サムライ系エレクトリアちゃんと天然マスターの日常!!   作:oldsnake

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基本的にウチの子はこんな感じ


妖怪 星置いてけ!

ナイトテンプルアリーナ、バトルスポットの一つであり、夜の日本の神社を模したアリーナ。その神妙な雰囲気の中、渋い紅色の武者鎧を纏ったエレクトリア、ランはフォトンブレードを手に空を縦横無尽に駆け回り力強く切りつけていた。

 

「星置いてけぇぇ!!」

 

「なにこの人怖いよぉぉぉ!!」

 

「ラン頑張れ!」

 

「マスター!必ずや星を献上して差し上げますぞ!さぁ!貴様が相手なんだろ?なら星置いてよ?なぁ?星を置いてけぇぇ!」

 

「いやァァァァァッ!」

 

その剣筋は激しく相手の攻撃を恐れていない。そんな中に大声で「星置いてけぇぇ!!」と叫びながら剣を振りかざすラン、流石に鬼の形相のランに追いかけられ相手のエレクトリアは怖気付いて逃げていた。

 

「あっ… 逃げてしまった… 星は〜… ギブアップか… 星が二つ…」

 

「落ち込まないでよ〜 さて!次行こう!ね?」

 

「お、そうだな…。クヨクヨしているなんて武士らしくない、常に前を向かなければ…!」

 

そう言い、再びランはバトルスポットへと入って行った。数十秒後に相手なエレクトリアの悲鳴が聞こえる。

 

そしてバトルスポットから出てきたランは物悲しげな目でマスター見上げた。

 

「マスター…… 私は… 怖いのか?」

 

「普段は… 優しく子だと思うよ… でも戦ってると… その〜… ね…?」

 

「もう一度行ってみようか… それでダメなら今日はもう休もう… 精神的になんかきた…」

 

「う、うん… そうだね、そうしよう」

 

「では行ってくる」

 

ランはそういうと剣を再び握り締め、バトルスポットであるナイトテンプルアリーナへと向かった。

 

そしてアリーナのステージに着くとすでに相手のエレクトリアは既に準備を終えていた。

 

「では… 参ろうか… いざ!尋常に勝負!」

 

ランはブースターで加速、スローイングナイフで牽制した瞬間に相手に斬り込む。しかし、華麗に躱されフレイムボムを至近距離で浴びる羽目に。

 

「ググ…ッ!…まだまだぁぁ!!」

 

「甘いッ!」

 

ランは倒れずにフレイムボムの威力を受けながしカウンターに入りフレイムボムを投げ牽制し斬りかかる。しかし、フレイムボムは当たらず、更に背後を取られて斬り伏せられた。

 

「くそお… まだまだ勝負は終わってない!!」

 

「単調で考え読みやすい、脳筋にも程があるでしょ!」

 

「フギャァッ!?」

 

 

その瞬間、身体から力が抜けて片膝を地面につき、動こうにもダメージを受け過ぎて動けなくなった。

単純に正面から打ち負けた。今まで剣を思い、そして極めようとして来たランが正面から負けた。剣で負けた。それは『剣聖』と戦い以来の惨敗だった。

 

「ま、負けた?私が……」

 

「ちょっと勝手に荒らさないでくれる?ここの掃除とか色々してるの私なのよ?」

 

「な、名前は… せめて名前を…」

 

「ルーラーよ、名前言ったでしょ、ほら帰った帰った」

 

ランが負けた相手、それは剣士でもサムライでも、騎士でも無い【巫女】に負けたのだった。

 




ナイトテンプルアリーナのルーラーさん強くない?

マジで鬼巫女で脇巫女ですよ…
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