では、どうぞ。
意図せず休憩時間となってしまった俺達は、何が起きても対処しやすいように2人揃って部屋の端の方へと寄っていた。しかしそれから何が起こる訳でもなく刻一刻と時間だけが過ぎ去っていく。
「―――ねぇ、いつまでこうやって何もせずに待ってるつもりなの?というか本当に何か起こるのかしら?」
「……さっき紐を引っ張った時に紐の先で何かが動く感覚が指に伝わってきたんだ。だからおそらく何かしらのギミックが動いてるはず。」
「ふぅん……。アンタがそこまで強く言うのならもう少し待ってみようかしら。」
「信じてもらえて何よりだよ。」
紐を引っ張ってから今までの間で考えていた言い訳が何とか通じてくれたようで俺はホッと一安心する。しかしこのまま待っていても本当に落ちて来る……と言うよりは
「早くなにか起きねぇかなぁ……。」
「本当にねぇ……。―――、あら?なにか上の方から引きずるような音が聞こえてこない?」
「ん?……確かに聞こえる様な気がするけど気のせいじゃない?」
「うーん。何故だか気のせいじゃない気がするのよねぇ。」
なんて事を話していたら、突然部屋の上から三角柱の形を模した物が何の予兆もなく落ちてきた。ギャリーが引きずる音が聞こえると言った時にこの後の展開的に心構えの出来ていた俺はそこまで驚くことは無かったが、ギャリーは何が起こるのか予測出来ていなかったのか「ぎゃー!」と大きな叫び声をあげる。
「うわっうるさっ!うるせぇよギャリー!」
「だって上からいきなりあんなのが落ちて来たのよ!?あれが当たってたら怪我じゃ済まないわよ!」
「でも俺たちに当たってないんだから一々喚くなよ!はぁ……、こんなんがずっと続くようじゃ耳が痛くてたまったもんじゃねぇよ……。」
「ご、ごめんなさい……。でもアタシも出したくてあんな大声出してるわけじゃないのよ……?」
「それにしてももうちょっと抑えてくれ……。」
俺は少々痛む頭を抑えながらギャリーにそう伝えると落ちてきた三角柱の傍に行き俺たちの待機していたところの近くにあった三角の窪みまで押していく。持ち上げられないのは不便にも感じるが、まぁできないことを嘆いても仕方ないだろう。
落ちてきた三角柱を窪みにはめると、今まで鍵の閉まっていた扉が自動的に開く。ようやくこの部屋から出られると考えるとなんとも嬉しいが、この先の部屋のことを考えると余り喜べないでいる俺もいた。
「ん?どうしたのよヒロトシ。そんな所でぼーっとしてないで早く次の部屋に行きましょ?」
「おー……。それじゃあ行きますかぁ。」
「随分とやる気の感じられない返事ねぇ。さっ!さっさとこんな部屋出て2人と合流しましょ!」
「そうだな。早く言って合流しないとな。」
俺は重い腰を上げてギャリーのいる扉の方へと歩いていく。その先に見たくないものがあると分かっていながら向かわないといけないのはなんとも気分が進まないが、だからといって進まない訳にも行かない。原作の知識がある事に少し辟易しつつ、その知識に感謝もしながら俺達は扉をくぐっていく―――。
アンケートの結果ですが欲しい:2要らない:2どちらでもいい:12となりました。一応欲しい人もいたので偶に後書きにCパートのような形で書いていこうかと思います。
要らないに投票してくださった人は申し訳ありません。
これからもよろしくお願いします。
今まで通り書くとイヴとメアリーの探索パートが無くなります。欲しいですか?
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欲しい
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要らない
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どちらでもいい