Ib〜ハッピーエンドへ行き着くためには〜   作:月舘

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はい、ようやく部屋が進みましたね。こんなスローペースでいいものなのか。でもこれ以上ペースを上げても私の執筆速度が追いつきませんので。というか最近全く書けなくなってきてます。泣きそう。





では、どうぞ。


唾を吐いてはいけません

扉を開けた先は前の部屋と余り変わらない色をした壁の部屋だった。前の部屋とは一括りにされているのだろうか?そこら辺はなんとも言えないところだが、少なくともこの部屋は前の部屋よりも広いことは確信した。それに今までと違って初めて額縁の中で動く絵画が机の近くに飾ってある。なぜあの絵画は舌をずっと動かしているのかはよく分からないがきっとろくな事じゃないだろう。

 

目の前の少し細めの通路はそんなに長くなさそうだが、なんだか似たような道がちょっと前にあった気がする。それに異様に右側が遠いのも気になる。1ヶ所凹みがあって何かそこにありそうなものだがここからでは何があるかは見えないでいる。

 

ざっと目に見える限り通路の奥を見ても特に何も見えないし右の窪みの方を見ても何もない。強いて言うなら目の前の通路の右側になにかの影が見えるように見えるくらいか。

とにかく目先のもので特に触れられるものもないしとりあえずここまで定番になっているノート書きをしようと机の方へ体を向ける。

 

 

「とりあえずノートに落書きしに行こうか。それから色々考えよう。」

 

「うん!」

 

 

そう言うと俺たちは机の方へ歩き出す。すると、あの舌の動いている絵画から何かを吐き出すような音と同時に青い液体のようなものが吐き出される。あまり飛距離は出なかったようで俺たちに当たりはしなかったものの想定外の攻撃により少し驚いてしまったのは事実。イヴちゃんにこれ以上情けない姿は見せられないと思っていたのだが再び見せてしまったかもしれない。しかし自分自身そこまでホラー耐性は無いのだから致し方ないだろう。そう言い聞かせながらイヴちゃんの方へ視線を向ける。

 

イヴちゃんの視線は絵画に向かってはいるがあまり驚いていないみたいだ。それのおかげか俺が驚いているところは見てなかったように感じる。見られなかったことを喜ぶべきか、それとも油断していた事を反省するべきか。どちらにしてもまずはお互い無事であったことを喜ぼうと思う。

 

 

「お兄さん……。今飛ばしてきたのってつばかな?」

 

「多分そうだね。汚いから踏まないように気をつけようね。」

 

「うん!わかった!」

 

 

少しヒヤリとしたものの色々と失わなかったことに感謝してノートへと向かう。今回は何を描こうか。猫のような目を描くか、それとも今唾を飛ばしてきたべろべろ絵画を描くか。まぁ安定して猫目だろう。イヴちゃんも猫にすごく反応していたし、何かよく分からないものを飛ばしてくるようなやつよりもよっぽど好感が持てるだろう。輪郭とヒゲを足して猫として完結させるか少し迷ったが今回は目しか確認できなかったし別にいいだろう。今後猫を見かけた時にはその時は満を持して猫を描こう。

 

そんなことを思いながら描き終わるとイヴちゃんにペンを渡す。何かを書いている姿を後ろから見ていると何を書いているのかはやはり気になってくる。しかし前回の覗き(?)はあえなく失敗しているのでここは慎重に行動しなければまた怒られてしまう。もちろんそれが怖い訳では無いというかむしろ可愛いのだがわざわざ怒らせることをしたいわけではない。でも気になる。なので今回は後ろからコソッと覗こうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バレた。まぁそりゃ後ろでチョロチョロしてたらバレるか。しかしまぁ端の方は運良く見れたので今回はよしとしよう。また次の時の為にどこかでバレないように覗く技術を磨いておかなければ。

 

まぁ何はともあれふたりとも描き終えたので探索に戻らなければ。今立ってるところからノートとは正反対の方を見てみると何も無いようにしか見えない。左側の通路もあることを考えると、一度この区域の安全確認を済ませた方がいいだろう。しかし今は単独行動ではない。イヴちゃんの意志も聞いておかなければ。

 

 

「イヴちゃん。この部屋とそこの通路の先の部屋、どっちを先に見たい?」

 

「う〜ん……。どっちでもいいよ。お兄さんが決めて!」

 

「了解。じゃあこの部屋から先にぱぱっと見ちゃいますか。」

 

 

今まで俺がきめてないのを思い出して譲ったのではないかと少しだけ疑問に思いながら提案する。もしイヴちゃんがなにか感じていたのならば遠慮なんかせず言って欲しいものだがそうしてもらう為の友好度はまだまだ足りないということだろうか。そう思いながら何故か白紙を飾っている額縁を一瞥して俺たちは歩き始めた。




あの何時もぺろぺろしてる絵画って何なんでしょうね?唾以外に実害を及ぼしてこないのでいいんですけど。これで動き出して襲ってきた日には私なら大声でポリスメーンって叫んじゃいそうです(笑)

まぁまず絵画が動くなんて無いんですけどね。

追記:アンケート結果ですが、バレンタインイベントがいちばん多かったのでイヴちゃんのお話はそちらで書かせていただきます。投票してくださった方、ありがとうございました!

バレンタイン書くならもちろんホワイトデーもあるかもね?多分。

追記の追記:書き溜めておいたもの、無くなりました。これからまた書き溜めます……。遅筆なりに頑張ります!
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