アークナイツRTAトロフィー『消えゆくヒカリ』取得ルート 作:イカ墨リゾット
完結直前でエタるとかだらしねぇな?(レ)催促コメントまた貰っちゃいました。書かなきゃ(使命感)
何気にこの小説を投稿し始めて一年が経ちましたね。できれば年内に終わらせたい、終わらせたくない?
って訳で初投稿です。因みに危機契約はアドバイスとか攻略動画なしの自力で18等級いけました。コレでワイも一人前のドクターや!(ド三流)
ふ、フレンドサポートでスルト借りるのは自力の内に入るから(震え声)
「……マジで?え、蘇生出来ちゃうの?ホントどういう原理なんだよコレ、オーバーテクノロジーって言葉で片付けていいモンじゃない。解明出来れば、鉱石病なんてただの風邪とそう大差なくなるぞ。」
壊れかけた石棺の中からゆっくりと起き上がる人影を見つめながら、まだ長く無い人生の中での最上級の未知の発見にフィーアは興奮を隠せなかった。
天井から降りていた、かなり重要に見える巨大な機械はその大部分が破壊され、所々から配線やら何やらを露出させた状態で地に落ちている。棺桶から伸びているチューブも乱雑に根元から引っこ抜かれる、或いは乱雑に千切られてその中身を晒していた。室内の電力供給が不安定になっているのか、部屋全体を照らしている照明も不規則な点滅を繰り返す。
フィーアはそんな周囲の環境は気にも止めず、脳内を渦巻く数多の仮説をどうにか整理しようとする。それでも、その狂気をギラつかせる双眼は目の前の人影に釘付けだ。石棺に入れてから暫くして照明が点滅し始め、棺桶周辺の照明至っては点かなくなってしまった為、見えるのは輪郭だけでどの様な容姿をしているのかははっきりと分からない。カイキの蘇生にかなりのエネルギーを使ったからだろうか?
そして、棺桶から体を起こした人影は1つだけだ。起動する前は中に2人入っていた筈なのだが。
「んっん、さてさてさて、キミはカイキ君かな?それともレッドな他人さん?」
これ以上に無い奇跡だった。偶々メフィストから石棺にロドスのドクターが入っていた話しを聞いて、偶々カイキの足りない血肉を補う少女が現れて、偶々……というか、ギリギリで石棺が起動に成功した。信じられない程の興奮と、蘇生の成功からの歓喜で胸が躍り、えも言えない高揚感が全身を包み込む。今ならリボルバーと呼ばれるサンクタの守護銃で、6発中5発が実弾のルーレットで遊んでも確実に生きていられると確信出来る、そんなふわふわとした心地良い気分。
先の戦闘で煤汚れた白衣の胸ポケットからペンライトを取り出して、丁度人影の顔の部分に光が当たるようスイッチを押す。
「わっ。」
以前より若干高くなった声。病的な肌の白さこそ変わらないが、鮮血の様な真っ赤な瞳は鳴りを潜めて黒ずんでおり、ボロボロなフードの隙間からはねる髪は真っ白な色から若干紫がかった色に変化していた。
右側頭部から下向きに生えていたサルカズの角は成長して長くなり、額の矢が刺さっていた部分からは源石結晶の様な一本の新しい角が前髪を掻き分けて生えている。
「……ちょっと大きくなったかなぁ?ま、人と人が合体……合成。共生?ごちゃ混ぜ?になったんだ。当然と言えば当然、か。あー良かった。質量保存の法則が消し飛んでたらどうしようかと。」
「シツリョウホゾンのホウソクって、何、何ですか。」
「うはぁ!なーんか前と比べて知的になったじゃあないかカイキ君!君も科学って呼んでいいのか分からない、最早神秘に等しい技術を体験して探究への道が開いたのかな?それとも石棺って天才製造マシーンだった?でも1番可能性高いのがさっきの女の子の知能を引き継いだって事なんだけど、そこんとこどうなのさニューカイキ君。ていうか女の子の方はお元気?」
「お、落ち着いて。」
