アークナイツRTAトロフィー『消えゆくヒカリ』取得ルート   作:イカ墨リゾット

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私「これは星6の輝きですねぇ!ロスモンティス姉貴か?マドロック姉貴か?もう待ち切れないよ!早く姿を見せてくれ!」

チェンさん「待たせたな、チェンさんだ。」

私「」

チェンさん「ほう。投稿を長い間休み、しかしゲームだけは続け、戦友から手掛かりを受け取るだけか。そして、小説の方では随分とやってくれているみたいだな?私の部下を感染させるか。」

私「アッハイ。」

チェンさん「さっさと展開を考えろ。指を動かせ。エタるな。」

私「アッハイ。」

チェンさん「そして私を昇進2にさっさとあげろ。……分かってるな?」

私「アッハイ。」

チェンさん「よし、周回に行くぞ。」

私「アッハイ。」

無事すり抜けたので初投稿です。このすり抜け具合、さてはゴースト隊長の仕業に違いない(陰謀論)




信念

その光景をこの目で確かめた時、ああ、もう彼等と同じ道を進むのは無理なのだろうなと思った。

 

カイキとスカルシュレッダーが部隊を率いて、私達がチェルノボーグへ撤退する為にしんがりを務めてくれた。幹部の中でも殲滅力に長けるスカルシュレッダーと、不死身なのではと考えてしまう程の再生力を駆使して、継戦力に特化したカイキ。時間稼ぎには最高の2人だろう。

 

それでも、私は戻りたかった。私の身を案じてくれたとは言え、まだ2人とも子供だ。幹部としても、歳上としても示しがつかない。何よりもあれ以上の苦痛を経験させたくない。

そんな事を考えていると、隊列の先頭が騒がしくなっていた。急いで向かうと、クラウンスレイヤーが1人の隊員の胸倉を掴み、首元にナイフを突き付けていた。普段滅多に変えることのない、その表情を憤怒一色に染まらせて。

 

胸倉を掴まれている隊員は余裕そうにへらへらと笑っており、その口を動かして何かを喋る度に、クラウンスレイヤーの顔は形容し難い物へと変容していった。

近くで傍観していたメフィストの話を聞けば、あのフィーアという隊員は元ライン生命の研究者で、カイキをあの様な姿に変えた人物だったらしい。筆舌し難い、非道な実験の数々を経て。

 

事実を聞いただけで虫唾が走ったが、それと同時にこの事態をニヤニヤと眺めるメフィストの精神を疑った。隣にいるファウストが申し訳なさそうな目を向けてくるあたり、どうやらメフィストは狙ってこの衝突を生み出したと理解した。メフィストに軽蔑を込めた視線を送り、仲裁に入る為に今にも流血沙汰になりそうな2人の間に割って入る。

 

「……クラウンスレイヤー。気持ちは分かるが、今は争っている場合じゃないだろう。」

 

「ほら、別の幹部もそう思ってるね?だからさ、僕はあの精神異常者共とは違うって何回言ったら分かるのかなぁ?」

 

「お前は少し黙っていろ。……カイキとスカルシュレッダーが頑張っているんだ。そう言うのは、チェルノボーグに着いてからにしろ。」

 

「うるさい、うるさいッ!!コイツが、コイツがカイキをッ、許されると思ってるのか?お前が、お前らみたいな外道共がァッ!!」

 

「うーん、反論出来ないところが実に痛いね。だけどね、今ここで僕を殺してごらん?勿論君には僕を殺す資格が十分なくらいあると思うよ。だけどね、未来を見ようぜ復讐者君。僕が死んで、カイキ君はここに戻ってくる。……で、何かカイキ君の体調に異常があった時、それに対応出来るのは何処の誰?」

 

「お生憎様だけど、君には生物学のせの字も無いよね。ちょ──っと、いや、僕以外でカイキ君を健康状態に保つだなんてまず無理だね。本人が僕を殺さないならそれで良いんだし、君もカイキ君の生命保険を消したくは無いだろう。違うかな?」

