この素晴らしい世界に元隻腕の忍者を!   作:AGRS

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 サスケは女神アクアの導きにより、転生を遂げた。

 この先、彼を待ち受けるものは、一体……


両雄転生物語 第二話

〜とある草原〜

 

サスケ「ん……ここは?」キョロキョロ

 

 気付いたら、何処かの草原にいた。恐らくここが転生先の世界なのだろう

 

サスケ「近くに街があればいいんだが……ここから見える範囲はあそこだけか」

 

 彼は知る由もないが、彼が見つけたのは駆け出し冒険者の街、アクセルである

 

サスケ「……何かいるな」

 

 気配が三つ……一体何がくる

 

ドシンッ ドシンッ! ドシンッ!!

 

巨大カエル×3「ゲコッ」オッス

 

サスケ「……」

 

 ナルトの口寄せ蟇に似てるな……こんな色とりどりではなかったが

 

巨大カエル×3「」シュバッ‼︎

 

サスケ「!?」サッ

 

ベシャァッ!!

 

サスケ「チッ……!!捕食する気かっ!!」ギロッ

 

 まさかいきなり襲ってくるとは……油断は出来ないな。だが……!

 

サスケ「運がなかったな、蛙共……すぐに終わらせる」

 

シュバババッ←印

 

サスケ「"火遁!豪火球の術"!!」ボォォォォッ!!

 

巨大カエル×3「ゲコォォォッ!?」ドカァァンッ!!

 

サスケ「フン……相手にならねぇな」

 

ドシンッドシンッドシンッドシンッドシンッ

 

サスケ「……」クルッ

 

巨大カエル×15「ゲコッ」ヨォッ

 

サスケ「……」ダラダラ

 

巨大カエル×15「」シュバババッ‼︎

 

サスケ「"天手力"!!」シュンッ

 

ベシャシャシャシャァァッ!!

 

サスケ「はぁ…はぁ…あ、危なかった」ハァハァ

 

 これほどのデカさでこの数……一体何処にいやがった!?しかも無駄にカラフルな色しやがって……!!

 

サスケ「チッ……まとめて焼き尽くす!!」ギロッ

 

「"ライト・オブ・セイバー"!!」シュッ

 

ズババババッ!!

 

巨大カエル×15「ゲコォォォォォッ!?」ズバズバッ

 

サスケ「なっ!?」

 

 いきなり閃光が走ったと思ったら、蛙共が爆散した……!?

 

「そ、そこの人!!だだだだ、大丈夫ですか!?」ビクビク

 

サスケ「あ、あぁ……」

 

 何処からか少女が現れたが、聞いてる本人が一番大丈夫そうじゃないんだが……顔を真っ赤にして目が泳ぎまくってて挙動不審すぎる……この少女は本当に大丈夫か?

 

サスケ「と、とにかく助かった……ありがとう……」

 

「いいいいいいえいえいえ!!!こ、ここここちらこそ余計な事をしてすすすすみませんでしたぁぁぁっ!!!」ペコペコペコペコ‼︎

 

 ……やはり大丈夫ではなさそうだ。とりあえず、彼女に街まで案内をしてもらえるから聞いてみるか

 

サスケ「そんな事より、街まで案内してくれないか?ここに来たのは初めてなんだ」

 

「わわわわわ私なんかでいいんですかぁ!?」ビクゥッ

 

 ……幻術でもかけて大人しくさせた方がいい気がしてきたな。いや、本当にそれをするのは気が引けるが……

 

サスケ「じゃあ、頼む」

 

 とりあえず、この挙動不審な少女と共に街へと向かうことになった

 

ーーーーー

 

ーーーー

 

ーーー

 

ーー

 

 

〜駆け出し冒険者の街 アクセル〜

 

 そんなこんなでオレ達は、街まで来ることが出来た(彼女は終始挙動不審だったが……)

 どうやらここは駆け出し冒険者の街らしい

 

サスケ「そういえば、名前を聞いていなかったな……教えてくれないか?」

 

「ふえぇぇぇぇぇぇ!?」ビックゥゥゥッ‼︎

 

サスケ「」ビクッ

 

「わわわわわ私のななな名前ですかぁぁぁぁ!?」

 

 ……いい加減落ち着かせるか

 

サスケ「少し落ち着け。別に何もしない」

 

「そ、そそそそうですよね……で、では……わ、笑わないで下さいね……?」

 

サスケ(名前で笑う事なんてあるのか?)

