世界を渡り歩いた少年は心からサッカーを楽しむ?   作:レイ1020

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次はあいつらが出てきます!


新たなる敵

 

「ふん!愚かなりジェミニストーム!そして・・・・・・レーゼよ・・・・・・よもや人間如きに負けるなど・・・・・・」

 

 

 

「っ!!・・・・・・デ、デザーム様・・・・・・」

 

 

 

僕たちが喜びに浸っていた中、突如として謎の声がどこからともなく聞こえてきた。レーゼが怯えた様子で視線を向けていた方へ僕たちも同じように視線を向けてみると、そこには何やら異質な雰囲気を醸し出した集団がいた。一歩前に出ていた目が赤い男はよく見ると、ジェミニストームが持っていたような黒いボールを片手で持っていた。・・・・・・つまり、あの男達もまた、エイリア学園なのかな?

 

 

 

「なんだあいつら・・・・・・?」

 

 

 

「・・・・・・奴らの仲間か?」

 

 

 

みんなも急に出てきた彼らにびっくりしているみたいだった。ほんとに彼らは何者だろう?

 

 

 

 

「こ、これは・・・・・・」

 

 

 

「くだらん言い訳に付き合うつもりなどない!貴様らは今日をもって追放とする!・・・・・・ふんっ!!」

 

 

 

「っ!」

 

 

 

ボールを持った男がそう叫ぶと、持っていたボールをレーゼ達ジェミニストームに向けて蹴り込んだ。蹴り込んだボールがレーゼ達の元まで来ると、その瞬間にそこの周りが紫色の光で包まれ、次に視界がクリアになった時はジェミニストームは消えてなくなっていた。

 

 

 

「ふん・・・・・・よく聞け人間ども!我らはエイリア学園”ファースト”ランクチーム【イプシロン】!貴様らにはいずれ・・・・・・エイリア学園の真の恐ろしさを見せてやろう!ふっ・・・・・・その時が来るまで、せいぜいもがくが良い。フハハハハッ・・・・・・」

 

 

 

「あっ・・・・・・ま、待てっ!!」

 

 

 

円堂くんのその叫びも虚しく、イプシロンと名乗った彼らはそのまま何処かへ姿を消してしまった。・・・・・・どうやらエイリア学園との戦いはまだまだ続くようだね。

 

 

 

 

 

––––––––––––––––––––––––––––––––––

 

 

 

 

 

イプシロンが去った後、その行方を追うために僕たちは北海道を離れた。白恋中のみんなとは少しだけお別れになっちゃうけど、エイリア学園を倒したらまた一緒にサッカーをしようと言う約束をして僕たちは旅立った。そして、行方を探っている道中にイプシロンが、ある中学校に襲撃予告をしてきたと言う情報が入ってきたんだ。・・・・・・その中学校というのは・・・・・・

 

 

 

「京都の漫遊寺中?聞いたことないな?」

 

 

 

「無理もないわ。あそこの学校はサッカーを己の精神を磨くためと鍛えるためにやっているようなもので、フットボールフロンティアにも出場していなかったから・・・・・・」

 

 

 

そういうわけだったんだ?・・・・・・でも、なんでイプシロンはその学校を狙ったんだろ?

 

 

 

「でもどうしてその学校を狙ったんでしょうか?」

 

 

 

「漫遊寺中は、対抗試合こそしないものの、その実力は折り紙付きで、フットボールフロンティアに出ていれば優勝候補にまでなる程と言われてるそうよ」

 

 

 

「ジェミニストームのように無差別で学校を襲撃してくるわけではなく、隠れた実力を持つ学校だけを狙ってイプシロンは攻撃を仕掛けてるってことですかね?」

 

 

 

「・・・・・・その可能性が高いわね。イプシロンを倒せば、エイリア学園の謎や狙いがわかるかもしれないわ。すぐにでも漫遊寺中に向かうわよ」

 

 

 

「「「「はいっ!!!」」」」

 

 

 

こうして次の僕たちの行先は京都に決まった。僕って日本に帰ってきてから京都って行った事なかったからめちゃくちゃ楽しみなんだよね!時間があったら誰か誘って観光しよっと!

 

 

 

 

––––––––––––––––––––––––––––––––––

 

 

 

 

で、漫遊寺中に着いたものの、正直いろいろあって疲れた〜。まず漫遊寺中のサッカー部に会うために中に案内されたものの、何故か廊下がめちゃくちゃ滑りやすくなっていて最後尾を歩いていた僕や士郎、鬼道くんやマネージャー達を除いて全員盛大にすっ転んでしまったんだ。後で聞いたところ、これは漫遊寺中サッカー部に所属している”木暮”という選手のせいで、よくいろいろな人にいたずらを仕掛けて迷惑をかけているのだとか・・・・・・。一度見かけたけど、僕からしてみれば元気が良くて面白い子だなぁ〜と思うけどね?

 

 

 

その後、なんとか漫遊寺中サッカー部と会うことが出来たわけなんだけど、当の本人達はイプシロンと戦う気は毛頭ないらしく、辞退を直接申し込むって言うんだ。・・・・・・そんな話が通用する相手ならここまで苦労はしないと思うけどな〜?結局円堂くん達の説得も虚しくサッカー部の人たちは自分たちの決意を変えずに修行へと向かってしまった。・・・・・・困ったね。

 

 

 

 

「考えていてもしょうがない!俺たちは俺たちでできることをしよう!」

 

 

 

夕飯の準備をしている中、選手だけ集まって作戦会議をしていた僕たちだったけど、突然円堂くんがそう言った。・・・・・・なるほどね。

 

 

 

「特訓かな?いいね!やろう!」

 

 

 

「ああ!相手はエイリア学園だ!俺たちももっともっと強くならないとな!」

 

 

 

僕が言ったことに円堂くんは力強く頷き、他のみんなもそれに同調した。練習場所に至っては士郎が漫遊寺中の女子生徒さん達に聞き、近くの河川敷でできることになった。だから僕たちはイプシロンが来るまでそこで練習することになり、今日はそこでお開きになった。・・・・・・イプシロンか。一体どれだけ強い選手達なのかな?楽しみだなぁ〜〜。

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