 

淀みなく悪辣な言葉をスラスラと並べていくフィーア。その顔に罪悪感はまるで感じられず、瞳には狂気の光が鋭く輝いている。

クラウンスレイヤーは逆手に持ち替えたナイフを頭上に掲げて、そして振り下ろす………事は出来なかった。力のやり場を失ったナイフは、力無く下がっていく。

 

「うん、君の英断に感謝しよう。まぁ、本人が望まなきゃあんな実験はもうしない……多分しないさ。代わりにデータは録らせて貰うけど、これは全然OKだろう?せめて、本来の寿命までは生かしてあげようじゃないか。」

 

クラウンスレイヤーはフィーアを地面に叩き付け、思い切り顔面を殴った。そして空を仰いで何かを呟き、深呼吸をしてからこちらを向いた。

 

「……スカルシュレッダーには、絶対に話すなよ。本当に、本当に癪だがな。」

 

激情家な面があるスカルシュレッダーの事だ。恐らく耳にした途端、容赦なくフィーアの頭蓋を粉砕するに違いない。彼女は、己の復讐心よりも大切な存在の命を選んだ。その場の感情に流されない、強い心だ。

 

「お前は許されざる者だが、価値がある。努努自分が生きている理由を忘れるなよ。そしてメフィスト。お前は何がしたい?」

 

「んー、ただ伝えなきゃなって思っただけなんだけど。何か悪かったかな。」

 

「は、鼻血が……ああ、分かってる、分かってるとも。僕は無駄に命を弄ぶ事はしない。そして、中途半端なところで物事を投げない。絶対にだ………骨は無事か。そして鉄の味、貧血の心配はいらなそうだね?」

 

相変わらず根性が腐りきっているメフィストだが、フィーアは違った。溢れ出る血液を拭い取りながら語るその目には、確かな信念が宿っている。最後の言葉の所為で締まらなかったが、フィーアが言っていることは本当らしい。

 

「この程度の痛み、カイキが受けてきた物と比べ物にならないぞ。さっさと立ち上がれ。」

 

「はいはいっ、と。まぁ、当然の報いと言う奴だね。地獄に落ちる覚悟くらい出来てる。道半ばで落ちるのは絶対に嫌だけどね!神経を一本ずつ引きずり出されても突き進んでやろうじゃないか!ウィっヒャハハハハ!」

 

そう言って背筋をピンと伸ばし、ステップする様に隊列に戻っていく辺り、やはり生粋のマッドサイエンティストなのだろう。見切りを付けて後方に戻ろうとした時、フィーアがある事を口走った。

 

「ああ。そう言えば、カイキ君って色んな耐性もってるんだけどさ。電気とか、毒とかね。唯一熱に対して脆弱なんだけど、あの屋上で戦ったフェリーンの女熱を操るアーツだったけど大丈夫かなぁ?」

 

その瞬間にクラウンスレイヤーが走り出すが、ファウストが肩を掴んで引き留める。

 

「待て。お前は最前線で真っ向から戦うのは得意じゃ無い。フロストノヴァを行かせた方が良い。」

 

「だが、カイキ達はフロストノヴァに無理をさせないように残ったんだぞ!?努力を無駄にさせてたまるか……!」

 

そうだ。私の為だけに、あの子達はその身を削って戦ってくれている。……ただ黙って見ていて良い筈が無い。もしそれを行えば、私は最低へと身を堕とすだろう。

 

「クラウンスレイヤー、私が行こう。このままでは幹部として情けが無い。勿論あの子達の頑張りを無駄にはしない。信じてくれないか。」

 

「いや、それでもお前は……ああ分かった。私は無力だ!だから、お願いだ、頼むぞ。」

 

「承知の上だ。……我が兄弟達よ。こんな私にも、付いて来てくれないだろうか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

