ベディ卿に士剣好きが憑依したようです。   作:割れコップ

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そのに

 どうも。自分の子供たちに我が王尊い語りフルコースして(騎士道のなんたるかを説いて)いたら、『コイツ頭おかしいんじゃねぇのか』みたいな目で見られたベディヴィエール(偽)です。

 

 おいおい、この程度で頭おかしい扱いは心外だわ。

 

 こちとら誰が呼んだか円卓の良心よ? 常識人枠筆頭よ? 

 

 俺程度で頭おかしかったら他の円卓どうなるんだって話よ。

 

 そう言ってやると、この国ヤベェみたいな死んだ目をされた。

 

 我が国の未来を担う若者がこんな暗い目をするとは。

 

 くっ、我が王あんなにがんばっているのにやはりブリテンの滅びは必定だというのか!? 

 

 

 

ベディ卿に士剣好きが憑依したようです。そのに

 

 

 

 

 そんな滅びに抗うため、もしくは滅びを少しでも緩やかなものにするため、今日も今日とて攻め寄せてくるBANZOKUと戦う。

 

 しかし我が王強いわ。気兼ねなくカリバー出来る戦況さえ整えばビーム乱舞による無双状態。

 

 竜の炉心凄いですね。

 

 流石Arts全盛の環境下でそんなの知ったこっちゃねぇとばかりに真のバスターゴリラとして覚醒したお方は格が違った。

 

 俺カレスコ凸ってたけど、我が王には意地でもリミゼロ(隙あらば士剣)って決めてたからあの強化はかなり報われたんだよなぁ。

 

 

「君、またおかしなことを考えてないかい?」

 

 

「いえ、そのようなことは……」

 

 

 戦陣から王城へ帰還すると、花の魔術師殿が声をかけてくる。

 

 またってなんだよ。まるでいつも俺がおかしなことを考えているような口振りではないか。

 

 

「いやいや、自覚しようよ。この前も『魔術師殿のお力で未来の英霊とか召還出来ませんかね? 具体的には赤い外套の弓使い』とかなんとも不思議な提案をしてきたばかりじゃないか」

 

 

 あなたに無理って断られましたけどね。

 

 くそー、ある意味(エミヤ)以上に我が王と縁のある英霊はいないんだからいけると思ってたんだけどな。

 

 エミヤさん呼び出せれば劇的な科学反応起こってブリテンの未来に超ご都合的な光が射し込むと考えていたのにさ。

 

 

「さて英霊召還なんて本来知り得ない筈の知識を持つ君は一体なんなのだろう? 何かが混ざっているのは間違いないのに正体が見透せない。かといって君が王にとって脅威とも思えない」

 

 

 え、すみません。聞いてなかった。

 

 しかし、そうなんだよな。マーリンの顔見て思い出したけど、エミヤさんにどうにかして貰おうプラン無理だったのはかなり痛い。

 

 そうなると次のプランは。

 

 

「まずモードレッドをどうにかする、とか」

 

 

「ん?」

 

 

 モードレッドへの我が王ファンクラブとしての布教はかなり進んでいる。

 

 ヤツもいまや立派に原作以上のアル中(アルトリア中毒)ではあるが油断は出来ない。

 

 あの娘は確実にアル中を拗らせ暴発する。

 

 そもそも我が王は絶対モードレッド認知しないからその時点でお察しというかなんというか。

 

 そこら辺もうちょいどうにかならないものかね。

 

 父上としては無理でもママ上としてバブみ見せつけてあげるとかしたら、モーさん(コハエース時空並)待ったなしは間違いないんだが。

 

 母はモルガン? 知んね。

 

 そうだよ、叛逆したのだって突き詰めれば愛故にだしもう少しお互い歩み寄れればさぁ。

 

 ……ん、愛? 愛かぁ。

 

 我が王への執着を少しでも他に反らせればマシになる……のか? 

 

 となると。

 

 

「モードレッドを口説くとかどうだろうか」

 

 

「んん?」

 

 

 でも女扱いNGなんだよな。ってかそれだけじゃなく扱い難しすぎるんだよ。

 

 モードレッドとの会話とか、我が王マジかっけぇで盛り上がったことしか記憶にないわ。

 

 助けて獅子劫さん。

 

 

「どうですかねマーリン。こんな体たらくでもモードレッド卿と仲良くなろう作戦いけますかね?」

 

 

「作戦以前に君の頭が既に逝ってると思うけど……。というより君は妻子持ちだろう?」

 

 

 ですよね。

 

 これでも騎士王の円卓に座する身だ。

 

 騎士道にそぐわぬ行いをするわけにもいかない。

 

 かくなる上は……。

 

 

 

「ただいま帰りました」

 

 

「父上。無事のお戻り何よりです」

 

 

「ああ、ありがとう。ところでアムレン(息子よ)、お前とモードレッド卿との縁談を進めようと思うのだが……」

 

 

「は? いえ、その、モードレッド卿は男性ですよね」

 

 

「あー、そうだよね。そうなってるんだよね。じゃあエネヴァウク()とモードレッド卿との縁談を進めようと思うのだが……」

 

 

(日に日におかしくなっていくこの人が宮廷執事とか、王の心労は如何程のものだろうか)

 

 

 

 

 

 後日、アッくんにキャメロットを混乱させんなよ的なお説教を喰らった。解せぬ。

 

 

 




読んでいただきありがとうございました。
僕の初サーヴァントはもちろんFGOアイコンのセイバーさんでした。
嘘です。メッフィーでした。
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