徐倫の奇妙な学校生活   作:アッシュクフォルダー

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第六部 第十二話 徐倫と白夜

希望ヶ峰学園は、三学期の真っ最中だった。

 

徐倫と白夜が、異常に暇そうにしていた。

 

白夜が突然、口を開いた。

 

「この学園に入学して、早一年が経とうとしているが、

未だに慣れていないとはな…とんだ、鈍感な奴だな、徐倫」

 

「は?アンタは一言多いのよ!

入学してから、変わっていないわね…

まぁ、超高校級の幸運として、いきなり、刑務所から、

仮釈放されて?それに、希望ヶ峰学園に入学しろと…

しかも、留年、話がぶっ飛んでいるわ…我ながら」

 

「徐倫、運はいい方か?」

 

「いきなり、何言いだすの?

不運ですとも?運が無い方だわ、アタシは」

 

父親である、空条承太郎は、海洋学者として、

世界中を転々としている為、

家には、まず、基本的に帰ってこない。

 

そうでなくても、徐倫の周りは、

チンピラや不良、さらには、暴走族の連中とも、

関りがあった時期があり、

大和田紋土とは、鑑別所で知り合った仲である。

 

運の無い、幸が薄い、徐倫にとって、

希望ヶ峰学園から、入学許可が、刑務所内に届いたことは、

何が何だか分からない位、混乱していた。

 

「まぁ、俺の目から見ても、徐倫が、

運がいい人とは、思えん、大和田みたいに、

ポンコツな不良としか、思えん」

 

「ハァ!?!?不良であることは、認めるけど…?

ポンコツって、言われるのが、気に入らないわ。

ムカつく金持ち野郎だわ、ウザいわ、ホントに」

 

「お前、見る目が貧困すぎるぞ?庶民や愚民に、

分かってもらえるつもりは、一切ない」

 

 

十神白夜

世界屈指の巨大財閥、十神財閥の次期当主。

 

本来なら、不良である、徐倫が、交わう事はないはずだった。

雲の上のような存在だった。

 

「石丸や大和田だけじゃないわ、

山田に桑田、それに、葉隠、それに、アンタがいてくれたから、

ある意味、楽しい学校生活が送れている気がするわ」

 

「俺としては、いい迷惑だが、貴重な時間を分けてもらっているんだ、

ありがたかく、思えよな?徐倫?」

 

「褒めているのか、貶されているのか、

わかんないけど…まぁ、いいわ、なんだか、いい気分になったわ」

 

「とんだ、楽観主義者だな」

 

「アンタ、どーせ、十神財閥、牛耳るから、

ワインでも、飲んで、風呂でも入るつもりなの?

万札の風呂でも、入るつもり?」

 

「俺が、そんな、悪趣味なことをすると思うか?あり得んな」

 

「ある意味、希望ヶ峰学園に通っていたって、

履歴書に書いたら、大半の一流企業は、

ほぼほぼ、何かしら、理由が無い限りは、就職できるっていうけどな…」

 

「まぁ、企業も行政も、大喜びだろな。

とはいえ、庶民以下だな、こりゃ、考えや思考が、

ただのチンピラだ」

 

「あぁ、チンピラよ、ただのチンピラ」

 

「呆れたな、じゃあな、徐倫」

 

十神は立ち去った。

でも、どこかで、穏やかな表情もしているように、感じていた。

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