バトルロワイアルVR   作:伊勢村誠三

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偽善純然悠に敢然

【エリアB-4企業城下町 1日目 深夜】

 

そこは広い公園だった。

遊具などはなく、原っぱに舗装された道とまばらにベンチと街灯があるだけの極めてシンプルだが中々広い。

恐らく街の憩いの場として作られた場所だろう。

建築などの知識のない彼、法条ムラクにもそれぐらいは分かった。

彼はポケットを探りながら歩く。

 

(見覚えのないCCMにマグナオルタス。

それからマッチ箱?マグナオルタスは兎も角なぜマッチ?)

 

疑問は生まれたが、考えても仕方ないこともある。

まずは最初のホールで姿を見た友人瀬名アラタを捜さねばならない。

ムラクはマッチをしまい、マグナオルタスをいつでも出せるようにして公園を探索する。

歩いて行くと、人影が見えた。

若い男が2人ともう1人、自分と同い年ぐらいの、少女だろうか?

髪は短いがスカートを履いているしそうなのだろうと判断する。

男の1人が剣を持ってるのが気になったが、ムラクは2人に攻撃してないなら平気だろうと思い、3人の前に出た。

 

「!?」

 

「君は?」

 

「俺は法条ムラク。すまないが俺と同じぐらいの背丈の赤毛に碧眼の少年を見なかったか?

名前は瀬名アラタというんだが。」 

 

まず最初に短い青髪の少女が答えた。

 

「ごめん見てない。月さんは?」

 

ライトと呼ばれたスーツの男は

 

「いや、僕も見てない。水澤さんも?」

 

「ああ。」

 

水澤と呼ばれたコートの男も同じだった。

そうか、と少し残念そうに呟くムラク。

 

「だったらさ、わたしもここに連れて来られてる知り合いが居て捜してたの。一緒に捜さない?」

 

思わぬ提案にムラクは驚いた。

自分とそう年の変わらない少女がこの異常事態に直面してついさっき会ったばかりの自分に手を貸すと言うのだ。

 

「いいのか?」

 

「もちろん!わたしは正義の味方だからね!」

 

眩しいまでに言った彼女にムラクは悪い感情を抱かなかった。

寧ろ今まさに名前を出した瀬名アラタの様な彼女に好感を抱いた。

 

「なら、有り難く手伝ってもらいたい。

俺も君の友人を探すのに手を貸そう。」

 

ムラクは付けていた紫色の手袋を外して青髪の少女、美樹さやかと握手を交わした。

 

 

 

 

浅はかな子供め、と夜神月は美樹さやかを見下した。

安い正義感の口約束でこの弱肉強食の環境で他者を守る。

しかもその瀬名アラタがどんな人間かも知らないのに。

 

(これだから子供、しかも女は。

まあ仕方ない。ここでじゃあさよならで別れたんじゃ3人から僕への心象はかなり悪くなる。)

 

月は社交的で穏やかな青年を演じながら3人に落ち着ける場所での情報交換を提案した。

誰も反対しなかった。

当然だろう。これから別れて行動するにせよ、まとまって行動するにせよお互いにデメリットはない。

 

「場所はどこか民家を使うか?」

 

「そうですね。壁一枚あるだけでも違いますし。

ただカーテン開けたりライトを付けたりするのは無しで。

この殺し合いに乗ってる人間が来ないとも限りませんから。」

 

美樹さやかは単純だ。

きっとLの事を極悪な犯罪者だと言えば信じるだろう。

法条ムラクと水澤悠は正直まだ分からないが、自分なら出来ると月は考えた。

 

(今まで僕はうまくやって来た。メロも倒した。

後はニアを消すだけって所まで来たんだ。

なら後はあのホールに間違いなくいたLさえもう一度消せば新世界は完成する!)

