Ib〜ハッピーエンドへ行き着くためには〜   作:月舘

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どうも、私です。ようやくこの部屋まで来ました……。ここまでくると本当にお話は折り返したって思いますね。皆様もう少しだけお付き合いくださいませ。







では、どうぞ。


探索再開

2人がノートに何かを書きながら話しているのを片目に俺は本棚へと手を伸ばす。これから生きていく上で特に役に立たなさそうな本ばかりだが、まぁ情操教育を自分に施すのも悪くは無いだろう。それに美術なんていう普段触れないような部門に触れるまたとない機会なのだから食わず嫌いを起こすのは勿体ない気がする。

 

 

――――

 

 

俺の読む本が凡そ3冊と半分を過ぎた頃、お喋りに満足したのか2人が俺の元へと歩いてきた。

 

 

「2人とも満足した?」

 

「うん!ギャリーといっぱい話したよ!」

 

「イヴったら何も無いとこんなに元気なのね。アタシびっくりしちゃったわ。」

 

「でね!ギャリーとここから出たら美味しいマカロンのあるお店に行こうって約束したんだ!」

 

「おぉ、良かったじゃんか。その時はめいっぱい楽しんできな?」

 

「お兄さんも一緒に行こうよ!3人一緒の方が絶対に楽しいよ!」

 

「あぁー……うん。そうだね。」

 

 

にこやかにイヴちゃんはそう言ってのけるが恐らく俺とイヴちゃん達2人だとまず住んでいる国が違うだろうと思っている俺は曖昧な返事しか返せなかった。そんな俺の煮え切らない返事を聞いて察したのかギャリーが声高に俺に声をかけてきた。

 

 

「ヒロトシ!そろそろこの部屋から出るつもりなのかしら?」

 

「あ、あぁ。じゃあそろそろ行こうか。イヴちゃんは準備できてる?」

 

「うん!わたしはいつでも行けるよ!」

 

「それじゃあ出発しようか。多分外に追手は来てないだろうけど最低限警戒をして行こう。」

 

「わかったわ。並びはさっきと同じで行くのかしら?」

 

「そのつもり。今更変えてもなんか違和感があるから俺は先頭がいいなって。」

 

「なんか年下の子に率いてもらってる感じがして申し訳ないんだけど……まぁアンタがしたいって言うなら任せるわ。」

 

「ありがとう。じゃあ早速廊下に出ようか。」

 

 

俺達が廊下に出ると先程部屋に入った時には気づかなかった階段が身の前に現れる。辺りを見渡しても来た道と目の前の階段以外に俺達が行ける所が無い為取り敢えず階段を下る事に。

 

階段を下りきると、すぐ横に何やら内に入れる通路がある事と突き当たりには曲がれそうな空間があること、それに通路の壁際になにやら柵が並んでいるのが見えた為この部屋も何だか面倒な事がありそうだなと少し気が重くなりつつも警戒は解かないように気をつけて探索を続ける。

 

とにかく行ける所には片っ端から行こうの精神でとりあえず手前の通路に入ろうと歩き出すとその通路の奥には扉が1つぽつんと立っている。

 

 

「なんかこの扉違和感があるなぁ……。案の定開かないし。」

 

「……?このドアなんか穴空いてない?」

 

「あらホント。ちょっと覗いてみようかしら。」

 

「なら私が覗きたい!この位の高さならわたしでも覗けそうだもん!」

 

「どうぞどうぞ。何が見えたかは教えてね。」

 

 

俺の言葉に大きく頷いたイヴちゃんは扉に空いた穴を覗き込む。しかしそんな彼女のリアクションはなんだかパッとしないものであり、先程までの明るい様子に陰りが見えるものであった。

 

 

「イヴちゃんどうした?もしかしてあいつらでもいた?」

 

「ううん。なんにも見えなかったの。なんかワクワクして多分ガッカリしちゃった。」

 

「何も見えなかったか。じゃあもしかしたら何かが扉の前にあるのかもね。」

 

「なんかつまんない!なんか面白い事起きないかなぁ!」

 

そんな事を言いながら通路に戻って進路を進んでいくと、すぐに柵の置いてある所の前へと着く。

そこはどうやら迷路となっているようだが、無個性が3体程中に立っていて迷路内の壁にボタンの描かれた絵画がある事がおそらくあの中から正解のボタンを押せって言うことなのだろうと考えていたが外れた場合何が起こるのか分からないのと迷路となっている道が狭いから全員で入ったらまぁ動きづらいだろうという事で1人で突入した方がいいと推測する。

 

しかし誰がこの迷路に突入するのか。それを決めるのは中々に骨が折れそうだと思いながら俺は迷路を眺めるのであった。




最近眠気が凄くて昼間とかとても眠い日が多くなってきています。なんででしょうね?
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