そして、この世界に新たな転生者が現れる……
〜一週間後〜
そんなこんなで一週間が経ったある日、オレは一人である場所へと訪れていた
サスケ「ここか」
ゆんゆんが贔屓にしている(らしい)魔道具店だ。何故こんなところに来たかと言うと、ゆんゆんからある話を聞いたからだ
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〜数日前〜
ゆんゆん「サスケさん、ちょっといいですか?」
サスケ「どうした?」
ゆんゆん「サスケさんって、武器とか持ってないですよね?サスケさんのスキルでほとんどのモンスターと戦えるのはよく分かってるんですが、たまに右手を腰の辺りに持っていってるのを見て思ったんです。昔は何か武器を持っていたんじゃないかって……あ!さ、差し出がましかったらすみません!!でも、何か事情があって持ってこられなかったとか、そういう感じなのかなって……ちょっと気になって……」
驚いた……ゆんゆんはよく人を見ているな。長年草薙の剣を使って戦っていたクセが抜け切っていない事を見抜いていたとはな
サスケ「そうだな……簡潔に言うと、剣を持っていた。ここに来る前に手放したんだが、どうにもクセが抜けなくてな……つい剣を抜こうとして手が伸びてしまうんだ」
ゆんゆん「そうだったんですね……」
サスケ「この街に鍛冶屋があると知った時は安心した。同じ物を作れる訳じゃないが、似た物を作れる可能性があるからな」
ゆんゆん「そうですね……あの、必要ないかもしれませんが、気が向いたらでいいので魔道具店にも行ってみて下さい。面白い物とかあるかもしれませんので。あと、そこの店主さんがとてもいい人なんです!」
サスケ「(いい人?)そうだな……その内行ってみるとしよう。その店の名前は?」
ゆんゆん「お店の名前はーーー」
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〜現在〜
サスケ「"ウィズ魔道具店"……だったな」
ここで間違いないな。ゆんゆんは今、クリスに連れられて何処かに行っている
サスケ「とりあえず入るか」ガチャッ
「いらっしゃいませ!」
サスケ「すまない、店主はいるか?」
「あ、店主は私です。ウィズと申します」ペコリ
どうやら目の前の女性が店主らしい。自分の名前を店名にしてるのか……そういえば、水の国にはナルト大橋なんて物があったな
サスケ「オレはうちはサスケという。少し聞いてもいいか?」
ウィズ「はい、何でしょうか?」
サスケ「ゆんゆんが贔屓にしてると聞いて来たんだが、どんな物が売られているのか教えてくれないか?」
ウィズ「それでしたら、店の中の商品の説明をしますね」
それからオレは商品について説明を受けたが、役に立つかどうか分からない物ばかりだった。衝撃を与えると爆発するポーション、これはまだ使えそうだ。蓋を開けると爆発するポーション、これはどう使えというのか。窃盗スキル"スティール"が使える様になるが盗賊限定で燃費が悪くなるブレスレット、意味がない。上級魔法が使える様になるが一度使うと魔力が無くなるブレスレット、一度きりの魔法なんて使いたく無いだろう……はっきり言ってガラクタしかなかった。しかも高値である
サスケ「……誰が買うんだこんなガラクタ」
ウィズ「ひ、ひどい!?」ガーン
ひどいのはアンタの商売センスだ。何を思ってこんな物ばかり集めたんだ……
サスケ「まぁいい。ダメ元で聞くが、ここでは剣の取り扱いをしてるか?」
ウィズ「ガラクタ……あ、すみません!えっと、剣ですよね?すみません、ウチでは武器の取り扱いはしてないんです」
爆発するポーションは武器じゃ無いというのか……?この店主、恐ろしい思考回路だな
ウィズ「もしよかったら、近くに武器屋があるので案内しますけど……」
サスケ「いや、案内はゆんゆんにしてもらったから必要ない。ところで、さっきから気になっていたんだが……」
ウィズ「何かありましたか?」
サスケ「アンタ……人間じゃないな」シュイン‼︎
ウィズ「え!?な、何で急に!?」ギクッ
サスケ「アンタからはアンデッドと同じ気配がする。そんな奴が何故この街で店を構えてるのか……答えろ」
ウィズ「そ、そんな事急に言われても……というかその眼、魔眼の類の物ですか!?」アタフタ
