徐倫の奇妙な学校生活   作:アッシュクフォルダー

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第六部 第九話 一時の学校生活

空条徐倫が(超高校級の幸運)として、

希望ヶ峰学園に入学して、数か月が経とうとしていた。

 

囚人となり、刑務所生活を送って来た、(無実だが)

徐倫だったが、そんな彼女も、この学園に入学してからは、

それなりに、青春を謳歌していたのだった。

 

しかし、超高校級の風紀委員、石丸清多夏に、叱られる日々を、

送っていたのだった。

 

「徐倫くん!葉隠くん!君達は、留年しているにも関わらず、

また、変なことを企んでいるな!」

 

「石丸っち!勘弁してくれって!

俺は生活費が、かかっているべ!」

 

「徐倫君は、肌の露出を控えなさい!不健全だぞ!」

 

「やれやれだわ…あたしが一番苦手とする男ね…」

 

「全く、お前ら、少しは静かに出来ないのか?」

 

と、十神白夜が、不機嫌そうな表情をして、

こちらを見ていたのだった。

 

「はぁ…場所を変えるわよ」

 

「フン、そうした方がいいかもな、

俺はお前らとは違って、暇じゃないからな…じゃあな」

 

と、十神白夜は、立ち去った。

 

 

 

後日、葉隠康比呂が、空条徐倫の前にやって来て…

 

「徐倫っち!この書類にハンコを押してくれべ!」

 

「嫌よ、誰がアンタと結婚するの?

偽装結婚したって、アンタの問題が解決する訳じゃないでしょ?」

 

「そんなこと、言わないで欲しいべ…

だって、俺、このままだと、内臓を売り払う羽目になるべ…」

 

「だから、どーやったら、そういうことになるの?

アンタ、バカなの!?」

 

徐倫の前で葉隠は土下座をするが、しかし…

 

「もっと、マシな商売は、考えられないの?

一緒に考えてあげるから、今すぐに偽装結婚は、やめて!」

 

「おぉ!本当べか?よーし!って、どんな仕事を紹介してくれるべか?」

 

「まだ、考え中だわ…アルバイトって、やったことあるの?

例えば…日本食レストランとか?」

 

「日本食レストランって…徐倫っちって、海外から、来たべか?」

 

「アメリカよ、ママと一緒に小さい頃に、

一緒に、お寿司を食べたことがあるわ、

それなりに、美味しかったわ」

 

「じゃあ、俺、寿司屋で、アルバイトするべ!」

 

「まぁ…頑張って、後でチラシ渡すから」

 

「おぉ!ありがとうべ!徐倫っちは、優しいべ!」

 

「はいはい…やれやれだわ…」

 

こうして、葉隠康比呂は、個人経営の寿司屋で、

アルバイトすることになったらしい…

ちなみに、人手不足で悩んでいたらしい。

 

 

 

空条徐倫は桑田怜恩と会話をしていた。

 

「なぁ、徐倫、ピアス付けて―けど」

 

「どこに付けるの?」

 

「耳たぶだぜ?」

 

「意外と痛いわよ?」

 

「わかってるって!石丸が鼻にピアスするなって…

うるさくてさ…」

 

「アタシも、ヘソピアスしていたら、

石丸の野郎に怒られたのよ…やれやれだわ…」

 

二人の何気ない会話が続くのだった。


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