っていうかクロドリ書かんのか? って思ってる方は多いと思いますが我が家のドリームくんの妖艶っぷりを考えるとクロスくんが攻めになるのは無理です。ピュアの方の性格に変わればクロドリはありえますが。でもドリクロがいi(殴
三月のとある日のこと。
「よし、集まったな」
「本格的だね」
ナイトメアに呼び出されたドリームと俺は、彼の部屋にやって来ていた。内容は何も伝えられず、とりあえず部屋に来いという命令(拒否権はもちろんない)に従って。しかしいつも通り部屋の中は薄暗い。ここに入るたびに不安な気持ちになってしまうのは俺だけなのだろうか?
「あの、何の用でしょうか? というか暗すぎませんか?」
「それを今さら言うのか?」
暗い部屋の中でも、ナイトメアが目を細めて不機嫌そうに言ったのがはっきりわかる。
「うーん……、ボクからすれば暗すぎるんだよね。少しだけ明るくしたいんだけど」
「お前の『少し』は俺からしたら致命傷ってことぐらいわかるだろ」
「ちょっとだけでいいじゃんか、暗すぎてよく見えないんだけど」
「仕方ねぇなあ。おい、クロス」
「あっ、はいなんでしょう」
「カーテンを開けろ、少しだけな」
少しってどれくらいだろうか。俺は「分かりました」と言って窓際のカーテンに手をかけて少しだけ開く。闇に慣れた目に、眩しい日の光が突き刺さった。自然と目を細める。
「これぐらいでいいですか?」
俺は遮光カーテンを掴んだまま首だけ回して後ろを見た。嬉しそうに微笑むドリームと、その傍らで不機嫌そうな表情を隠そうともしないナイトメアの姿が目に入った。
「ああ、それぐらいで十分だろ」
ナイトメアはドリームに流し目をくれる。
「本当はもうちょっと開けてほしいところだけど……。まあ、いいかな」
俺は遮光カーテンから手を離して二人の近くまで移動する。
「本題に入るか。今日お前たちをここに呼んだのには理由がある」
ナイトメアの声が真剣になる。いったいどんな理由なのだろう。もしかして何か企んでいたりして……?
しかしナイトメアの企むことは毎回ろくなものではないし、そもそも何か企んでいるのだとしたらドリームを呼ぶ必要はないはずだが?
「報告させてもらうぞ。クロスは俺の嫁だ」
「…………は?」
ナイトメアの口から放たれたあまりにも突然すぎる発言に、俺は首をかしげることしかできなかった。
俺が嫁? ナイトメアは何を言っているんだ? 開いた口が塞がらない。
「……本当に言ってるの?」
ドリームは湿気の籠った目をナイトメアに向ける。
「そうだよな? クロス」
それに対してナイトメアはそんなの知らんがなと言わんばかりの顔でこちらを見てきた。汗が体を伝う。俺がナイトメアの嫁? いつからそうなったんだ? 思考がこんがらがり、わけがわからなくなってきた。
「いや、あの……いつから俺はセンパイの嫁になったんですか……?」
「いつからってそりゃあの夜の……」
「どの夜ですか! っていうかセンパイとそんな夜を過ごした記憶はありませんよ!?」
口に出すのを遠慮したくなることを話し出したナイトメアの言葉を遮る。あの夜ってどの夜なんだ? というかそもそもそんな夜を過ごした記憶など一切ない……はずだ。もし仮に記憶がないまま卒業していたとしたら最悪だ、しばらくは部屋に引きこもる自信がある。
「えー? メアとクロスってそこまでしてたの?」
嘘だと分かっているだろうに、ドリームは悪戯っぽく口に手を当てて笑う。
「してません! センパイが嘘を言ってるだけです!」
「そんな照れなくてもいいだろ? なんならどこまでしたか言ってやろうか?」
「だからしてませんって!」
俺は胸の前で両手を振る。どうしてあの真剣そうな雰囲気からこうなったんだ。わけがわからない。
「引っ掛からなかったか、つまんねぇ」
ナイトメアは大きく舌打ちをした。やっぱり嘘だったか。よかった……。俺は胸を撫で下ろす。
「あ、してなかったんだ。よかった。あ、そうそう。メアがクロスのことを嫁発言するならボクからも言わせてもらうけど」
ドリームはくすっと笑ってこう言った。
「クロスはボクの嫁、だよ?」
「どうやら俺たちは分かり合えないみたいだな?」
「兄弟の運命、なのかもね」
「どうしてこうなった……」
「末永くお幸せに」って叫びたい。どうも花影です。
夢兄弟に取り合いされるクロスくんもいいですけど、いっそのこと三人で結婚すればいいんじゃないかな。
リクエスト……待ってます……。