サスケ「厳密には違うが、似た様な物と思ってくれて構わない。そんな事より、ゆんゆんが贔屓にしてる店の店主が、アンデッドの可能性があると知って黙っている訳にはいかない」
ウィズ「あ……なるほど、そういう事だったんですね」ホッ
サスケ「?」
ウィズ「サスケさんは、ゆんゆんさんの事が大切なんですね」ニコッ
サスケ「……何か勘違いしてそうだから言っておくが、オレにとってゆんゆんは大事な仲間であり、友だ。変な勘ぐりはやめろ」
ウィズ「そ、そうですか……」
サスケ「……話が逸れたな。さぁ、答えてもらうぞ。アンデッドの気配が出てるアンタが、何故この街で店を構えているのか」
ウィズ「そうですね……話すと長くなるので、簡潔でもよろしければ」
サスケ「長くなるなら、すぐに終わらせる方法がある」
ウィズ「え?」
サスケ「記憶を覗かせてもらう」
ウィズ「えぇ!?」
サスケ「"写輪眼"!!」シュイン‼︎
ウィズ「あっ……」ビクンッ
記憶を覗いたオレが最初に見たのは、ウィズと窮地に追いやられている冒険者達の姿(恐らくウィズの仲間だろう)、そして高笑いしてる燕尾服の男だ。
この時、ウィズは仲間を救う為に人である事を捨て、リッチーになる事を選んだ様だ。
その後も色々とあった様だが、ウィズは危険ではない事が分かった
サスケ(仲間を救う為に力を求め、人である事を捨てられる奴が、人に危害を加えるはずがない……かつてのナルトと同じだな)
ウィズ「み、見たんですか……?」
サスケ「悪いが見させてもらった……アンタは凄いな」
ウィズ「……」
サスケ「仲間の為に人をやめる事が出来る奴を、一人だけ知っている」
ウィズ「……貴方も、似た様な経験があるんですか?」
サスケ「オレが闇に堕ちるのを最後まで諦めずに救い出してくれた友がいる。化け物だ何だと蔑まれながらも、英雄になった男だ」
ウィズ「そんな事が……」
サスケ「オレはアンタを信じる。さっきは失礼した」
ウィズ「ありがとうございます。では、この話はおしまいという事で、話を戻しましょう!サスケさんは、剣が欲しいんでしたよね?」
サスケ「あぁ」
ウィズ「武器屋で探して、これといった物がない場合は、素材を用意すれば鍛冶屋で作ってくれますよ。マナタイトを素材にすれば魔法剣が作れますし、モンスターの中には武器の素材に使える物がある個体もいますよ」
サスケ「そうか……その辺の事情は詳しいのか?」
ウィズ「既に分かってると思いますが、冒険者の資格は今でもありますが、しばらく冒険者稼業をしてなかったので分からない事もあると思います」
サスケ「古くからいる奴でも構わない。出来れば雷を纏ってる奴がいい」
ウィズ「それでしたら、とある山奥のドラゴンが雷を纏っていたはずです。そのドラゴンの角なんていいんじゃないですか?」
サスケ「場所は分かるか?」
ウィズ「場所は確か……」
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〜とある山奥〜
オレはウィズに教えられた山まで来ていた。刀を作る為の素材を得る為に
サスケ「この辺りにいるらしいが……」
しかし、それらしいドラゴンはまだ出てきていない。ウィズが嘘をついている様子はなかったから、更に奥なのかもしれないな……進んでみるか
サスケ「……ここは?」
更に奥まで進むと、薄暗いがひらけた場所まで出てきた。目を凝らせば、何かが寝息を立てているのが見えた。恐らくあれが例のドラゴンなのだろう
「……何者だ」
サスケ「!?」ビクッ
いきなり声をかけられた!?一体どこから……!
「どこを見ておる?わしはここだ」ノソッ
サスケ「……まさか、ドラゴンか!?」
「一括りにするでない。わしには"雷竜ボルテックス"という名がある」
サスケ「雷竜ボルテックス……随分と大層な名前だな」
ボルテックス「フン、生意気な人間だな……して、こんなところまで来て何用か」
サスケ「お前の角をもらいに来た」
ボルテックス「わしの角だと?人間、まさかとは思うが……このわしと戦うつもりではあるまいな?」ビリッ
サスケ「お前が素直に角を渡すなら、手荒な真似はしない」
ボルテックス「人間風情が……随分と舐めた事を言ってくれる」
サスケ「素直に渡さないなら、お前を倒すまでだ」
ボルテックス「笑止!!!人間如きが、このわしに敵うと思うてか!!!!!」
グオオオオオオオオオ!!!!!