道中、疲弊しきったスカルシュレッダーとその部隊員達とすれ違った。敵に大打撃を与えたが、物資も体力も底を尽きたから仕方なく撤退してきたと言っていた。そして、今はカイキが1人で残った敵と奮闘を繰り広げているが、それも時間の問題との事。悔しさが滲み出ているスカルシュレッダーの声色を聞き、私達は足を早めた。

 

龍門の郊外を駆け抜け、私達が出て来た道を辿っていくと、先から漂ってくる異臭に気付いた。

つい最近、何処かで嗅いだ事がある匂いだ。そう、チェルノボーグで………急がなくては。

 

人が焼ける匂いだ。まず間違いない。全速力で走り、壊れかけたゲートを潜り、戦闘音を頼りに向かえば……ああ。なんて酷いんだ。何故、そんな事が出来る。

 

カイキは善戦をしていた。が、どんな強者でも数の暴力には勝てない。

全身に炎を纏いながらのたうち回り、必死に自身の血液で消火を試みるアレが、カイキだと言うのか。そして、それでも尚集中砲火をやめない、一切の躊躇もなくアーツを行使するあの者達が、ロドスだと言うのか。

 

幾ら再生すると言っても、まだ子供だ。痛覚が正常に機能しているのは、あの苦しみ様を見れば分かるだろう。

結局は敵同士だ。少しでも共に歩んで行けると思った私が馬鹿だった。あれが実態だ。手を取り合うなんて、聞こえの良い上辺だけの言葉に過ぎない。

 

周囲の空気を凍結させ、カイキに纏わりつく炎を丁寧に消火する。突然の異変に僅かな動揺を見せるロドス。

ゆっくりと起き上がり、困惑の表情でこちらを見つめるカイキ。ああ、そんな目で見ないでくれ。お前の頑張りを無駄にしてまでも、私はお前を助けたかった。

 

焦げて、焼け落ち、皮膚と融解して混ぜ合わさった戦闘服だったもの。焦げ茶色の皮膚が生え変わる様に真っ白に再生していく様子を、ロドスは化け物だと思うのだろうか。その行動を正しいと信じて疑わないお前達が、よっぽど化け物なのでは無いだろうか。

 

私は化け物だなんて思わない。生きていてくれて良かった。そして、もうお前を苦しませたくない。

 

極寒の冷気を放ちながら、力強い足取りで前に出る。兄弟達も闘志を漲らせて武器を抜く。

カイキを守る様に前に立ち、この目に明確な殺意を宿らせる。

 

「……ここは戦場だ。故に、容赦などは無い。しかし、火炙りか。この並外れた再生力を持つ子供にやる事か?」

 

「そうだな……これは弱っていた私が原因でもある。が、少しだけ、ロドスには失望した。」

 

「幾ら治ると言って痛め付けるのは、私達と大して変わらないんじゃないか?お前達にとっては正義かもしれないが、私にとっては悪だ。」

 

「護らせてもらうぞ。私の思う、正義でな。」

 

お前達は敵だ。私の仲間……いや、家族に手を出した。それが意味する事を、分かっているな?

 





はい。遂にサブ小説で書かせて頂いているローラン君のお気に入り登録が1000を突破しました。嬉しいですけど、ちょっと複雑です。これからも頑張るので、どうか応援よろしくお願いします。

・スカルシュレッダー君
ゲームではあんな扱い受けてるが、銃があまり普及していない世界でグレネードランチャー二刀流。弱い筈が無い。殲滅力と瞬間火力はトップクラス。

・フロストノヴァ姉貴
ロドス、お前らいい加減にしろよ(憤怒)

・フューリ
至急カイキ君に熱耐性を付けたいが、クラウンスレイヤー姉貴が目を光らせているので保留中。

・クラウンスレイヤー姉貴
殺して良いと思うよ。

ボカロを参考に小説を書くのはOK?

  • 構わん。書け(寛大)
  • 他人の作品参考にしなきゃ書けねぇのかクズ
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