すごく楽しかったです。
では、どうぞ。
ギャリーは叫んだ後、『ジャグリング』からキツイ一撃を1発貰っていたが叫びたい気持ちは俺もよくわかる。何せ今までこの絵の描かれた年が分かる文献なんて1つも見てこなかったし、なんなら見当たらなかったのだから。
「いっっったいわねぇ!何してくれてんのよ!」
「ギャリー……。もう少し落ち着いたらどうよ。相手はただの絵画……では無いか。まぁ絵画なんだから少こっちが熱くなっても意味ないぞ。」
「そんな事分かってるわよ!でもやっぱり攻撃された事に納得がいかないわ!」
「そりゃ俺達が正解を言えなかったからだろ?……1万通り試す?」
「嫌よそんなめんどくさい事。あーあ、4桁のどっか一部だけでもいいからすぐこの場で分かったりしないかしら。」
「そんな都合のいい事起こるかね……。―――あ、待って。俺思い出したかもしれん。」
「ホントに〜?そんな事言って適当な数字言うんじゃないわよ?」
「いや、4桁全て思い出した訳じゃないからあんま期待しないで。」
俺はそう言うと思い出した数字を今一度思い出す。それは最後の2桁が“23”である事。もしこれが合っているのであれば1万通りから一気に100通りにまで一気に絞られてくる。そうなればヤマカンで答えたとしてもワンチャン当たる可能性がだいぶ高くなるという事だし、ゲルテナの活動していた期間を鑑みれば最終的な候補はほぼ一択になるだろう。
ゲルテナの活動していた期間はゲーム内で明確に表記されているだけでも6182年〜6248年の間。正直西暦6000年っていう途方も無く未来の話なのだが、今考えるべき点はそこじゃない。
「とりあえず今思い出した……というか思い浮かんだ数字は“23”。彼の活動していた期間と擦り合わせると623○か6○23のどちらかになる……と思う。」
「―――、アンタよくゲルテナの活動期間なんて覚えてるわね。あんまり美術に明るくないなんて言ってたけど実はそうでも無いんじゃないの?」
「あーいや、ただの偶然だよ。初めて触れた美術品がゲルテナのものだったから深く知ろうと思っただけの話。だからほかの人の作品はてんで分からないんだ。」
「ふーん……まぁいいわ。それじゃあそれを元に答えを導き出しましょうか。」
俺は上手くごまかせたのだろうか。正直ここまで来たらギャリーには打ち明けてもいい気はするが、ここまで来たからこそ最後までだまっていたいというきもちもある。
それにしても爺さんよ。ヒントをくれるのはいいがそのヒントがマニアックすぎるぞ。なんで活動期間なんて普通の人が覚えてないようなヒントを与えてくるんだよ。2桁の数字だけでよかったのに。
「―――じゃあまず考える数字の少ない6︎︎○23の方から答えていきましょうか。……でもここに入る数字ってアタシは2しか思い浮かばないんだけどヒロトシはどうかしら?」
「俺も2かなって思ってたしそれで行ってみよ。もしダメだったらまだもうひとつの方を考えればいいさ。」
「わかったわ。……“ジャグリング”!リベンジしに来たわ!」
“我 誕生 いつだ”
「6223年よ!」
“せ い か い だ”
“ジャグリング”がそう言うとギャリーの横に青い絵の具玉がコトンと何かを置く音と共に突如出現する。それに気づいたギャリーが絵の具玉に触れるとこれまでの如くその場から一瞬で消え去る。
「よっし、これで5つ目ね。それじゃああと2つは何処にあるかしら……。」
「これまでこの事を考えたら面倒なところにありそうな気がする。案外あの青人形が持ってたりしてな。」
「あ〜確かにそれはありそうな予感がするわ。その時はヒロトシが相手してあげてね。アタシはまだあの人形に慣れないわ……。」
「あいよ。まぁ適材適所って奴だな。そん時は任せとけー。」
そんな事を話しながら何度目になるだろう部屋の巡回をする。すると原作ならノートの横にまず移動しているはずの青人形が元いた場所にも移動してくるはずのところにもなく、恐らく“例の部屋”の前に移動しているであろうと察する事が出来る。
俺達がただ気づかなかっただけなのか。それとも俺というイレギュラーのせいなのか。どちらにせよかの人形はもう既に絵の具玉を見つけている可能性が浮上してきてしまった。
この部屋も探索し尽くすまであと少し。
以前話しに出したからGarageなのですが今年中にスマートフォンの各ダウンロードサイトに出てくる事が発表されましたね。私は今からすごく楽しみです。