Ib〜ハッピーエンドへ行き着くためには〜   作:月舘

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どうも、私です。今回は少し遅刻してしまい申し訳ございません。PC版DDLCPLUSの全収集をウトウトしながらやっていたら遅くなりました。今回はそこそこ進んだと思います。









では、どうぞ。


赤い目

俺が絵画を見ながら決意を固めていると、思っていたよりもすぐに書き終わった2人を連れてギャリーが俺の元へとやってくる。

その2人の顔は笑顔に染まっており、それならばと先程不機嫌だったのはなんでなのかは深く考えないでおく事にした。

 

 

「2人も満足したみたいだし進もうか。それともまだ休憩しとく?」

 

「わたしは大丈夫だけどお兄さんの方が心配だな。頭打った所はもう痛くないの?」

 

「あぁ、もうだいぶ時間も経ってるから痛くも痒くもないよ。心配してくれてありがとね。」

 

「だってわたしをかばったから頭を打ったんだもん。やっぱり気になるよ。」

 

「え!?ヒロトシそんなカッコイイ事したの!?もし私が同じ状況になったら2人は助けてくれる?」

 

「そりゃ勿論。俺が助けられるなら助けるよ。」

 

「アタシだって勿論助けるわよ。アタシにだってそれ位の甲斐性はあるわ。」

 

「……ありがと。」

 

 

メアリーはそう言うと儚げな笑顔を浮かべる。その諦めとも決意とも取れる笑顔を見て彼女の覚悟のようなものを感じ取った俺は彼女の為出かす事を思い出して納得すると同時に、ゲームをプレイした後の感情がぶり返してきて悲しい気持ちになる。

 

 

「メアリー、大丈夫だからな。君はきっと助かる。」

 

「――――――え?それってどういう事?」

 

「さぁ?まぁそのままの意味かもね。」

 

「?……変なヒロトシ。」

 

「アンタってほんと意味深な発言が好きね。おかげでたまに何を言ってんのか分からなくなるわ……。」

 

「俺としてはそんなに意味深な事は言ってないつもりなんだけどなぁ。」

 

 

なんて事を話しながら歩いているといつの間にか次の扉の前まで来ていたようで、結局扉の前で立ち止まって随分と話し込んでしまった。しかしこの部屋はゲームの中で2つの顔を持っていたのだが、俺は一体どちらの顔を見る事が出来るのか。少し緊張をしながら俺はゆっくりと扉のノブを回した―――。

 

 

 

何も突っかかる事無くしっかりと回りきったノブに少し絶望しながらも、ここまで来たからにはと腹を括ってゆっくりと扉を開けていく。

 

扉を開けるとそこには赤く大きな目をギラギラとさせながらこちらを興味津々に見てきているように感じる絵画が1枚こちらを向いているのに加えて大量の青い人形が2列で並んでいる。

 

 

「……ったく、この絵といい部屋といいなんでこんなに気色悪いのよ!」

 

「えっ?そうかな……。私はカワイイと思うけど。」

 

「えー!?これのどこがカワイイのよ!」

 

「そうかなぁ……。イヴはどう思う?」

 

「カワイイと思うよ。こんなにいっぱいの人形に囲まれるのも初めてだからなんか楽しいかも!」

 

「そうだよねー!やっぱりカワイイよね!」

 

「はぁ……もういいわ……。はやくここ調べて出ましょ。この部屋……なんだか見られてるみたいですごく落ち着かないわ。」

 

 

ギャリーはそう言うと部屋に2つある本棚を調べる為に俺達から離れていく。きっと俺が2人を見守っておけという事なのだろう。2人は壁際に並んでいる人形を2人で抱いて遊んでいた為とりあえず近くで調べ物していればいっかと思い人形がどんなものなのか俺も触ってみているととんでもない事が起こってしまった。

 

 

 

 

 

ガシャーン!

 

 

 

 

 

人形が落ちたのだ。しかも俺が持っていたものと同じ素材なのであれば触って見た感じ布製のもので、どう考えてもあんな割れるような音なんて絶対にならないような素材でできているのにもかかわらずだ。

 

いくら何が起こるかわかっているとはいえ、意識外から大きい音が鳴るとびっくりしてしまうのは仕方ない事だと自分に言い聞かせて荒れた心を落ち着かせていく。

 

 

「……見に行こっか。何が起こったのか確認しないと。」

 

「……お兄さん、今回は情けない声出さずに済んだね。」

 

「イヴちゃん、余計なことは言わなくてもいいの。それに人は成長する生き物なんだから俺だってこれくらいは出来るようになるさ。」

 

「―――びっっっっっくりした……。もう本当に勘弁して欲しいわね……。」

 

「私はそんなにびっくりしなかったよ?ヒロトシとギャリーってもしかしてビビり?」

 

「せめて危機察知能力が敏感って言ってくれないかなメアリー。俺達だってビビりたくてビビってる訳じゃないからね。」

 

 

人を小馬鹿にしたような表情であまり認めたくない事実を言ってくるメアリーに対して攻めてもの抵抗としてそんなことを言いながら落ちた人形の元に歩いていく。すると人形の近くに紫の鍵も一緒に落ちておりそれを拾い上げる。

 

 

「鍵も見つかった事だしこの部屋は1回出て向こうのもう1つの部屋に行ってみようか。」

 

「ようやくこの部屋から出られるのね……。すごく長い時間ここにいたように感じるわ……。」

 

「ギャリー大袈裟すぎー。ギャリーって人形好きじゃないの?私はこの人形大好きなんだけど。」

 

「メアリー、アンタには悪いけどこんな気味の悪い人形なんてアタシは好きになれないわよ。」

 

「わたしはカワイイと思ったけどなぁ……。」

 

「まぁ人の感性なんて全然違うものだし仕方ないよ。それよりも次の部屋に向かおうか。」

 

 

俺はそう言って歩き出す。次に起こるイベントはどうなってしまうのか考えながら……。




なんだかんだ言ってもうすぐこの作品も1周年になるという事でなんだか感慨深いですね。

去年の私はもっと早い段階で終わっていると考えていたんですけどここまでかかってしまいましたね。

1周年記念でifを書こうと思ってますので過度な期待はしないままにお待ちくださいませ。
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