徐倫の奇妙な学校生活   作:アッシュクフォルダー

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第六部 第四話 怜恩と徐倫

空条徐倫は、桑田怜恩と出会った。

 

「よぉ~徐倫じゃねぇか!」

 

「そーゆーアンタは…

怜恩だったかしら?」

 

「あぁ、そうだぜ!

あっ、ちょうどいい所に来たぜ!

徐倫!」

 

「何か用かしら?」

 

「俺 バンドを始めようと思うけどさ

作詞作曲が出来そうな奴とか

いないか? あっ! 俺はボーカルだから!」

 

「本気で、ミュージシャン目指すの?」

 

「あったりめーじゃん!」

 

「で、どんなジャンルなの?」

 

「パックロックだよ!

それで、世界の頂点に立ってやる!

だってさ、パンクだったら

歌が上手じゃなくても、平気っぽいだろ?」

 

「何となくだけど、平気じゃないと思うわ」

 

「つーか、学校 入学した時から

野球やめていたし、これを踏み台にして

卒業したらさ、ミュージシャンになるつもりだよ!」

 

「それで、大体 メンバー集まるの?」

 

「これらかだろ!

俺は、どうしても、叶えたい夢があるんだからな!

ミュージシャンにならないと…

美容師のお姉さんと付き合えねぇ、じゃねーか!」

 

「はぁ? アンタ…何言ってんの?」

 

「言われたんだよ、お姉さんは

ミュージシャンが好きだってさ

 

スタイルはいまいちだけど、

顔は超イケているんだ!

その人と、どーしても、付き合いたくてさー!」

 

「まさか…それだけの理由で?」

 

「んな訳ねーだろ!

他にも、前から音楽に興味があった事も

含めて、ミュージシャンになりたいんだ!」

 

「やれやれだわ…」

 

「モテるのと、興味がある事以外

ミュージシャンになる目的なんか、ないだろ?」

 

「本当に、やれやれだわ…」

 

「でもな…今思えば、本当にそれでいいのかって…

時より、思ってしまうんだよな…」

 

「そりゃ…そうなるわよ…」

 

「中学の時の話だけどな…

野球は何もせずとも、上手くなったうえに

試合で何度も、勝ったことがあるし…

けど、バンドやミュージシャンは違う

 

下手に才能を使ったせいで、野球が怖くなったこともあるし

ミュージシャン結成しても、ボーカルとして

ちゃんと務められるか、どうか…考え込むんだよな…」

 

「三年間 野球を辞めてみて、

自分の気持ちに気付いたって事かしら?」

 

「チクショウ! マインドコントロールだ!

野球が、中学時代の俺を洗脳したんだよ!

 

あーでも、何でもいいや! バッティングがしてー

時々 バッティングセンターに行って

中学時代を思い出す事だって、何度もあったしな…」

 

「怜恩 アンタの事情が分かりかけた気がするわ…」

 

「だろ! そうだろ!

中学の時は野球 高校に入ったら、バンドがしたかったのに…

もう、気が付けば、三年生だ…」

 

「アタシなんか、留年しているのよ」

 

「そ、そうだったけ?」

 

「そうよ! 前にも言っていなかった?」

 

「あー、確かに

そんな事 言っていたような、気がしたな…」

 

「言ったわよ…初めて自己紹介した時

アタシが留年しているって、言っていたわよ」

 

「そうだったな!

そんじゃ! 俺も色々あるけど!

とにかく、ボーカルの練習してみるって事で!

徐倫! 応援 ヨロシク!」

 

「やれやれだわ…」

 

こうして、なんだかんだ言って

桑田怜恩は、ボーカルの練習をすることになった…

 

野球は才能で出来た事

 

でも、バンドやミュージシャンは

練習しないといけないので

それでも、なりたいので、今からでも、練習を始めるのだった…

 

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