次からは遅刻しないように頑張ります!
では、どうぞ。
イヴちゃんの見つけた紐は天井へと繋がっていてそれが何に反応するのかは全くもって検討がつかなかったが、このとてつもなく狭い部屋には道を塞いでいた無個性とこの紐以外に特に見つかるものは無い。
それならばと俺は自分の考えつく限りのありとあらゆる良くない事を思い浮かべながらその中のどれかが起きてもすぐに行動出来るように心構えをしっかりとしておく。
「……よし、イヴちゃんその紐引っ張っちゃって。ギャリーは念の為に辺りの警戒よろしく。」
「アタシにはこんな狭い所で何か起こるとは考えたくないけど……まぁヒロトシの言う通り警戒はしておくわ。」
「お兄さ〜んもう引っ張ってい〜い?」
「あぁ、もういいよ。グイッといっちゃって。」
「グイッといくって……。アンタ酒呑みたいなこと言うのね。まだ飲めない歳なんでしょ?」
「いや酒のことなんて何も頭になかった“カチッ”けど?……イヴちゃん?確かに引いていいとは言ったけどタイミングが悪いんじゃないかな?」
「だって2人が楽しそうだったからなんか寂しくて……。」
そう言われた俺達はなんとも言えない雰囲気になる。ただの雑談だったとはいえ会話に入れなかったらそりゃ疎外感を覚えるのも仕方の無い事だろう。
今回の事を少し反省をした所で、そこでずっと何もせずにいる訳にも行かないのですぐさま当たりを見渡すも先程と変わったところは散見できなかった。
「うーん……。どこが変わったか2人は分かったかしら?アタシには何が変わったのか分からないわ……。」
「ギャリー安心して!わたしにも違いは分からないから!」
「右に同じく。もしかしたら部屋の外に何か変化があるタイプかもね。」
「じゃあ早速外に出よっ!どっちから出る?」
「階段のある方からでいいんじゃないかしら?どっちにしても一周はするんだし、それなら桜は最後の方で見たいじゃない?」
「じゃあそうしようか。」
俺達はそういうとすぐに狭い部屋から出て辺りを見渡しながらゆっくりと歩いていく。すると、迷路へと続く道の壁に
“ゲルテナ展にある床に描かれた大きな絵のタイトルは?”
とペンキのようなもので書かれているのを見つけた。それにいち早く気づいたギャリーは嫌そうな顔を隠さずにこのひとことについて言及する。
「げ、もしかして暗号?あの大きな絵が描いてあった絵よね?2人とも見た?」
「わたしは見たよ!ママとパパが壁の大きな絵を見てる時に後ろにあったから!」
「俺も一応見たな。でもここまでに合ったイベントのせいで名前なんて覚えてないぞ……。」
「なんだったかしら……。確か深海のなんとかって名前だった気がしたのよね。あと1文字だったのよねー。ちょっとイヴ、適当に1文字あげてくれない?」
ギャリーの言った事が正直信じられなくて、それまでは壁の文字やイヴちゃんを見ていた俺はギョロっとギャリーを見る。すると彼はアタシに任せてと言わんばかりにイヴちゃんにバレない様にウインクをパチンとやってくる。
「うーん……深海の、深海のぉ〜……。あ、世!世じゃない!?」
「深海の世……あ!そうよそれだわイヴ!……タイトル読めた?『しんかいのよ』だからね!」
「確かに聞いてみるとそれっぽい気がしてくるな……。まぁ違ってもその場で適当に考えて見るか。」
俺達はそう話しながら先程の扉を使わずにもう一度遠回りをして先程の絵をついでに見に行く。ここは敵もいなくて気が楽だからもう少しこんな部屋が続いて欲しいと思う。
今日お昼くらいに従兄弟の男の子と通話をしてたんですけど、そのお誘いが先週の土曜日に来たんですよ。
そのお誘いがなんとも可愛くでですね!身長も従兄弟の男の中でも小さいのでなんだかLINEでのやり取りなのに頭を撫でてあげたくなりました。