クエストを終え、宿を探している時、ある人物がサスケの前に姿を現す……
〜とある草原〜
サスケ「"火遁!業火球の術"!!」ボォォォォッ!!
ジャイアントトード×5「ゲコォォォォォッ!!」メラメラ
早速クエストを受注したオレは、ゆんゆんに討伐対象の確認をしながらクエストをこなしていた
……まさか本当に最初にあった蛙が討伐対象だとは思わなかったが
サスケ「これで終わりか」
ゆんゆん「す、凄い……上級魔法と同じくらいの威力が出てる……」
ドシンッドシンッドシンッドシンッドシンッ
ジャイアントトード×10「ゲコッ」
ゆんゆん「ま、また来ました!」
サスケ「問題ない」
シュバババッ
サスケ「"火遁!鳳仙火の術"!!」ボボボボボッ‼︎
ジャイアントトード×10「ゲコォォォォォッ!!」ドドドドドッ‼︎
ゆんゆん「こ、今度は連発!?」
サスケ「こんなもんか」
ゆんゆん(す、凄い……わ、私なんかいらないくらい強い人だったんだ……)
サスケ「ゆんゆん」クルッ
ゆんゆん(この人とパーティを組みたかったけど……私なんかがいても邪魔にしかならないだろうなぁ……)
サスケ「……ゆんゆん?」
ゆんゆん(また一人ぼっちになっちゃうなぁ……)ズーン
サスケ「おい」ポン
ゆんゆん「キャアアアアアアアアアッ!!」ビックゥゥゥッ
サスケ「」ビクッ
中々反応がないから肩を叩いたら悲鳴を上げられてしまった……何故だ
ゆんゆん「わ、私の事見えてるんですか!?私の声聞こえてるんですか!?」
一体どんな人生を歩んだらこんな育ち方をするのだろうか……人見知りというより対人恐怖症重症患者のそれと同じじゃないか?
サスケ「一緒に来たんだから当たり前だろう」
ゆんゆん「じ、じゃあ急な記憶喪失とかにもなってないですか!?私の事分かりますよね!?」
サスケ「記憶はあるし分かるから落ち着け!」
ゆんゆん「は、はい!」ピタッ
サスケ「とにかく、色々と教えてくれて助かった。だが、まだ分からない事も残ってる。これからもオレに教えてほしい」
ゆんゆん「」ポカーン
サスケ「……どうした?」
ゆんゆん「あ、分かりました。これは夢ですね?とても幸せな夢でしかもリアルな夢だから騙されちゃった♪」アハハ
サスケ「……」ウワァ
ゆんゆん「ほっぺをつねれば夢だって……痛いっ!?」
サスケ「夢でも何でもない。それで、答えは?」
ゆんゆん「わ、私なんかでいいんですか?」上目遣い
サスケ「オレはまだ他の奴らの事をよく知らない。それに……」
ゆんゆん「そ、それに……?」
サスケ「お前の事が心配だからな(色んな意味で)」
ゆんゆん「ふえええええええええ!!?///」
サスケ(今度は何だ……?)
ゆんゆん「わ、私が……心配……なんですか?///」上目遣い
サスケ「……孤独の辛さは、よく知ってるからな……」
ゆんゆん「あ……(この人も、独りぼっちだったのかな……)」
サスケ「だから、しばらくの間は手を貸して欲しい。ゆんゆんさえ良ければだが……」
ゆんゆん「ふ、不束者ですが!!こ、これからもよろしくお願いします!!」ペコリ
いきなりとんでもない事を言い出した……
サスケ「……使い方が違うぞ。まぁとにかく、これからもよろしく頼む」
……先行きが不安だ
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〜ギルド〜
クエストを終え、オレ達は道中のモンスターを討伐しながらギルドまで戻って来た
サスケ「討伐完了だ」
受付嬢「もう終わったんですか?では、カードを掲示して下さい」
サスケ「あぁ」スッ
受付嬢「ありがとうございます。確認が終わるまでお待ち下さいね」
何だかんだであの後20匹程討伐したから時間がかかるのかもしれないな
受付嬢「えっと……って!35匹も討伐したんですか!?クエスト内容は5匹だけだったのに……」
サスケ「後から出て来たからついでに討伐しただけだ」
受付嬢「そ、そうだったんですね……では、討伐した蛙の買取ですがギルド回収の1匹5,000エリスか納品の1匹1万エリスか、どちらにしますか?」
サスケ「ギルド回収で頼む」
受付嬢「かしこまりました。報酬を準備しますので、少々お待ち下さい」
納品で報酬が増えるのか……人材派遣の必要がなくなるからなのか?どうでもいい事だが
受付嬢「お待たせしました、サスケさん。報酬の10万エリスと買取分の17万5,000エリスです。お確かめ下さい」
サスケ「……問題ないな。食事をしてから帰る」
受付嬢「お疲れ様です、サスケさん。では、あちらの空いてる席をご利用下さい」
サスケ「分かった」クルッ スタスタ
報酬を受け取ったオレは、ゆんゆんに声をかけて席に着いた
サスケ「ゆんゆん、借りていた金を返す。それと、ここで食事を取ろう。今日の礼だ、ここはオレが出す」
ゆんゆん「い、いいんですか?」
サスケ「構わない。好きな物を頼むといい」
ゆんゆん「で、では……」
