎と千寿郎は更に取り乱す。
「何と!やはり炭治郎殿であったか!む?どうしたのですか?姉上?よそ行きの格好をして」
「決まっています。今炭治郎は疲れている筈。この梨火が行って癒やしてあげなくては」
「なるほど!流石は姉上!ならばこの杏寿郎もお供します!」
「僕も!行きたいです!」
「ふふ、では皆で行きましょうか。良いですよね?父上?」
「白無垢を用意して来る」
「いいかい?ひなき彼は鈍感だからね。しっかりアタックするんだよ?」
「わかっています!父上!さぁ早く行きましょうか!」
「大丈夫です。私と輝哉がついてます」
「あら?蜜璃何処かへお出掛け?」
「うん!ちょっと花婿を連れて来る!」
次回予告?
彼女等はたった一つの、聖杯(炭治郎)を巡り壮絶な奪い合いを繰り広げる。愛されるのは一人だけ。
セイバー、胡蝶カナエ
アーチャー、ひなき
ランサー、カナヲ
キャスター、しのぶ
ライダー、梨火
アサシン、????
バーサーカー、蜜璃
エクストラ、アオイ、なほ、きよ、すみ
炭治郎戦争開幕。