今回はだいぶ時間をかけてようやくできた1話です。あまり上手くかけた自信はないのですが楽しんで貰えたら幸いです。
では、どうぞ。
出口へ向かう際に何度かブロッキングをされてしまい最短距離で向かう事は叶わなかったが何とか無事に
逃げている間メアリーの事を気にかける事が出来ないくらいには余裕が無かったので彼女はもう着いているのか気になり、辺りを確認して見るが脇道もないこの通路のどこにも見当たらないのでまだ広場の方にいるのだろう。
俺よりもこの世界の勝手を知っているから狙われたのか、それとも何か気になるものがあったのか。どちらにせよ俺はここで待っていた方がいいのかもしれないがやはり心配なものは心配なのである。そんなこんなで助太刀をしに行くか迷っていると流石に十分な時間が経っていたのかメアリーがこちらへと向かってきているのが確認出来た。
「お疲れメアリー。時間かかってたみたいだけど何かあったのか?」
「ううん。むしろなにかないかなって探し回ったんだ。」
「……まぁ無事ならいいけどあんま無茶しないでくれよ?」
「この先はさっきの部屋に繋がってるはずだからここからはそんなに危なくないはずだよ。」
「さっきの部屋って……もしかしてあのおもちゃ箱のあった部屋の事か?じゃああの広場は本当にあの部屋の真下にあるんだな。」
「そりゃおもちゃ箱の中なんだもん。もし真下になかったら入口から中が見えなくなるじゃん。」
「まぁそれは確かに。ただこんな広いなら倉庫みたいな感じで作った方が良い気もするけどね。」
「うぅ〜……私はこれがいいの!―――っ!」
今の今までは普通に話をしていたメアリーだったが、何かを感じたのか突然血相を変えて走り始めた。幸いにもメアリーの向かった方向は広場とは逆方向、つまり俺達の進行方向だった為
しかしここまで原作とかけ離れた出来事が連発して起こると何が起きても不思議じゃなくなる為、メアリーが何を感じて走り始めたのかを確認したい気持ちが湧き上がってくるが一旦その気持ちを落ち着かせてメアリーを追いかける。
程なくしてメアリーが立ち止まると、そこは先程のおもちゃ箱のあった部屋のように感じるがそれにしてはあまりにも雰囲気が変わりすぎており、先程の真っ白な部屋とは真逆の様相を呈していた。しかも先程は無かった階段が出現したせいかおもちゃ箱は無くなっており、おもちゃ箱のあった場所の壁には上に登る階段と燃え尽きた茨のようなものがあった。
その光景を見た俺はここで何があったのかなんとなく察したが、メアリーが今何をしようとしているのか分からない以上何が起きてもいつでも止められる準備だけはしておく事にする。
「……メアリー、早まるなよ。もしこれをあの2人がやったんだとしても悪気はないと思うんだ。だから怒ってもいいけど手を出しちゃダメだからな。」
「……分かってるよ。私も2人のこと嫌いじゃないもん。それに私、イヴに嫌われたくないし。」
「ギャリーには嫌われてもいいのか?」
「だってあいつ私の事見放そうとしてたじゃん。例え今は助けてくれようとしてたとしても私はそれを知っちゃってるから信じていいのかよく分かんないんだよね。」
ギャリーの自業自得な所があるとはいえ、あまりに淡白なメアリーの主張に少し驚いてしまった。まぁ当然の意見なのは百も承知だし原作でもギャリーの薔薇で花占いをするくらいには残酷な面を持ち合わせている事は知っていたのだが、いざそれを目の当たりにするとなんとも怖いものを感じるのはおかしくない筈だ。
「さっ、ずっと話してるのもなんだし私の部屋に入ろ?トシは私が直々に招待してあげる!」
「あ、あぁ。よろしく……。」
未だに戸惑いの抜けてない俺を置いてメアリーは楽しそうに俺の前を歩いていく。俺はそれをなんとも言い難い感情のまま追いかける事に。2人、というかギャリーに会った時に変な事をしなければいいがそれはメアリーのみぞ知ると言ったところだろうか。
気がつけばifも含めこの話で120話も書いてるんですね。自分事ながら驚きが隠せないというのが正直な感想です。何せゲームでもなんでも長続きしたことがない私が1年もの間これほどの話を書きあげたって言うんですから。
これからもうエンディングに向かいますが前に言った通り1回で終わらせませんのでそれまでよろしくお願いします。