Ib〜ハッピーエンドへ行き着くためには〜   作:月舘

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どうも、私です。今回は少し遅れてしまい申し訳ありません。

今回は前回から行っているアンケートの為に急遽閑話を挟ませていただきました。

次回は取り敢えず本編に戻りますのでよろしくお願いします。










では、どうぞ。


閑話:if

〜もしも初めにあった人物がイヴでは無くギャリーだったら〜

 

 

 

「トンネル……じゃなくて階段を抜けるとそこは美術館でしたってか。いくら訳分からん現象が連発してるとはいえさっきまでいた美術館とは似ても似つかない所に出るとかもう訳わかんねぇなコレ。」

 

 

俺は1人ブツブツと言いながら階段を降りると、そこは1面赤い壁と床の通路のような所に着いた。見た感じ目の前の突き当たりと部屋の左側の壁がでっぱっている所の2箇所に扉があるのが確認できる。

 

 

「他に何か無いもんかね。とりあえずこの部屋に何があるのか見てみましょうかね。」

 

 

部屋の中を歩き回ると花瓶が2つ隣合って部屋の中に置いてあり、うち片方には何も入っていなかったのだがもう片方には白色の薔薇が飾ってあった。

 

その花瓶の近くの壁には『バラとあなたは一心同体命の重さ知るがいい』と書かれた張り紙と『そのバラ朽ちる時あなたも朽ち果てる』と書かれた張り紙があり、意味が分からず首を傾げてしまったが深くは考えずにそのまま白い薔薇を手に取ってこれからどうするか考える。

 

しかし特になんのヒントもなくこの部屋に佇む俺はとにかく行動を起こそうと2つある扉のうち、まず壁がせり出ている所の扉に入ることに決めた。

 

 

「そうと決まれば早速。……あれ、開かない。えぇ……。」

 

 

扉には鍵がかかっているらしくノブは回りきらなかった。特に鍵も見当たらなかった為もうひとつの扉の方へと歩いていく。そして扉を開けようとした次の瞬間、急に扉が開くのだった。

 

 

「うぉあ!」

 

「キャー!」

 

 

男のような女のようなよく分からない悲鳴をあげる中性的で長身の人がドアの向こうで驚いていた。その手には青い薔薇が握られており、俺と同じ境遇なのではないかと推測する。

 

「ア、アンタ何者よ!こんな所にアタシを追い込んでどうするつもり!」

 

「ちょっと待ってくれ!俺はあんたと同じ状況なんだ!俺もなにがなんだかわからないうちにここまで来ちゃったんだよ!」

 

「嘘よ!そんなの信じられるわけないじゃない!」

 

「本当だっつうの!俺だってあんたと同じように薔薇だってあんだからよ!」

 

「そんなこと言ってアタシを油断させてから襲うつもりなんでしょ!アンタの魂胆はわかってんのよ!」

 

 

何を言っても信じてくれなさそうな彼?を信じさせる為に考えに考えた結果、俺は自分の持っている薔薇を相手さんへと差し出す事にした。それも手渡しだと受け取ってくれなさそうなので床に薔薇を置いてから数歩後ろへ下がる。

 

 

「アンタ……どういうつもり?」

 

「どうもこうも俺の命をあんたに預けたんだよ。そうしとけば俺はあんたに下手な事は出来ないだろ?」

 

「……わかったわ。でも少しでも変な行動を撮ってご覧なさい。直ぐにこの薔薇をぐちゃぐちゃにしてやるわ!」

 

 

ひとまずといった形で漸く共に行動をするようになった俺達。これから仲良くなる事はできるのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

〜もしも初めにあった人物がイヴでは無くメアリーだったら〜

 

 

「――――――。うーん……はっ!……あれ?俺はなんでこんな所で寝てたんだ……?てかここ何処だよ!」

 

 

先程までは普通の美術館にいたはずなのだが、気がついたらいつの間にか寝ていてしかも場所も1面紫色の通路に倒れていた。何が何だかわからなくなり軽いパニックに陥ったが通路奥の曲がり角から金髪の女の子が頭だけを出してこちらの様子を見ている。

 

その女の子の顔はよく見えなかったが、その金髪を見た瞬間に俺の頭は痛みを覚える。その痛みがどれだけ続いたのかはわからなかったが痛みが引いた後にはここはどこなのか、そして彼女は誰なのかをしっかりと思い出して(・・・・・)いた。

 

 

「メアリー……。え!?待ってここゲルテナ美術展!?……あー、確かにメアリーと初めて会う場所ってこんな所だった気がするな。……え?て事は俺今ゲームの中にいるって事?一体何が起きたらそうなるんだよ……。」

 

 

俺がそんな事を言っている間もメアリーはずっとこちらを見つめている。しかしその表情は段々と「こいつはマジでヤバいやつなのでは?」とでも言いたげな顔をしている。

 

 

「……メアリー、こっちにおいで?君と話がしたい。」

 

「……!?―――お兄さんなんで私の名前を知ってるの?」

 

「なんでって言われたら……君のお父さんから教えてもらったからかなぁ……。」

 

まぁゲルテナと言うよりはそのゲルテナという存在を生み出した方の方が合っているのだがそんな事は些事だろう。

 

 

「私のお父さんと知り合いなの!?」

 

「あぁ、そうなんだよね。だから君を知っていたんだ。」

 

「そうなんだね!あぁ〜怖かった〜。お兄さん急に大声出したり考え込んだりするんだもん。―――あ、そういえばお兄さんの名前ってなぁに?」

 

「確かに俺が一方的に知ってるだけだもんね。俺の名前は則内大利。まぁ好きに呼んでいいよ。」

 

「スノウチヒロトシ……。じゃあトシって呼ぶね!」

 

 

そう言うメアリーはとてもイキイキとしていて人を騙すなんて考えていなさそうな、そんな表情だった。




現在行っているアンケートなのですがイヴちゃんとメアリーの視点は時々1話使ってどういう感じの会話がどこでしてるのかを書こうと思ってます。
なので謎解きを入れないので入っても3話とかそれくらいだけになるかと思われます。

説明が全然できてなかったのでここでさせて頂きました。

これからもこの作品をよろしくお願いします。

今まで通り書くとイヴとメアリーの探索パートが無くなります。欲しいですか?

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