では、どうぞ。
何故こうなったのか分からないがとりあえずみんなで椅子の上を跨いで進めない事を確認した俺達は、次に動かす事はできるのかを確認していく。動かすにも色々と方法はあるがまず初めに持ち上げて運べるかどうかを試してみる。
「ふっ……!ゔん゛ん゛ん゛……!ん゛ぅー……。あぁ……動かん。うんともすんともならん。」
「うーん……持ち上げるのも無理となると後は引きずって運ぶしか無くなるのかしら?それとも1人だとダメとか?そんな指定があったら少し面倒くさいわね。」
「よく分かんないけどすぐ出来る方を試してみればいいんじゃない?何ならわたしがやるよ!」
「じゃあイヴちゃん、ちょっと椅子を引っ張ったり押したりしてみてくれる?動くかもしれないからあんまり力入れなくていいよ。」
「はぁ~い!」
なんとも元気な掛け声と共にイヴちゃんは丸椅子と向き合う。俺がさんざっぱら持ち上げようと頑張るも
とりあえずイヴちゃんに椅子を何度か押し引きしてもらった結果、押せるけど引けないことが分かった。つまり椅子が角に言ってしまったらそれはもう動かないという事になる。こういうパズルはあまり得意では無いのでイヴちゃんとギャリーに任せよう。これこそ適材適所ってことで一つよろしかったら。
「あー……これ詰んだ?目標物の確認は出来たけどここからどう向かうよ?逆サイドから向かう?それとも配置が元に戻る事にワンチャンかけて1回外出てみる?」
「嫌よ!ここまで頑張ったんだもの!まだこっち側を粘るわよ!ね!イヴ!」
「え?向こう側からやろうかなって思ってたんだけどダメだった?さすがに外に出るにはまだ早いけど。」
「えっ……。あっそうなのね。じゃあ向こう側に向かいましょ。」
「ギャリー……あんまりしょげんなよ。今はアレでもきっとこれからいい事あるって。な?」
「やーね!そこまで落ち込んでないわよ!そんな事より早く向こう側のパズルを解くわよ!」
どうやら適材適所作戦は見事に失敗したようだ。いや、この一回で失敗と言い切るのはあまり宜しくないのかもしれない。しかし正直この2人なら行けると思っていただけに少しだけガックシと来てしまった感じだ。まぁ何もしていないやつが何を言っても馬鹿言うなという感じなのだが。
然しギャリーはすごく弄りやすい。ここまで叩けば鳴る人は自分はあまり会った事が無い。これならきっと精神状態を良好に保つ為に役立ってくれるだろう。まぁ主に俺のって枕詞が付いてしまうがきっと彼は許してくれる。なんだかんだ言って面倒見のいい人だから。
「……何とか着いたね。お兄さんが言ってくれた所を間違えてたらまた一からやり直しだったかもしれないって考えるとやっぱりわたし達は3人で頑張らないとダメだね!」
「そうね。ヒロトシは次からサボろうなんて考えないで頂戴?じゃないとずっとこの訳の分からない美術館から出られないかもしれないわよ?」
「あーはいはい分かりました分かりました。次からはしっかりやらせて頂きますぅ。」
「なーんか誠意があまり感じられないけど……まぁいいわ。それじゃあ取るもの取ってこの部屋から出ましょ?さっさとこんな訳の分からない所から出て新鮮な空気を吸いたいわ。」
何とか1回(?)の挑戦で目薬を入手できた俺達は通ってきた道を引き返してこの部屋から出る。ああいうパズルは苦手だし、しかもどういうふうに配置されているのかも分からない状態なのだからよくやった方だろう。
扉を出て取り敢えず目薬を必要としてそうなあの充血した瞳のところまで向かう事に。あの充血くんがこの目薬で治ってくれれば何かヒントをくれるかもなんで少し打算的な考えも持ちつつ俺は歩いていく。
今日は朝書いておかないと仕事の影響で日付が越してしまいそうだったので早めの投稿です。
正直今まで続けていられるのも一重にこの作品を見てくれている皆様が居てくれるからです。確かに人気の作品よりもUAは少ないかも知れません。お気に入り数やしおりの数も少ないかも知れません。
ですがそれでも栞を挟んでくれている方や数ある作品の中からこの作品をお気に入りとして入れてくれている方がいるおかげでここまで描き続けてくることが出来ました。
これからも頑張って作品の簡潔をめざして書いていこうと思いますので模試楽しくご覧になられている方がいらっしゃいましたらこれからもよろしくお願いします。
今後投稿が遅れたらごめんね(*´∇`*)ゞ