 

 そう思った直後、オレは彼女が言った意味を理解した

 

 

 

 

 

 

 

 

「わ、我が名はゆんゆん!!紅魔族随一のアークウィザードにして、上級魔法を操る者!!いずれ里の長となる者……!!」ビシッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう言ってゆんゆんは決めポーズまでとって、これ以上ない程顔を真っ赤に染め上げていた

 

サスケ(普通に名乗れ)

 

 喉まで出かかった言葉を、全力で飲み込んだ。流石に気が引けた

 

サスケ「そうか……オレの名はうちはサスケだ。サスケでいい」

 

ゆんゆん「わ、笑わないんですね……」

 

サスケ「(笑うなと言ったのはお前だろう……)まぁ、昔似た様な奴がいたからな……」

 

 そう言ってオレは、昔のナルト(ウスラトンカチ)を思い出していた。思えば、アイツはオレをずっと追いかけてくれていたんだよな……

 

ゆんゆん「と、ところでサスケさんは……冒険者なんですか?」

 

サスケ「いや、冒険者にはなっていない」

 

ゆんゆん「そ、そういえば初めて来たって言ってましたね……で、では!!街の中を案内します!!」グイッ

 

サスケ「あ、あぁ……頼む」タジッ

 

 ……少し、調子が狂うな

 

ーーーーー

 

ーーーー

 

ーーー

 

ーー

 

 

〜数時間後〜

 

ゆんゆん「こ、こんなところですかね」

 

サスケ「助かった。ありがとう」

 

ゆんゆん「そ、それで!!いくら払えばよろしいですかね!?」

 

サスケ「は?」

 

ゆんゆん「街を案内した事に対する報酬を支払わないと、今後のお付き合いに支障が出るかもしれないので!!」

 

サスケ「それはおかしいだろ!?何故案内した側が報酬を払うんだ!!普通は案内された側が礼を尽くすべきだろう!!」

 

ゆんゆん「で、でもでも!!こういう事はキチンとしないとさよならに繋がっちゃうんじゃ……」

 

 人の事を言えた義理じゃないが、ゆんゆんの親はどんな教育をしてるんだ……仕方ない

 

サスケ「許せゆんゆん」ボソッ

 

ゆんゆん「え?」ビクッ

 

サスケ「"万華鏡写輪眼"!!」ギィン‼︎

 

ゆんゆん「っ!?」ビクッ

 

 ひとまず、口で言っても平行線の一途を辿るだけだと思って幻術をかけたが……周りから見てこの状況はどうなんだ?

 

ゆんゆん「っ!はぁ…はぁ…」ツー

 

サスケ「終わったか……それで、理解出来たか?」

 

ゆんゆん「は、はい……」ハァハァ

 

サスケ「報酬を払うのは依頼者、もしくは施しを受けた者だ。それを絶対に忘れるな」

 

ゆんゆん「わ、分かりました……」ハァハァ

 

サスケ「では、ギルドに案内してくれないか?」

 

ゆんゆん「は、はい!では、こっちです!」スタスタ

 

 これで少しは改善されるといいが……心配だな

 

ゆんゆん「つ、着きました」

 

サスケ「ここか」

 

 俗に言う酒屋みたいなところだな……中は少しうるさそうだ

 

サスケ「入るか」

 

ゆんゆん「は、はい!」

 

店員「いらっしゃいませ!お食事なら空いてる席にどうぞ!お仕事案内なら奥の受付まで!」

 

サスケ「すまない、冒険者になりたいのだが」

 

店員「(わ、イケメンだ///)冒険者登録ですね?そちらも奥の受付で行ってますよ///」

 

サスケ「そうか、ありがとう」スタスタ

 

ゆんゆん(わ、私はどうしよう)オロオロ

 

 

 

〜受付〜

 

 

 

受付嬢「次の方どうぞ!今日はどうされましたか?」ニコッ

 

サスケ「冒険者になりたいのだが、来たばかりで右も左も分からない状態でな……どうすればいい?」

 

受付嬢「冒険者登録の方ですね?それでしたら登録料として1,000エリス必要となりますが、よろしいですか?」

 

 いきなり詰んだ

 

サスケ「……出直してくる」クルッ スタスタ

 

受付嬢「は、はぁ……」ポカーン

 

 登録料が必要だなんて聞いてないぞ……しばらく金を必要とする生活などしてなかった弊害がこんなところで出るとはな……

 

ゆんゆん「あ、あの……」

 

サスケ「……ゆんゆんか」

 

ゆんゆん「さ、さっき伝えていればよかったんですけど……登録料が必要だって」

 

サスケ「……そう言われたな」

 

ゆんゆん「わ、私……よかったら貸しましょうか?」

 

サスケ「いや、そういう訳には……」

 

ゆんゆん「気にしないで下さい!!それに返すのはいつでもいいので!!」ズイッ

 

