俺と言う名のサイヤ人 リメイク(書き直し中)   作:厄丸

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第1話 時を渡ったサイヤ人

「へぇ~、ラカノンはサイヤ人ちゅうんか。んでオラはそのバーダックってやつの息子って訳か・・・」

 

「悟空さにもおっとうは居ると思ってはいただが・・・それがまさか宇宙人だなんてなぁ」

 

「俺も正直驚いている、まさかバーダックの倅であるカカロットが俺と同じくらいの歳でこうして話しているんだからな。しかもさっき地球に送ったばっかだんたんだが・・・」

 

ラカノンは驚きを隠せない。さっき送ったばっかのカカロット、孫悟空がまさか自分と同じくらいの歳でしかも結婚までしているではないか。

 

「もしかしてカカロット、お前小さい頃に頭でも打ったか?」

 

「あ~、悪いんだけどそのカカロットってのやめてくんねぇかな?オラは地球で育ったかんな、孫悟空っていう名前があるからそっちで呼んでほしい」

 

「あぁすまん、確かにカカロットって呼ぶのもあれだな。悪かったよ悟空」

 

「気にすんな!それにオラが宇宙人って知れたのもラカノンのおかげだかんな。良かったらでいいんだけどラカノンの話も聞かせてくんねぇか?」

 

「確かに!オラも気になるべラカノンさん!」

 

それを聞いてラカノンはポツリポツリと話始める。

サイヤ人の事、惑星ベジータの事、バーダックの事、そして宇宙の帝王フリーザの事・・・自分が住んでいたサイヤ人の集落の事や悟空の母親の事。

自分の故郷の事を話していたラカノンはとても楽しそうであった。

 

「星1つを片手で滅ぼしてしまうなんて・・・」

 

「フリーザか・・・そいつがオラ達サイヤ人の惑星を滅ぼしちまったんだな」

 

「あぁ、俺は直前で気づけたがどうやらバーダックはもう少し前に気づいていたらしい。どうやって知ったのかは知らないがボロボロになったバーダックの後を追って俺たちはフリーザに殺されてしまったはずなんんだ」

 

悟空とチチは少し考え込んでしまう、少々現実味がないということも事実だが嘘を言っているようにも見えない。しかしラカノンが自分達には理解が出来ないほど悲しみに包まれていることは察することは感じとれた。

 

「確かに信じられないかもしれない、けどこれは事実なんだ・・・」

 

「ラカノンさん・・・」

 

「ん~・・・」

 

悟空は更に考えている、しかし決意をしたように立ってラカノンにあることを持ちかける。

 

「ラカノン!オラと一緒にフリーザって奴を倒そうぜ!」

 

「え?悟空・・・と?」

 

「な、何言っているだ悟空さ!ピッコロ大魔王も倒してやっと地球に平和が訪れたんだぞ?!」

 

チチは悟空が言ったことに対してかなり否定的となっている、しかし悟空の決心は揺るがない。慌てているチチは宥めて真っ直ぐにラカノンの事を見てハッキリと告げる。

 

「だってよぉチチ、ラカノンの話を聞いてオラ思っちまったんだ。世の中には、宇宙にはもっと強え奴がいるって!」

 

悟空は目をキラキラさせながら話を続ける。

 

「確かにフリーザは相当強えんだと思う、それこそオラが考え付かない程に。気を感じ取って分かった、ラカノンは今のオラよりずっと強え。そのラカノンが、オラの父ちゃんが手も足も出なかった。オラはそいつと戦ってみてぇ」

 

「「悟空(さ)・・・」」

 

「けど今のオラじゃ手も足も出ねぇで殺されちまうんだと思う。だったらオラとラカノンで一緒に鍛えるってのはいい考えじゃねぇか?」

 

きっと悟空は純粋にそう思っているのだろう、そして自分はピッコロ大魔王が復活したときに親友を殺されてしまった。手も足も出ずに自分もピッコロ大魔王の配下に殺されかけた、敵を射ちたいのに力不足で何もできなかった気持ちは自分も痛いほど分かる。だからこそラカノンの力になりたいと思った。

 

「オラも昔に親友を殺されちまったことがあってよ、そのときなにも出来なかったんだ。だからラカノンの気持ちは分かる、オラはラカノンの力になりてぇ!」

 

「悟空・・・お前って奴は・・・!」

 

「だからよ、チチ。すまねぇと思っている、だけどラカノンの力になるのはダメか・・・?」

 

チチは悩んでしまう、悟空の過去はある程度聞いてはいたが親友であるクリリンが殺されてしまった時は本当に悲しそうにしていた。あの時の夫の顔はきっと忘れることは出来ないだろう。

 

「いや、いいんだ悟空。ここでお前の考えに乗ってしまうとお前にもチチさんにも迷惑が掛かってしまう。それに俺はこの星の人間じゃないからな、同じサイヤ人の同胞とはいえ申し訳ないよ」

 

「あ・・・」

 

自分が悩んでいる間にラカノンは行ってしまう、ここで彼を止めなければきっと、二度と会うことは出来なくなるだろう。そう直感することが出来てしまった。

 

「待つだラカノンさん!」

 

「どうしたんだ?チチさん」

 

チチは意を決して話始める。

 

「正直オラはもう悟空さに死んでしまうような事はしてほしくねぇ」

 

「チチ・・・」

 

「だけんど!折角悟空さと同じ人間と会うことが出来たんだぞ?しかも故郷の惑星は消滅して同じ人間と会うのも出来ねぇかもしんねぇんだぞ?!」

 

「チチさん・・・」

 

「オラはそんな薄情な人間じゃねぇ、だから一緒にフリーザをぶっ飛ばすだぞ!!!」

 

チチはニコっと笑って二人を見る。そんなチチの姿を見てラカノンと悟空はほっと胸を撫で下ろす。

 

「そっか・・・そうだよな!俺と悟空は数少ない同じサイヤ人だもんな!!!」

 

「そうだぞラカノン!オラとラカノンは同じサイヤ人だ!」

 

「うんうん!男は元気なくらいが一番だ!!!」

 

「よーし見てろよフリーザの野郎!!!」

 

「オラ達でぜってぇぶっ倒してやるかんな!!!」

 

2人のサイヤ人は改めて決意を固める、1人は敵を射つ、もう1人は自分の友人を助けるために。絶対に勝つと気合いを高めて鍛え始めることにした

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