空条徐倫は、
大和田紋土と石丸清多夏と、デートするのだった。
「徐倫」
「徐倫くん!」
「なぁに、気安く呼んでんのよ!
徐倫ちゃんって、呼びなさいよ!」
「なんでだよ!」
「ちゃん付けは、少し…」
「はぁ~?本当に、石丸や大和田は、
品が無いわね、何照れてんのよ!」
「だって、俺たちクラスメイトだろうが!」
「僕自体、風紀委員だし…」
「恥ずかしいだろうが…」
「童貞臭いわね…本当に…
いいわ、呼び捨てで」
「ど、童貞だと!?」
「あら、何か間違ったことでも、
言ったかしら?」
「まぁ、捉え方は、人それぞれだ、
まぁいい、とにかく、今日は今日の為に何かするぞ!」
「さすが、兄弟だぜ!」
「アンタ達って、似ているのか、似てないのか、
わかんないのよね…全く…」
「まぁ、そうだな、俺は暴走族の№2
兄弟は、風紀委員だぜ?」
「石丸、アンタ確か、風紀委員だったけ?」
「今ごろ、気づいたのか!僕は風紀委員だぞ!」
「やれやれだわ…」
「今日はどうするんだ?兄弟?」
「じゃあ、バイクに乗って、どっか行く?」
「僕は運転できないのだが…」
「じゃあ、後ろに乗れ」
「じゃあ、そうしておこう!」
「まぁ、アタシも一応、運転できるし、
ドライブにでも、行きますか!」
大和田は石丸を後ろに乗せて、
徐倫は一人で、バイクを走らせた
そして、着いた先は、バスケコートだった。
「んじゃあ、どーしようかな?
バスケでも、するか?」
「うむ、そうしよう」
「負けないわよ?」
「僕が相手だ!」
「じゃあ、俺が、審判するぜ?」
「アンタ、風紀委員なのに、出来るの?
いいわ、かかってきなさい」
「僕を見くびるな!こう見えても、筋肉があるんだぞ!」
「バスケに筋肉は、必要だったかしら?
まぁ、いいわ、シュート対決とか、どうかしら?」
「では、一度でもシュートを決めたら、勝ちってことで、
決着を付けよう!」
「いいわよ」
「受けて立つ!」
「じゃあ、始めるぞー」
しかし、空条徐倫と石丸清多夏は、
お互いに、シュートを十回やっても、
なかなか、決められなかった。
「やれやれだわ、疲れたわね…」
「僕も少しだけ」
「じゃあ、お昼ご飯にするか?
焼肉でも、食いに行くか?」
「そうね、そうさせてもらうわ」
「よし、じゃあ、行くか!」
三人で、焼き肉屋に行って、
豚肉、鶏肉、牛肉を食べるのであった。
「ふぅ~お腹いっぱいだわ」
「じゃあ、ドライブの続きでも、やろうか?」
「交通違反は、くれぐれも、起こさないように!」
「わかってるぜ!任せておいてくれ!」
「んじゃあ、行きますか!」
大和田と石丸は、二人でバイクに乗り、
徐倫は、一人でバイクに乗り、
ドライブを楽しむのだった。