では、どうぞ。
「それにしても広いわねこの部屋。今まで通ってきたフロアの中でも1番広いんじゃないかしら?」
「確かにそうかも。わたしもこんな美術館になってからここまで広い部屋に入った記憶ないもん。」
「確かにここまで広い部屋は探索してないなぁ……。なんだか探索が大変そうだ。」
俺達は部屋を探索しながらなんでもない事を話していると、絵画を飾る為なのか壁がいくつか聳え立っている。その壁には無数に『赤い服の女』と同系列の絵が飾ってあるが、今の所動き出す感じはない為ゆっくりと探索を進める事が出来ている。……あ、1枚だけ違う絵が飾ってある。まぁ後でじっくりと観察しよう。しかし今は大丈夫だけどこの部屋を出る時にはこの何枚かは動くんだろうなと考えるだけで気が重くなるのはご愛嬌。
そんなことを考えながらもずんずんと進んで行くと行く手に扉がひとつ現れる。奥にも道は繋がっているが、扉ひとつ分狭くなっている。一体何なのか気になりつつ目の前の扉のノブを動かしながら押したり引いたりしてみる。しかし開く様子が全く無い為取り敢えず後回しにして探索を再開すると、なんの現象も起こることなく小部屋の裏まで回ってくることが出来た。
「あら、なんだかんだ何も無くここまで来れたわね。それにしても……ここの扉は一筋縄では開いてくれなさそうね。」
「“この部屋にある女の絵の数を答えよ”と……“入力せよ”?入力せよって書いてあるけど何を入力すればいいんだろうね?」
「うーん……4桁のものは見た覚えがないなぁ。まぁ女の絵を数えながらヒントも探していこうか。」
「そうねぇそうする他無いわよねぇ。ま、気を強く持って頑張りましょ!」
ギャリーがそう締めると俺達は来た方とは逆の方へと歩き始める。ある程度歩くと壁には4枚の女の絵が飾ってあり、その向かいには先程見た無個性のいた方へと繋がっている道がある……のだがなんだか向こう側から見ていた道より1本少ないのは気のせいだろうか。何となくそちらが気になり、ここの女の絵の数を数え終えているのもあったのでもう一度無個性のいた方へと目的地を変える。
再び無個性の前まで戻ってきた俺達はそのまま方向転換をして道を確認してみるとどうやら勘違いでは無かったらしく、向こうでは壁のあったところに道があるではないか。
「おぉ、これはちょっと気になりますな。俺はこの道の先に何があるか先に確認したいんだけどイヴちゃんとギャリーはどうよ?」
「アタシは先に女の絵の枚数を数えちゃったほうがいいと思うわ。面倒なことは先に終わらせたいもの。」
「わたしはどっちが先でもいいと思うな。でもこの先に何があるかちょっと気になるかも!」
「じゃあ妥協案としてちょろっとこの道を覗いて何があっても見たらすぐに絵の枚数を確認しに行くってのはどう?」
「それでいいわ。」「わたしもそれでいいよ!」
「じゃあそういう事で、早速行きますか。」
そう言って向こうに無い道の入口をそうっと覗くと、突き当たりには扉が1枚そこにはあった。1体この部屋には何枚の扉があるのだろうか。そしてどれがこの部屋より先に行ける扉となっているのだろうか。少し気になりはしたが先程の約束を破る訳にもいかないのでひとまずは先程と全く同じルートを辿って絵の枚数を数えながら扉を開けに行くことになるだろう。
「あっこの絵美術館でも見たよ!でもなんでここにこの絵があるんだろうね?女の人の絵ばっかりのこの部屋に飾る意味ってあるのかな?」
「そりゃなんかのヒントなんじゃない?それかこの絵実は脅かし要員だったりしてね。まぁしっかり見て見ますか。」
「そうねぇ……ん?この絵からなんか視線感じないかしら?ん〜……うわっ!」
「ギャリーどうしたの?そんなに驚くところあった?」
「コイツ目が光ったわ!こんなの驚かない訳ないじゃない!」
「いやそれにしてもビビり過ぎだろ……。まぁ俺も人の事言えた義理じゃないけどさ。それよりも早く数えちゃおうか。4桁の方もわかった事だしね。」
俺がそう言うと2人とも先程より驚いた表情を見せてくれる。それを見て満足した俺はそそくさと他にも絵画が無いか探す為にその場を離れると、今まで通り2人は後を着いてくる。しかし表情はどういう事か早く説明をくれと言わんばかりにこちらを睨みつけているのは……まぁ致し方ないのか?
そろそろ【ふたり】が出てきますね。その後の夢のシーンはイヴちゃんのものなので出てこない事を先にことわっておきますね。
P.S.
最近DDLCplusを買いました。まだウインドウ設定しかしていませんが無料版との違いをまざまざと見せ付けられてこれからプレイがすごく楽しみです。