微かな呼吸音がくすぐる。それは何回も何回も続いて、僕は目を覚ました。
「ん、んぅ……?」
目が覚めた__と同時に僕は目を疑う。目の前に大きな物体。そして何故か、唇に柔らかな感触。白い頭、視界の隅に映る見慣れてしまった服。まさか……。
「やあ、お目覚めかい?」
ああ、なんで、なんで__。なんで君なの? 緩慢と動いたそれに、僕は目で問う。当然、答えなど返ってくるわけもなく。
「なんで……君……?」
そう言った瞬間、がしっと首を掴まれる。嬉しそうに細められていたその目は、一瞬で鋭い刃物のような目付きに変わった。と同時に、空気も変わった。
「『なんで?』面白いことを言うのは相変わらずだね、エラー? そんなにボクのことが嫌かい?」
「嫌、にっ……ぎまっ、で……」
僕が一番嫌いな人物……ブルーは僕の首を片手で絞めながらそう言った。せめてもの抵抗、僕はブルーの手を両手で掴むが、びくともしない。反論の声が、掠れて消えていく。と同時に、息も、くる、し……い……。
「ふふっ、だろうねぇ」
意識が飛びかけたその時、いきなり手が離された。口の中に酸素が洪水のように流れ込んでくる。必死に酸素を貪る僕を、嘲笑うかのようにブルーは見下ろす。
「かはっ! げほっ、ごほっ……」
咳が止まらない。ソウルが爆発しそうなほど脈打っている。これがいつものこと、ブルーが僕に注ぐ『愛情』。こんなの、愛情なんて言わないのに__。そんなことは口が裂けても言えない。もし言えば、どんなことになるか……。
「酸素の補給は済んだかい?」
ブルーは僕の両手首を掴み、押さえつける。恐怖が、また生まれていく__。逆らっちゃダメだ。今はギリギリのところで離されたが、次はきっと瀕死か、それともなぶり殺しか……。
「ね、ねぇ……一つ、聞かせて?」
「ん? なーに?」
妖しい笑みを崩すことなく、ブルーは首をかしげる。ああ、中身を知らなければ、まだマトモと捉えられたのに。
「ここ、どこ、なの……?」
「さあね、ボクも知らないよ。ただ……狭いから、箱とかロッカーの中じゃないの? それはそうと……今、自分がどんな立場に置かれているか、分かる?」
耳元で囁かれる。恐怖心からか、体が跳ねた。顔のすぐ横で、クスクスと笑い声が聞こえる。視界に映るブルーの背中。ああ、押し倒されてるんだ、僕。
そうと理解した瞬間、息が切れていく。何をされるのか分からない恐怖が、ただただソウルの鼓動を早くしていく。
「ああ、ようやく分かったんだね。理解するのが早くて助かるよ」
「何する、つもり……なの」
僕の体を弄ぶことが大好きなブルーのことだ。きっと、あの境界線が消えていくまで__。
「言うまでもないでしょ?」
ゆっくりとシャツが捲られていった。
狭い空間に二人きり。最高だと思わないかい?
短くてごめんなさいっっっ!!
ということでブルエラです。個人的にDSエラー様は受け派です。