オロオロとした様子で此方に両手の掌を見せるカイキ。その両手は体とは不釣り合いに巨大化しており、フィーアの頭位なら鷲掴みに出来そうだ。合体する過程で衣服までくっ付いたのか、酷く破損していたレユニオンの装束を補修する様に黒い布が張り付いていて、不気味にも思える両手も布がある程度隠していた。
「おっとすまない、つい早口で捲し立てちゃったね。じゃあ一応聞いておくけど、体のどっかが痛いー、だとか、何も感じないー、って感じの異常はあるかい?場合によってはもう一度ぶち込んだ方が良いかもね。」
「大、丈夫。やる気、あるよ。」
そう言いながら棺桶から身を乗り出し、立ち上がるカイキ。猫背は相変わらずのようだが、それでも身長が伸びているのが見て取れる。新しくなった体の動かし方に慣れていないのか、ふらふらと危なっかしくも、完全に底が抜けたブーツを引き摺りながら、ペタペタと歩み寄ってくる。
「……ねぇ、みんなは何処に、いるのっ、ですか?」
「あーもう敬語とかはそこら辺に不法投棄していいよ。そもそも人の営みが消えた場所に法も慈悲も無かったね。で、みんなって言うと幹部の連中のことかい?」
「う、うん。さっきまで一緒に戦ってたのは、覚えてる。ボクの大切な友だちにも、会えた。」
「そうだねぇ、今頃は上でドンパチやってると思うよ?まぁ、レユニオンの指導者だとかロドスのドクターだとかはよく知らないけど。もっとも、メフィストとファウストが加わったんだし、あともうちょっとで終わると思うけどね。あ、因みにファウストは君のこと心配してたよ。ファウストは有情でメフィストが無情ってコレで証明されたね。あー、友情はあるのか?」
「……僕も、ボクもいかなきゃ。」
フィーアの脇を抜けて行こうとするカイキを、フィーアは肩をがっちりと掴んで引き止めた。肩の鋭い源石結晶が刺さって痛みが生じるが、些細な負傷は気にもならない。
「おいおいおい、君はさっきまでアレに入ってたんだぜ?此処で僕とゆっくりして休んでいこうよ。データでも取りながらさ、高みの、いや、下みの見物といこうじゃないか。」
「でも、僕がやらなきゃダメ、ダメなんだ。」
「……あのさ、君は確かにパワーアップしたかもしれないけどさ、でもまだ動かす事に慣れてない。何がダメなのかは全く分からないけど、そんな状態で戦場に飛び出せば、間違いなく死ぬ。それは君の頭でも分かるだろ?」
「ありがとう。心配してくれて、嬉しい。でも、僕だけが出来るんだ。だから、いかなきゃ。」
そう言うや否や肩にかかった腕を振り解き、凄まじい跳躍で一気に部屋の外へと移動した。その際に外の壁にぶつかったが、それでも直ぐに立ち直して視界から消えていく。
「ちょ、待って!君に死なれるとホントに困るんだよ!僕が!おーい!待てって!」
幾ら馬鹿げた再生力があっても、それが生きている限り死は訪れる。そして、奇跡は二度も起きない。
次は、絶対に死んでしまう。
「あ、無線機あったっけ………繋がんねぇぞこのポンコツ!?コレだから仲介する機械がない通信手段はさぁ!!あーチクショウ、こんな事になるんだったら機械方面も勉強して取っとくべきだったかなぁ!?機械に関して全面的に貧弱なんだよ、レユニオンは!!」
無線を上にいる幹部達に繋げようと、フィーアも部屋を飛び出して走り始める。その顔には彼にしては珍しく焦りが浮かんでいた。
「ハァ───ッ、全くぅ、世話のかかる患者だぜ!!次からは拘束具つけるから覚悟しろよぉ!!」
あと2話で完結できたらなー。
ボカロを参考に小説を書くのはOK?
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構わん。書け(寛大)
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他人の作品参考にしなきゃ書けねぇのかクズ