最近はとても涼しくなりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。急な寒暖差で体調を崩しやすい気候ですので体調管理の方はお気をつけてくださいね。
では、どうぞ。
大体あの人形のいた部屋を2つ分くらいは移動しただろうか。程々に暗い通路を通り抜けていくと行き着いたのは相も変わらず紫色に包まれた部屋にたどり着いた。
軽く見渡す限り何もいないこの部屋は何故だか何かがいる気配を感じるがそれを感じられたのも少しの間で、それは直ぐに引っ込んでしまう。
「確かここって……。うわっ、気づきたくなかった……。」
「ヒロトシ、アンタ何ブツブツ言ってんのよ。なにか気になる事でもあったの?」
「え?……あぁうん、なんでもないよ。そんな事よりも部屋の奥の方を見てみようか。」
「アンタって本当に話を逸らすのが下手よねぇ……。まぁいいけど。」
「そんな事俺が1番わかってるっての……。」
俺は1人そうごちりながら部屋の奥へと歩いていく。その途中の壁に“出口なんてない 理由なんてない”なんて書いてあったけどそんな事は無いとわかっているので俺はそれは無視をして進んでいく。その先にあったのは床に三角の窪みと、それに左側にはそこそこ広い空間が拡がっておりそこには5つの紐が垂れ下がっていた。
三角のやつは上からイヴちゃん達が落としてくれるやつだけどその為には紐を引っ張って隙間を塞ぐ板を壁から落とさないといけない。しかし紐を引っ張って落とすのは覚えていたがどの紐を引っ張って落とすのかなんて覚えているはずもなく。俺達は途方に暮れるのであった。
「ギャリー、この5本のうちどれが正解だと思う?勘でいいから答えてくんね?」
「そんなこと急に言われても分かるわけないでしょ……?でもまぁそうねぇ……真ん中でいいんじゃない?」
「まぁそれがわかりやすいか。じゃあ引っ張るぞー。」
「あっ!アタシが引っ張る場所を決めたんだしアタシがその紐を引っ張るわよ。アンタは少し下がってなさい。」
「了解。じゃあ任せたわ。」
俺はギャリーと位置を交換するとギャリーが紐を引く様を後ろから眺める事に。何度か深呼吸をして腹を括ったギャリーが勢いよく紐を引っ張ると部屋の明かりが突如として消えてしまう。
「わっウソヤダ!電気のスイッチなの!?」
「ギャリーもっかい引っ張って!」
「わ、分かったわ!」
俺達は慌てながら先程引っ張った紐を引き直すと明かりが再び点いたので、何とかなったと一息つく。こんな演出があった事を忘れていた為に自分が思っていたより驚いてしまった気がする。
「あー……良かったぁ……点かなくなるかと思ったわ……。」
「確かに……。でもダメージを受けるような事が起きてないだけマシじゃないかな。」
「それもそうね……。じゃあ次はヒロトシの番ね。あと4本のうちから選んでちょうだい。」
「うーん……そうだなぁ。じゃあギャリーが引いた紐の右隣のやつにしようかな。」
俺はそう言いながら自分の言った紐の前まで移動をする。これが正解なのかは分からないけどもなんだか当たっている気が今からしている。
「じゃあ早速引っ張るから一応少し離れてて。」
「あら、随分と自信があるのね?それともただ思い切りがいいだけかしら?」
「いや、どうせやらないといけないならさっさと終わらせたいなって思ってさ。自信はないよ。」
そう言いながら俺は目の前の紐を強めに引っ張った。するとそのまま何も起きないままに10秒20秒と過ぎ去っていく。どうやら正解を引けたようだ。しかしそんな事を知る由もないギャリーは何も起きない現状を見てあたまをかしげている。
「……何も起きないわね。そんな事あるのかしら?」
「さぁ?もしかしたらここじゃないどこかでなにか起きたかもしれないしなんとも言えないな。」
「確かにこの部屋じゃないなら何が起きても分からないわね……。次の部屋への扉も開かなかったし他の紐も引っ張って見ようかしら?」
「うーん……取りあえずは待ちでいいんじゃないかな。5分10分経っても何も無いようであれば次の紐を引っ張ろう。」
「……アンタまるでなにか知ってそうな口ぶりね。一体何を知ってるのか教えてくれたりはしないのかしら?」
「俺は何も知らないし知ってたらとっくに情報共有してるよ。」
嘘をつく事に多少なりとも罪悪感を覚えながらゆっくりと体を伸ばす。どれくらいであのオブジェクトは落ちて来るのだろう。イヴちゃん、メアリー……どうか落としてくれ。俺はそう願いながらゲームの時バラの絵が書いてあった所の床に立ちながらボーッと待っていた。
アンケートの方ですが以前告知した通り、次回の更新日まで受け付けておりますので是非投票の方をよろしくお願いします。
今まで通り書くとイヴとメアリーの探索パートが無くなります。欲しいですか?
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どちらでもいい