サスケ「っ!!」ビリビリ
なんて威圧だ……尾獣と同等かそれ以上だ!
ボルテックス「今まで数多の人間共がわしに挑んで来た。その度に悉く蹴散らしてきたが……未だにわしを討とうなどと夢を見る愚か者がおったとは……思い知らせてくれるぞ!!!」バチバチ
サスケ「させるか!」ダッ
先手必勝!
サスケ「"火遁!業火球の術"!!」ボォォォッ‼︎
ボルテックス「ぬっ!?」
ドカァァァンッ!!
即座に業火球を放ったが、恐らく効果はないだろう……
ボルテックス「ほう……人間の魔法にしては中々の威力ではないか」
サスケ(やはり効果はないか……かといって、千鳥を使っても奴には効かないだろう。打ち消されて返り討ちにあうのがオチだ……どうする?)
ボルテックス「考えるだけ無駄だ。大人しく消し炭になれ!!!」バチバチ
サスケ「チッ!!」シュイン‼︎
ズバババババァァァン!!
周囲に落雷を発生させ、容易に近づけなくなってしまった……おまけにこっちに放電までしてきている
サスケ(一か八か……やるしかないか)パシッ シュッ
ボルテックス「石粒など投げてどうしたのだ?」
サスケ「(せいぜい油断しておけ……!)"天手力"!!」シュンッ
ボルテックス「何っ!?」
サスケ「遅い!!」チチチチチチ‼︎
ボルテックス「貴様!!」
サスケ「"千鳥"!!」チチチチチチ‼︎ ダッ
バチバチバチバチバチッ!!
ボルテックス「ぬっ!?中々やりおる……!」バチバチ
サスケ「……そういう割には全然ダメージが無さそうだが」
ボルテックス「確かにダメージなどない。だが、少しだけ痺れたぞ。このわしに雷の魔法を使ってくるとはな……中々面白い人間だ」
サスケ「チッ」
ボルテックス「褒美だ。少し本気を出すとしよう……"
そう言った奴の周りに、雷で出来た玉がいくつも浮いていた
サスケ「これは……」
ボルテックス「迂闊に近付かん方がいいぞ。近付けば爆発するからな」
サスケ「チッ!!」ダッ
ボルテックス「逃がさん!!」バチバチ
ズドォォォォォンッ!!
サスケ「ぐああああっ!!!」ドドドド‼︎
下がったところに落雷を落としやがった……!落雷自体は当たらなかったが、衝撃で飛んできた飛来物があちこちに当たってダメージが……!
ボルテックス「フン、少し本気を出した程度でこの体たらくか……如何に己の考えが愚かだったか、身に染みて分かっただろう?」バチバチ
サスケ「くっ……」膝をつく
ボルテックス「まだやるか?人間よ」バチバチ
サスケ「まだだ……この程度でオレはやられん……」グググ
ボルテックス「既に立ってるのがやっとの状態でよく言った!だが、それもこれまでだ!!!」バチバチ
サスケ「何を勘違いしてる?オレはまだ実力の半分の半分も見せてない……オレも少し本気を出させてもらうぞ」ギィン‼︎
ボルテックス「(目が変わったな……魔眼の類か?)ほう……面白い。ならば、貴様の実力とやらを見せてもらおうか!!!」バチバチ
サスケ「(素材の為に手加減していたが、それでやられたら意味がない……あまり使いたくなかったが)焼き尽くす……"天照"!!」ツー ギロッ
ボゥッ!!メラメラメラメラ!!
ボルテックス「グオオオオオオオオオ!!!!!」メラメラ
サスケ「いい感じに雲がかかってきたな……」チラッ
ボルテックス「何なのだ、この黒炎は!?消せぬだと!!?」メラメラ
サスケ「オレは天候をも味方に付ける……雷竜を謳っているのなら、こいつにも耐えて見せろ」スッ バチッ
グオオオオオオオオオ!!!!!バチバチバチバチバチッ!!!!!