 

その為ならどんな手段を使っても生き延びてやる。

最後の1人になったからと言って主催側が無事に返す保証もないと判断している月は歩きながら話すムラクとさやかの会話に耳を傾けた。

少しでも人身掌握に使える情報を探して。

 

 

 

夜神月の様な人間を水澤悠は知っていた。

それはもう何人も何人も。

下手をすれば覚醒したアマゾンなんかよりも余程危険な人間。

具体例を挙げろと言われたら困るが、自身の母に少し似てるが、ベクトルはかなり違うとだけ言っておこう。

 

(もし、彼が溶原性細胞やアマゾンを利用したり千翼を利用しようとするなら…)

 

手加減なしだ。

守るべきものを守るために必ず倒す。

改めて誓いながら悠は腰につけたネオアマゾンズドライバーを撫でた。

 

 

 

【エリアB-3 283プロ事務所内 1日目 深夜】

 

「いい場所だ。世界が力を求めてる。」

 

貴族に用意されたという一点だけは気に入らなかったが、金髪のまだ幼さを残した風貌に似合わぬ鋭い眼差しの青年、グラシャは腰の戦極ドライバーを撫でながら呟いた。

次に自分が放り出された室内を見渡す。

窓からの様子を見るにどうやら地下ではなく、地上らしい。

 

(ここはトルキア共和国なのか?

あの規模の焼け野原なら空っぽの町ぐらいそれなりに作れそうだが、判断するにはまだ早いか。)

 

銃を警戒してすぐにグラシャは窓を離れた。

いくらバロックレッドのリーダーとしてアーマードライダーになり戦ってきた彼と言えど狙撃されてはひとたまりもない。

 

(まずロックシードは…あった。

キウイか。使い慣れたバナナが良かったが変身出来るだけよしとしよう。)

 

いつでも変身出来るようにロックシードを構えながらゆっくりと階段を降りる。

 

(まずは仲間を増やさないとな。

この腕輪を外す技術者とあの赤い服の女に争うだけの気骨を持った強者を。

フォラスや鎮宮雅仁よりも早く!)

 

決意と不屈を胸にグラシャは事務所を後にした。




【エリアB-4公園 1日目 深夜】

名前:法条ムラク@ダンボール戦機WARS
状態:正常
装備:CCM@ダンボール戦機シリーズ
道具:LBXマグナオルタス@ダンボール戦機WARS
   マッチ箱@現実
思考
基本、瀬名アラタと合流して脱出する。
1、さやか達と情報交換する。
2、ライトと水澤は一応警戒する。
備考
※ジェノック に転属になってからの参戦です。

名前:美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ
状態:正常
装備:ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
   ????????@???????????
思考
基本、正義の味方である魔法少女としてあの女を倒す。
1、ムラク達と情報交換する。
2、ムラクと一緒にまどかと瀬名アラタを捜す。
備考
※佐倉杏子と出会うより前からの参戦です。

名前:夜神月@DEATHNOTE
状態:正常
装備:エクスカリバー@Fate/stay night
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
   ???????@???????????
思考
基本、Lを倒し、帰還して新世界の神として君臨する。
1、3人と情報交換する。
2、Lの悪評を広める。
備考
※メロ死亡後からYB倉庫に向かうまでの間からの参戦です。

名前:水澤悠@仮面ライダーアマゾンズ シーズン2
状態:正常、人間態
装備:アマゾンズレジスター@ 仮面ライダーアマゾンズ シーズン2
   ネオアマゾンズドライバー@ 仮面ライダーアマゾンズ シーズン2
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
思考
基本、うちなる声に従い、守りたいものを守る。
1、3人と情報交換する。
2、月は警戒しておく。
備考
※千翼がイユを連れて脱走してからの参戦です。



【エリアB-3 283プロ事務所前 1日目 深夜】

名前:グラシャ@小説 仮面ライダー鎧武外伝
状態:正常
装備:戦極ドライバー@ 小説 仮面ライダー鎧武外伝
   キウイロックシード@ 小説 仮面ライダー鎧武外伝
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
思考
基本、この殺し合いを強要する貴族を打ち倒し力を証明する。
1、戦闘ができる、あるいは腕輪を外せる技術のある人間を仲間にして戦力とする。
2、ロックシードやドライバーを確保する。
3、フォラスや鎮宮雅仁には警戒する。
4、向かってくる敵は全て倒す。
5、心臓の痛みには気を付ける。
備考
※死亡後からの参戦ですが、記憶を失っています。
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