Ib〜ハッピーエンドへ行き着くためには〜   作:月舘

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どうも、私です。何とか今日中に書き終えました。特に言うこともないです。











では、どうぞ。


瞳の導き

瞳の沢山敷かれている所に辿り着いた俺達は一目散に赤く充血している瞳の元へと歩いていく。沢山の瞳の中の唯一のソレは一体全体まだ赤いままなのか。実はあの個体だけは動く事が出来てこの部屋の中を逃げ回っているのでは無いかなんてあまり嬉しくない可能性も考えたが、そんな事はなく先程と同じ所でこちらの事をじぃっと見つめてきている。

 

俺達3人の中でイヴちゃんが1番瞳を近くで見ていたので一応先程手に入れた目薬を渡すが、イヴちゃんは目薬を持ったままその瞳と対峙している。

 

 

「……ちょっとイヴ。なにしてんのよ?」

 

「ん?何となく見てただけだよ。なんかこのおめめが可愛く見えてきちゃったんだ。」

 

「え゛っ!?ねぇちょっとイヴ、アンタ熱でも出てるんじゃないわよね?それとも1回休憩挟もうかしら。……ヒロトシ!アンタもちゃんと考えなさいよ!イヴがあんな事言ってるのよ!」

 

「いや、趣味は人それぞれだし……。イヴちゃん、ギャリーが言ってる事は気にしなくていいよ。ちょっとこの雰囲気に慣れてくて参ってるみたいだし。」

 

「……そうかな?わたし何かおかしな事言ってなかった?大丈夫?」

 

「大丈夫。イヴちゃんは何もおかしな事は言ってないし、自分が苦手だからって騒ぎ立ててるギャリーの行為も特段おかしな事じゃないんだよ。だってイヴちゃんを心配して言ってるんだから。ね?」

 

「うん……。」

 

 

イヴちゃんは少し俯きがちに頷いたのを確認した俺はギャリーへと向き直る。いくら理解が出来ないとはいえ、あそこまで取り乱して否定するのはさすがに見ていて気持ちのいいものでは無い。

 

 

「で?ギャリーは一体何様なのさ。今ギャリーへ偉そうに高説垂れてる俺も大概だけどさ。別にイヴちゃんがどんな趣味趣向を持っていようが迷惑を被っていない限り俺らには関係の無い事だろ?それを何も考えずに頭ごなしに否定するとかダメだろ。」

 

「で、でもあんな目を可愛いだなんて気が触れたと思ってもおかしくないでしょ!?」

 

「それでも否定するのは違うでしょ。だいたい付き添いがいるとはいえ9歳の多感な時期の子がこんな空間にいる時点で気が触れるのは時間の問題だし、もしそうなった場合は先ず安心させる事が最重要案件だろ……多分。」

 

「それは……そうかもしれないわね。ごめんなさい、少し気が立ってたみたい。」

 

 

どうやらギャリーも落ち着いたようでこちらに頭を下げてきた。俺に頭を下げるのは違うだろうと思ったが、俺の後ろにはイヴちゃんがいる訳だしまぁおかしくないかと考え直す。そんな光景を見たイヴちゃんはどうしていいのか分からず俺の後ろでオロオロとしていたが、そんなことをお構い無しに俺の前へと背中を押して連れてくると俺はイヴちゃんにそっと耳打ちをする。

 

 

「もしイヴちゃんが怒ったり悲しんだりしてないのならギャリーを許してあげて。でも自分に嘘をつかなくていいからね。」

 

「……わかった。ギャリー!わたしはあなたを許しますっ!」

 

「っ!?本当に!?「そのかわり!」……そうよね。悪い事をしたら罰が下るわよね。OK、覚悟は出来てるわ。」

 

「そのかわり、もしまたわたしが変な事を言ってたら、次はもっとやさしく言ってほしいな。」

 

「も、勿論そうするわ!神に誓って!」

 

「ならいいよ。許してあげる!」

 

 

とりあえずあまりギスギスせずに済んだ事を素直に喜ぶべきか。しかし何も進んでいない事を考えるに余計な出来事が起きてしまったのだから喜ぶ事でもないか。それよりもイヴちゃんは早くこの充血くんに目薬を刺してあげて欲しい。そうすればきっと充血くんも充血の苦しみから解放されてさぞ喜ぶ事だろう。

 

 

「イヴちゃん。そろそろ充血くんに目薬をさしてあげようか。この子もきっと早く充血を治して健康的な瞳に戻りたいと思っているはずだよ。多分。」

 

「あっそうだね!いつまでも充血したまんまだと辛いもんね。わたし達が助けてあげないと!」

 

「そうそう。そうした方がきっといい事が起こるよ。情けは人の為ならずなんて言葉もあるくらいだし。」

 

「あら。なんだか要領を得ない言葉ね。それってどういう意味かしら?」

 

「えっと、人に親切にしていればそれが自分にも返ってくるって意味だったはず。まぁ人には優しくするものって事だね。」

 

「へぇ、良い意味の言葉じゃない。」

 

 

そんな会話をしていると、イヴちゃんの持っている目薬の準備が出来たらしく蓋を開けてこちらを待っている。少し申し訳なさを覚えつつも俺はイヴちゃんに目薬をさすよう身振り手振りで促す。それを確認したイヴちゃんは充血した瞳に向けて目薬の中身を数滴落とす。

 

液体が瞳に着いた瞬間からみるみるうちに赤みが取れていき、次の瞬間にはほかの瞳以上にキラキラとしたものへと変貌した。キラキラしている原因は恐らく落とした液体が反射しているからだろう。そんな瞳が次の瞬間急に目をつぶりどこかへと移動を始める。

それがどこに行くのか追っていくとただの壁を横についてその壁をじっと見つめている。よくよくその壁を見るとどうやら少し他の壁と色が違うようだ。少し押してみるとどうやら隠し扉となっているようで奥に部屋を発見した。

 

 

「まるで忍者屋敷みたいだな。」

 

「?忍者屋敷ってなぁに?」

 

「こういう隠し扉とか罠がいっぱいある家の事だよ。そこに忍者って職業の人が住んでたら忍者屋敷って言われるんだ。」

 

「へぇ〜。世の中には色んな家があるんだね!」

 

 

なんとも気の抜けるような会話だが先程の件もあるし少しは大丈夫だろう。そんな事を考えながら俺たちは少しだけ隠し扉の前でだべっていた。




感想クレーとか評価シテーとか言った方がいいんでしょうか?正直自己満作品なので強請ってもいいのかわかんないです。

ただひとつ言えることは感想や評価を貰えたら私はめちゃくちゃ喜びます。ハイ。
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