サスケ「そ、そうか……」タジッ

 

 

 

〜再び受付〜

 

 

 

受付嬢「準備出来たみたいですね」ニガワライ

 

サスケ「それで、どうすればいい?」

 

受付嬢「ではこちらのカードに触れて下さい。それで貴方のステータスなどが分かりますので、その条件で見合ったうちでなりたい職業を選んで下さいね。選んだ職業によって、経験を積む事により様々なスキルを習得できる様になりますので、職業を選ぶ時はくれぐれも慎重な判断をして下さい」

 

サスケ「あぁ」スッ

 

 これが身分証のような物として使う事になるのか……向こうでは額当てがそれに該当してたな

 

受付嬢「ウチハサスケさんですね。ステータスは……って!な、何ですかこの数値!!?幸運が平均より少し低いのと知力が結構高いの以外が全てとんでもなく高いじゃないですか!!しかも固有スキルが既に五つも!!特にこの魔力量は紅魔族の方と比べても今まで見たことがないくらいの異常な高さなんですが、サスケさん……貴方はどのような過去をお持ちなんですか……?」

 

サスケ「冒険者になるのに、過去の詳細が必要なのか?」

 

受付嬢「そ、それもそうですね……とにかく、このステータスならどの職業にもなれますよ!って、アレ?こんな職業あったかな……?」

 

サスケ「何かあったのか?」

 

受付嬢「それが、サスケさんの冒険者カードに今まで見たことがない職業が追加されてて……ニンジャって書かれているのですが……」

 

 忍者……恐らく、生前の生業が忍だったからだろう。それより、固有スキルが使えるかどうかだ

 

サスケ「オレの持つ固有スキルは、いわゆる魔法のような物なのだが、職業によっては使えない場合があるのか?」

 

受付嬢「えっと、剣士系の職業だと魔法は使えないですね。固有スキルが魔法系なら、アークウィザードなんてどうでしょうか?オススメですよ!」

 

サスケ「(忍者なら術を使う事は出来ると思うが、万が一という事もある……調べる事は出来るか聞いてみるか)オレの持つ固有スキルが使える職業を調べる事は出来るか?」

 

受付嬢「固有スキルが使える職業ですか……一応、スキルの説明をしてもらってもいいですか?」

 

 詳細が分からなければ意味ないか……

 

ーーーーー

 

ーーーー

 

ーーー

 

ーー

 

 

〜数分後〜

 

受付嬢「なるほど……こちらの眼のスキルも使うとなれば、冒険者以外は選べなさそうですね……ですが、本当によろしいですか?」

 

サスケ「それで頼む」

 

受付嬢「分かりました。ではこちらで登録させていただきます」

 

 何とか終わった……のか?

 

受付嬢「登録が完了致しました!冒険者になっていただきありがとうございますサスケ様。今後の活躍に期待させていただきますね!」

 

 どうやらこれで終わりの様だ。ゆんゆんには後で礼をしないとな

 

サスケ「(この世界の任務はどんな物があるか確認しておくか)何か依頼はないか?」

 

受付嬢「早速クエストを受注されるのですね?初心者にオススメのクエストはこちらのジャイアントトード5匹の討伐になりますね。期限は三日となります」

 

サスケ「(ジャイアントトード……デカい蛙の事か。あの時出てきた蛙かもな)ではそれで頼む」

 

受付嬢「かしこまりました!クエストが完了しましたら報酬をお渡し致しますので、こちらまで戻ってきて下さいね!」

 

サスケ「では行ってくる」クルッ スタスタ

 

ゆんゆん「あ、あの!く、クエストに行くんですか?」

 

サスケ「あぁ」

 

ゆんゆん「そ、その……も、もしよかったら、お手伝いしましょうか!?」

 

サスケ「必要ない」

 

ゆんゆん「」ガーン

 

サスケ「だが、討伐対象の確認がしたい。別の物を討伐しない為にな。ついてきてくれるか?」

 

ゆんゆん「は、はい!!」パァァァ

 

 ……誰かの役に立ちたいと思うのはいいが、人見知りな性格のせいで上手く喋れないと言ったところなんだろう。オレが戻るまでずっと柱の影に隠れていた様だ……

 

サスケ(すまない……だが、クエストとやらがどんな物かを確かめておくには単独でやるのが一番だからな)

 

 こうしてオレの冒険者としての人生は始まった。仲間が出来るまでは時間がかかりそうだが、ゆんゆんが仲間になるのなら……前の様に仲間を突き放す様な事はせず、お互いの意見を交換する様にしなければな

 

 

続く




今回は早めに出来上がったので投稿しました

次回の更新は予定通り月曜日になると思います
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