それから、数か月後、今日は空条徐倫の誕生日だった。
「今日は、アタシの誕生日だけど…
ここまで、盛大にお祝いされると、
ある意味、幸せ者だわ、アタシ」
「徐倫っち!誕生日おめでとう!」
「徐倫くん!素晴らしい一年にしてくれ!
特に留年しているから、年長者として、
僕たちに、お手本を示したまえ!」
「徐倫とは、鑑別所からの仲だからな…
だから、これからも、ずっといてーな、
こーゆー風に、いてくれたら、俺も幸せだ!
まぁ、誕生日おめでとうな!」
「空条徐倫殿、お誕生日おめでとうございますぞ!」
「徐倫、誕生日おめでとう!
俺も、幸せだぜ!」
「全く…こんな、下品な女をお祝いしなければ、
ならいとはな…まぁ、俺から祝ってくれるんだ、感謝しろよ?」
「葉隠、石丸、大和田、山田、桑田、十神…
みんな、ありがとう、嬉しいわ」
「それじゃあ…プレゼントの贈呈だな、
まず、俺からだ、ほらよ」
「僕もだ!」
「僕もですぞ!」
「俺からもだ!」
「俺もべ!」
「ほら、喜べ、俺からもだ」
「みんな、ありがとう、後で確認するわね」
「という訳で、質問タイムだ」
「何それ?」
「新聞部の連中に頼まれているんだ、
質問に答えるだけで、いいから、
さっさと、終わらせるぞ?」
「わかったわ、で、質問って?」
「徐倫にとって、一番大切にしている人は?」
「大和田よ、でも、大和田には千尋がいるから、
次点として、石丸かしら?」
「ぼ、僕なのか?」
「えぇ、お堅い風紀委員さんだけど、
何だかんだと言って、親しみやすくなったわ」
「そ、そうか…ありがとう」
「んじゃ、次の質問、
無人島に一緒に行くなら、誰がいい?」
「そうね…十神かしら?」
「なんで、俺だ?」
「だって、財閥の御曹司が、無人島に漂流されたら、
まず、執事や、側近が黙っては、いられないから、
救助活動に、全力を尽くすはずだわ。
十神と一緒にいたら、最長で、6日で終わりそうだわ」
「全く、徐倫の奴は…おめでたいな…
だが、俺も無人島に漂流したら、
退屈で仕方がないから、そこらの、財閥関係者が、
見つけてくれるだろう、6時間以内にな」
「だとしたら、なおさら、助かるわね」
「じゃあ、最後の質問だ、
えーと、もし、一つだけ、願いが叶えられるなら、
何をお願いしたいですか?だってよ」
「そーね、アンタ達と、ずっと、
これからも、一緒にいられたら、それでいいわ」
「俺も、そう思っているべ!」
「こんな、やかましい連中と関わるのは、
こっちから、願い下げだが…まぁ、悪くないだろうな」
そして、いよいよ、パイ投げの時間になり…
「じゃあ、徐倫っち!いくべ!」
「徐倫くん!お誕生日…」
(おめでとう!)
と、6人は一斉に、徐倫に対して、パイを投げた。
「アタシ、生クリームまみれだわ…でも、舐めたら、
本当に甘いわ…やれやれだわ…」
こうして、徐倫の誕生日は、終わりを迎えた!