ボルテックス「な、何だこれは!!?」
サスケ「術の名は"麒麟"」
ボルテックス「ま、まさか!!」
サスケ「雷鳴と共にーーー」
ボルテックス「よ、よせぇぇぇぇぇっ!!!!!」
サスケ「 散 れ ! ! ! 」
グオオオオオオオオオ!!!!!ズドォォォォォンッ!!!!!
ボルテックス「がああああああああああ!!!!!」
サスケ「はぁ…はぁ…」ハァハァ
くっ……思ったよりチャクラ……もとい魔力を使ったな……少し怠惰感があるな
ボルテックス「くっ……人間、如きがぁぁ……」ボロボロ
サスケ「まだ生きてるとは……しぶといな」ハァハァ
ボルテックス「今のは……効いたぞ……やはり、面白い人間だ……幾千の時を生きたが……貴様の様な者は、おらなんだ……人間よ、名を聞いておこう」
サスケ「うちは……サスケだ」ハァハァ ギィン‼︎
ボルテックス「フッ……良い、名だ……うちはサスケよ……角を欲した訳は何だ……?」
サスケ「……剣を作る為だ」
ボルテックス「そうか……ならば、わしの鱗も持っていけ……強度が大いに上がるだろう……」
サスケ「いいのか?」
ボルテックス「構わん……大いに楽しませてもらった礼だ……わしはまた眠らせてもらおう……」
そう言うと、ボルテックスは動かなくなった……どうやら相当無理をしてたみたいだ
サスケ(……まるで兄さんみたいな奴だ)
こうして、雷竜ボルテックスとの戦いは終わった……
採取した角と鱗には、ボルテックスの禍々しくも神秘的な轟を感じた
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〜一方、アクセルの街〜
「スッゲェ……本当に異世界に来たんだ!」
ゆんゆん「あの人、変わった格好をしてるけど……誰なんでしょう?」ヒソヒソ
クリス「(……もしかしなくても、転生者だよね……)あまりジロジロ見たらダメだよ、ゆんゆん」ヒソヒソ
サスケのいない間に、新たな転生者がやって来たみたいだ……
「よし、早いとこ冒険者になって、新しい人生をスタートさせるぞ!大丈夫だ佐藤和真、お前ならやれる!!」
彼は街の人にギルドの場所を聞き、意気揚々と駆け出して行った
しかし、彼はまだ知らない。この先に待ち受ける様々な困難を
彼はまだ知らない。この先に待つ出会いによる、運命の分かれ道を
彼はまだ知らない。冒険者登録に、金が必要だという事を
彼はまだ、知る由もなかったのだったーーー
〜数時間後、とある鍛冶屋〜
山から戻ってきたオレは、草薙の剣の形状を描いた用紙と素材の角と鱗を持って鍛冶屋に来ていた
サスケ「これで剣を打って欲しい。形などはこの紙に描いてある」
鍛冶屋の親父「いらっしゃい!じゃあ先ずはその紙を見せてくれ!」
サスケ「あぁ」スッ
鍛冶屋の親父「うーんと……変わった形をしてるな。まぁ何とかなるだろ!次は素材を出してくれ!」
サスケ「これだ」ドンッ
鍛冶屋の親父「こ、これは!?ドラゴンの角に鱗じゃねえか!!こんなもん何処で……」
サスケ「倒してきた」
鍛冶屋の親父「す、スゲェじゃねえか!!って事は、ドラゴンの剣を打つって事だろ!?これは気合が入るってもんだ!!よし、任せてくれ!!」
サスケ「どのくらいで出来る?」
鍛冶屋の親父「そうだな……先ず土台の剣を打って、形を作ってから本打ちに入るから、遅くても明後日には仕上がってるだろ!」
サスケ「そうか……代金はいくら必要だ?」
鍛冶屋の親父「いつもなら普通の剣で30万、形にこだわるなら50万、素材の質で100万から上限なしって感じなんだが、ドラゴンの素材を持ってきたのはアンタが初めてだからな!今回は特別サービスでタダで打ってやるよ!」
サスケ「いいのか?」
鍛冶屋の親父「ドラゴンの剣を打てるんだ、このくらいさせてくれ!それに、この形の剣は需要がありそうだしな!何せカッコいいからな!ニカッ
サスケ「そうか……では、明後日取りに来る」クルッ スタスタ
〜ギルド〜
ギルドまで戻ってきたオレは、ある男を見つけた
サスケ(何でコイツは沈んでんだ?)