ゆんゆんは蛙の唐揚げ定食を、オレはトマトサラダとおかかお握りをそれぞれ注文して食事を取った。野菜が暴れた時は天照を使いそうになったが、写輪眼で対処した
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〜とある路地裏〜
サスケ「迂闊だったな……」
あの後、ゆんゆんと別れてから宿を取ろうとしたのだが、あいにく全てうまっていた。旅を続けていた影響もあって、野宿には慣れているが肝心のテントがない……どうしたものか……
サスケ「……」チラッ
……頃合いか
サスケ「いい加減出て来たらどうだ?」
「あははは、見つかっちゃったかぁ〜。潜伏スキル使ってたんだけどなぁ」スタスタ
サスケ「……オレの事をずっと尾けていたな……お前、何者だ」ギロッ
「そんなに睨まないでよ。あたしはクリス。エリス教徒だよ」
サスケ「……それが"お前"の名前か?」
クリス「そうだよ、以後お見知り置きを……ってね!」クスッ
サスケ「……もう一度聞く。"お前"は何者だ」シュイン‼︎
クリス「いや、だからクリスだって……」
サスケ「お前からはこの世界の奴らとは別の気配を感じる。微弱だが、女神アクアと同じ気配だ」
クリス「っ!?」ギクッ
サスケ「オレの正体も分かってるんだろう?それに、どんなに欺こうとしても、写輪眼の前では無意味だ」
クリス「……」
サスケ「言いたくなければそれでもいい。記憶を覗かせてもらうだけだ」
クリス「ちょ!?それは困るよ!!わ、分かった!!言う!!言うから!!」アタフタ
サスケ「(凄い慌て様だな……)ならさっさと話せ」
クリス「ふぅ……じゃあ改めて……」パァァァ
そう言うと、クリスと名乗った少女の姿が変わった
※クリスとして喋っている時は"クリス"、エリスとして喋っている時は"エリス"と表記します
エリス「初めまして、うちはサスケさん。私の名前はエリスです」
サスケ「エリス……それがお前の名前か。やはりお前も女神なのか?」
エリス「よ、呼び捨て……ま、まぁいいですけど。貴方の推測通り、私は女神です。この世界の管理を任されています」
サスケ「そんな奴が、オレに何の用だ?」
エリス「サスケさん、貴方自身も分かっているのではないですか?私が貴方を"監視"していた理由が」
サスケ「(……やはりか)チッ……」
エリス「本来ならば貴方は転生する事が出来なかった身分です。ですが、生前の罪はその後の功績や贖罪の旅によって償われ、地獄に落とされる事は無くなりました。更にこの世界が魔王軍に支配される可能性が高まって来てるので、貴方の様な力を持つ者を転生させる事に至りました」
つまり、力を持った犯罪者であるオレが、この世界でも罪を犯す可能性を否定出来ないから監視してた訳か
エリス「勿論世界各地で亡くなった方の転生も続いてますが、生前に苦い思いをした方もいたのでしょう。転生後、この世界で力を振りかざす者も少なくありませんでした。なので、貴方の事はしばらくの間、クリスとして監視させていただきます」
サスケ「好きにしろ。ただ、一つだけ言わせてもらう」
エリス「……何でしょう」
サスケ「オレはこの世界がどうなろうと知った事じゃない。オレはオレの周りの奴らを守れれば、それでいい。何かをオレに期待しない事だ」
エリス「(……素直じゃないですね)分かりました。それでは……コホン」パァァァ
クリス「これからよろしくね、サスケくん♪」ニコッ
サスケ「チッ……」
それはそれとして、何処で休むか……
クリス「ちょ、無視ってひどくない!?」ガーン
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〜ギルドの裏〜
最終的に野宿する事にした。実際は馬小屋が空いていたのだが、馬小屋で寝るくらいなら野宿した方が何倍もマシだと判断し、雑貨屋でテントと寝袋を買った。ギルドの人には許可を取ったから問題ないはずだ
サスケ「いつぶりだろうな……こうしてテントを使って寝るのは」
クリス「あのさぁ、テントで寝るのはいいけど防犯の観点から見て不味くないかなぁ?」
サスケ「というかいつまでいるんだ」
クリス「あたしが納得するまで。監視っていうのはそういう物でしょ?」
サスケ「……」シュイン‼︎
クリス「その眼やめてくれない!?怖いんだけど!!」
サスケ「ならさっさと帰れ」
いつまでもいられたら気が散るんだが、この女は聞く耳を持たない
クリス「だから、納得がいくまで帰らないからね!!決定事項だから!!」プンスカ
サスケ「(ウザい)チッ」
クリス「また舌打ちした!!いい加減怒るよ!?」
既に怒ってるだろうが……
サスケ「……」ポイッ
クリス「!」キャッチ
サスケ「それ使って寝ろ」
クリス「寝袋?ど、どうして?」
サスケ「そんな格好で寝て風邪でも引かれたら迷惑だ。オレはこのままでいい」
クリス「あ、ありがと……」
サスケ「フン」バサッ←テントに入る
エリス(意外と、優しいんですね)クスッ
こうして、夜は更けていったーーー
続く
今回はここまでです
次回は、あの男登場!?