でも今回は進展がちゃんとありますから許してください。
では、どうぞ。
「さて、花弁も貰ったし少しだけ待っていてくれるかな?私は少しこの子にかかりきりになるから4人で談笑でもしていてくれ。」
じいさんはそう言うと絵画の前に立って何かをし始める。やっている事が少し気になったが別に覗くほどの事でも無いだろうと軽く返事を返して3人の方へと向きを変える。
すると3人も俺に聞きたい事があるのかこちらに視線を投げてくる。
「……そんなに見られても何も出ないぞ。それに聞きたい事があるなら口に出してもらわないと答えられん。」
「じゃあじゃあ1つ聞いていい?おじいちゃんとお兄さんの関係ってなぁに?」
「俺とじいさんの関係……。協力者かはたまた或いは洗脳誘拐犯とその被害者か……。まぁそんな所だな。」
「いやそれどんな関係よっ!前者はともかく後者なら何でそんなに仲良さげに接する事が出来るのよ!」
「だって俺にとってマイナスよりプラスの方が勝ったし。確かにこの世界に飛ばされたのは嫌だったけどさ。災い転じて福となすってな。」
俺がそう言って笑うとギャリーはなんとも言えない微妙な表情を見せてくる。まぁ気持ちはわからんでもないがそれを俺に向けてくれるな。俺だっておかしな事くらい気づいてはいるんだ。それにあながち間違いじゃないしな。
「ねぇトシ、パパと話をしたのは何時くらい?やっぱりここに来てから?」
「そうだな。初めて顔を合わせたのは……まぁ少し前だが話自体は気絶した時とか眠った時にしてたな。」
「ふぅーん……。途中詰まった事については気にしないでおいてあげる。」
「あぁ、そうしてくれると助かるよ。あれはなんて説明していいのかわからん。後でじいさんに聞いておいてくれ。」
メアリーの質問をはぐらかしてしまったようで申し訳ないが、俺もどう説明をしたらいいのか皆目見当もつかない。今の俺はこの世界から見て並行世界から来たのか、それとも過去に逆行したのか。そこら辺はじいさんの方が詳しいだろう。何せそれを行った張本人なのだから。
「ご歓談中申し訳ないけどちょっといいかな?そろそろこの子も目を覚ますから君たちも含めて儀式を進めるよ。」
「あいよ。でも俺達に何をしろって言うんだ?」
「何も特別な事は無いさ。ただそこでこの子の
「さんばってなぁに?」
「子供を産むお手伝いをする人の事だよイヴちゃん。今では助産師と言うらしい。……まぁ私自身が言っといてなんだけどどちらかと言えば君達の立ち位置は産婆さんよりも出産を見届ける家族に近いね。」
ただ見守ってくれていればいいからねと言いながら微笑むじいさんに
「おっと、ようやく目を覚ましたようだ。それじゃあ出ておいで。私の可愛い
じいさんがそう言うとイーゼルに置かれていたキャンバスから強く、でもどこか暖かい光が発せられ俺は思わず目を瞑ってしまう。この様子だとほか3人もきっと目を瞑っただろう。そうして数秒経過したくらいにゆっくりとまぶたを開くとそこには先程まで絵画に描かれていた少女が悠然と立っていた。
俺達全員が声も出せずに少女を見つめていると、何を思ったのかゆっくりと毅然とした態度を崩さないまま俺の前へと歩いてくる。俺以外にも3人、しかもうち1人は少女の姉妹と言っても差し支えない存在がいるのにも関わらずなぜ俺の前に来たのか。その謎は次の瞬間わかった。
―――いや、判らされた。
「はじめまして、
―――拝啓母さん、結婚も子作りもした事が無いのに一児のパパになりました。いやホントなんで?
どうしてこの子は主人公君の事をパパと言ってるんでしょう?(おめめぐるぐる)
私にもどうしてだかわかりませんが私の中のゲルテナおじさんがやれって言ってきたので取り敢えず呼ばせました。次回までに脱出まで行け……たらいいなぁ。
正直ウマ娘の1thAnniversaryイベントも始まりましたし来週1週間は執筆休みたいですねぇ……。まぁ休みませんけど。
キタサン当たりました!キタサン当たりました!(素振り)