緑のジャージ……明らかにこの世界の住人じゃないな。オレと同じ転生者か
サスケ「(クリスとゆんゆんはまだいない……周りの奴らも声をかけようとしない……仕方ない)どうしたんだ?」
「はい……?」ノソッ
サスケ「何かあったのか?」
「(何か凄いイケメンに声をかけられた……)いや、別に……」
サスケ「その割には随分と落ち込んでるが……出来れば聞かせて欲しい」
「(ほっといてくれよ……これだからイケメンは嫌いなんだ)なんでもないって……」
サスケ「言いたくないか……なら記憶を覗かせてもらうぞ」
「は?」
サスケ「"写輪眼"!!」シュイン‼︎
「なっ!?」ビクンッ
……どうやら金がなくて冒険者登録が出来なかったらしい……それにしても……
サスケ(女神アクア……ストレス発散で死んだ人間を煽ったのか)
頭痛がしてきたぞ……
「っ!!」
サスケ「災難だったな」
「今災難にあったわ!!アンタいきなり何すんだよ!?」
サスケ「オレも同じだ。"アイツ"に飛ばされてきたんだ」
「え?って事は……」
サスケ「そしてその後も似た様な物だ。オレは借りたけどな」
「そ、そうか……(きっとイケメンだから貸してくれる女の子がいたんだろうな)」
サスケ「お前さえ良ければ、オレが貸そうか?」
「え……い、いいのか?」
サスケ「その代わり、一週間以内には返してもらうぞ。既にお前に何が出来るのかは分かってるからな」
「わ、分かった!すぐに返すよ!」
サスケ「とは言っても、無理をする必要はない。期限内に1,000エリスだから、バイトすれば普通に返せる」
「そ、そうなのか……あ、そうだ!名前教えてくれないか?」
サスケ「あぁ、オレはうちはサスケだ。サスケでいい」
「分かったよ。オレの名前は佐藤和真!カズマって呼んでくれ!」スッ
サスケ「分かった」スッ ガシッ
これが、オレとカズマの出会いだった
〜とある草原〜
冒険者登録を済ませたカズマは、クエストを受注していた。内容は、初心者向けのジャイアントトード5匹の討伐だ
サスケ(さて、お手並み拝見といくか)
カズマ「サスケはやらないのか?」
サスケ「これはお前が受けたクエストだ。オレは見させてもらうだけだ」
カズマ「そっか。とりあえずやってみる」
サスケ(危なくなったらフォローはするか)
初心者向けのクエストだから大事に至る事はないと思うが、万が一という事もある。あの時の様に……
カズマ「"ライトニング"!!」バチチ バシュンッ‼︎
ジャイアントトード「ゲコォォォォォッ!!」ドシュッ‼︎
カズマ「"カースド・ライトニング"!!」バチバチ バシュンッ‼︎
ジャイアントトード「ゲコォォォォォッ!!」ズドシュッ‼︎
カズマ「"クリスタルプリズン"!!」ビヒュゥゥゥッ‼︎
ジャイアントトード×3「」ピキーン
カズマ「"インフェルノ"!!」ボォォォッ‼︎
ドカァァァン!!
