Ib〜ハッピーエンドへ行き着くためには〜   作:月舘

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どうも、私です。あと少しで折り返しに来ますね。私は早く金髪美少女を登場させたいですがそれの為にあと何話費やされるのでしょう。それは未来の私のみが知ることなので深く考えては行けません。いいですね?










では、どうぞ。


マネキンの行列

イヴちゃんが感じた嫌な予感を警戒しつつゆっくりと扉を開けていくとそこは何も言えない程に生首のマネキンがズラっと並んでいる廊下へと繋がっていた。壁にも顔がアップで描かれているとても大きい絵画が飾ってあり、奥にも同じような大きさの額縁があと2つ飾ってあるのでおそらく3枚とも同じようなものが掛かっているのだろう。

 

一応目の前にはノートとペンが置いてあるがこんな雰囲気の中で書くかどうか少し迷ったがこんな所で迷ってる時間も勿体ないし自分で決めた事だから破りたくないという事もあったから足早にノートと対面する。そしてササッと名前と今回の印象に残ったもの(今回は指輪を描いた)を書き終えると俺は振り返る。

 

 

「2人とも書く?」

 

「いやアンタ……なんて言うか図太いわねぇ……。」

 

「わたしは書くよー。」

 

「え、イヴも書くの?アタシこんな不気味なとこ早く出たいんだけど……。」

 

「じゃあギャリーは先に行っててもいいよ?わたし達は書き終わったら追いつくから!」

 

「イヴちゃんそんな意地悪言っちゃダメだよ。イヴちゃんだってそんな事を言われたら悲しくなるでしょ?」

 

「お兄さんママみたい……。」

 

「ヒロトシの今の言い方は完璧にママだわ……。」

 

「ちょっと待って俺高校生なんだけど?というかその前に男なんだから言うなればパパなんだけど?」

 

 

2人の“ママ”発言に少し憤慨を覚えながらも自分自身確かにそれっぽかったななんて思ってしまった事に少しだけ変な気持ちになり、その思考から離れるようにイヴちゃんの書いている姿をぼーっと眺める。せっせと書いているその様子を見ているとなんだか宿題をしている妹を見守っているように感じられて少しほっこりしているとギャリーが隣でニヤニヤとこちらを見ているのに気付いたがそんな事を気にも止めずに俺はイヴちゃんが書き終えるのをゆっくりと待った。

 

 

 

 

イヴちゃんも書き終えて、ついでにギャリーのちゃっかりと書き終えた後俺達は次の扉へと歩き出す。しかし全ての生首のマネキンが通路を挟むようにズラっと並んでいて、尚且つそれが全て俺達の通らざるを得ない道の方向を向いているのである。正直二の足を踏んでしまう気持ちもあるがそんな弱い感情を押し殺して歩を進める。

すると2枚目の絵画にさしかかろうとする辺りで何やらその2枚目の絵画から視線を感じる。なんだろうとその絵画を見てみると何やらこちらに目の黒いところが向いているように見えるではないか。一応1枚目の方を振り返って見てみるがそちらは変わらずに真正面を見据えている。何やら気持ち悪い感覚を覚えながらも気のせいだろうと思い込んでそのまま真っ直ぐ進んでいく。

 

そうしたら念の為にその絵画の正面を過ぎた辺りでもう一度見返してみると先程と変わらずにこちらと視線のあっている絵画があるのだ。正直そのまま目的の扉まで走り抜けたい気持ちで一杯になったが、何とか衝動を押さえ込んで心を落ち着かせる。しかし立ち止まってしまったのが原因で2人とも視線を投げつけてくる絵画を見てしまう。

 

 

「キャーッ!アイツこっち向いてるわ!気持ち悪いッ!」

 

「わたしあの絵から嫌な感じがする……。お兄さん早く行こ……?」

 

「そうだね。早くここを通っちゃおうか。一応あっちは見てくるだけっぽいけど念の為にね。」

 

 

俺がそう言って歩き出すと2人ともビクビクしながらあとを着いてきた。よく自分より強く感情を出している人を見ると自分は落ち着くみたいな事を聞くけどその気持ちが今回よくわかった。自分より驚いているびびり(ギャリー)がいたから俺は自然と落ち着く事が出来た。少し性根の腐った落ち着き方である事は否めないがまぁそんな事はバレなければどうという事は無い。

 

ラビリンスの部屋からここまで特に襲われる事がなかった事に少し安堵を覚えつつ、そろそろ何かが起こりそうな雰囲気を感じ取って心身ともに疲れてきているところに鞭打って進んでいく。




次の部屋から美術館も本気出してきますから正直書くのが億劫になってきています。でも私はしっかり書き終えたいと思ってるのでこれからも応援の程よろしくお願いしますね。
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