カズマ「ふぅ、一丁上がり!!」
なるほど……これが魔法という奴か。ゆんゆんと一緒にクエストに出ても基本は一人で討伐するから、魔法はほとんど見たことがなかったからな。かなり新鮮な気分だ
サスケ「問題なかったな」
カズマ「これがオレの実力ってやつだ」フフン
サスケ「油断は死を招くぞ、周りに気を配っておけ」
カズマ「やっぱり慣れてるな……ここに来て長いのか?」
サスケ「一週間ほど前に転生してきた。クエストはそれなりにこなしたが」
カズマ「そうだったのか……なぁ、生前って何をしてたんだ?」
サスケ「……忍をしていた」
カズマ「忍?もしかして、忍者って奴か?」
サスケ「そうだ」
カズマ(忍者って本当にいたんだ……)
……何か勘違いされてる様な気がするが、気にしないでおくか
サスケ「とにかく、帰るとするか」スタスタ
カズマ「お、おう」スタスタ
ーーーーー
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ーーー
ーー
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〜ギルド〜
その後、報告を終えたカズマから金を返してもらい、カズマと別れたオレは席で休んでいた。そこに、バツの悪そうな表情をしたゆんゆんがやってきた
ゆんゆん「あの、さ、サスケさん。ちょっといいですか?」
サスケ「どうした?」
ゆんゆん「えっと……わ、私、しばらく王都の方で活動しようと思ってるんですけど……サスケさんは、どうしますか?」
サスケ「……オレはここに残る。ゆんゆんが帰ってくる場所としてな」
ゆんゆん「……!」パァァァ
サスケ「気をつけて行ってこい」フッ
ゆんゆん「は、はい!行ってきます!」クルッ タッタッタッ
ゆんゆんは嬉しそうに去って行った。いつ戻ってくるかは分からないが、いつ戻ってきてもいい様に待っていよう。そう、サクラが、ずっとオレを待っていた時の様に……
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〜夜 ギルドの裏〜
クリス「ヤッホー。調子はどうだい?」
サスケ「……」ハァ
クリス「一々聞くなって?まぁ、コミュニケーションは大事でしょ?おしゃべりしようよ♪」
サスケ「オレにその気はない」
クリス「そんなんじゃ息が詰まっちゃうぞ〜?人生楽しくいこうよ!」
サスケ「用はなんだ?」
クリス「ほんっと連れないなぁ……ま、それが君らしいっちゃ君らしいんだけど」
サスケ「さっさと言え」ギロッ
エリス「……ここ一週間、貴方を監視し続けてましたが、思った事がいくつかあります。一つは、罪を犯す事はないという事」
サスケ「当たり前だ……」ハァ
エリス「それと、新たに転生してきた佐藤和真さんと上手く付き合っていこうとしてる事」
サスケ「……悪い奴ではなさそうだからな」
エリス「それと、ゆんゆんさんの事をとても思いやってるという事」
サスケ「アイツの場合は特殊すぎる気はするがな」
エリス「ですが、納得いかない点が一つあります。何故、あのリッチーを見逃したんですか?」ギロッ
サスケ「ウィズは心までリッチーになった訳じゃない。オレの事を監視していたなら、それが分かるはずだが……?」
エリス「心がどうとかは関係ありません。アンデッドや悪魔は、存在自体が罪なのです!私の世界に存在してはならない害虫なんですよ!!」プンスカ
突然キレ始めたぞ……
エリス「あのリッチーは確かに仲間を救う為に人間である事をやめました。そこは仕方ないと言えましょう……だがしかしです!!リッチーとなって、そのまま生き続ける理由が何処にあるというのですか!!?」ギャースギャース
生きる権利すら奪おうとしてる……なんて恐ろしい奴なんだ
エリス「アンデッドの王だかなんだか知りませんけどね……一人で夜道を歩いてるのを見つけたら、即座に私が引導を渡してやります……!!」フンスッ
サスケ「落ち着け」
エリス「はっ!?も、申し訳ありません!!取り乱してしまいました!!」ペコペコ
一体過去に何があったのだろうか……
エリス「と、とにかく……貴方が罪を犯す事はないと納得したので、貴方の監視はこれで終わりです。それに、他にやらなくてはならない事をあるので」
サスケ「やらなくてはならない事?」
エリス「それは……内緒です♪」ウインク
サスケ「そうか」
エリス「本当に連れませんね……とりあえず、私は一度帰ります。サスケさん、貴方に祝福があらん事を」パァァァ
サスケ「……」
ようやくうるさいのがいなくなったか……思えばずっと近くにいたな
サスケ(いなくなったらいなくなったで寂しく感じるのも、なんだか変な感じだな)
またその内来る気はするが、気にしないでおくか
そんなこんなで、この奇妙な生活が終わった
続く
簡単に設定を書いておきます
うちはサスケ
年齢:16歳
格好:BORUTO時代の服装
性格:基本的には原作通りだが少し丸くなっている
佐藤和真
年齢:原作通り
格好:原作通り
性格:基本的には原作通りだが冷静である
ゆんゆん
原作通りだが少しだけ前向きになってる
クリス(エリス)
原作通り
アクア
原作通りだがサスケとカズマの脅しにより少し大人しくなった
こんな感じです
次回はいよいよ一発芸人とど変態の登場!?