【エリアD-3 小学校屋上 1日目 深夜】
「すぅーーーーーーッ………」
エリアD-3で最も満点の星空に近い小学校屋上の給水塔の上。
チャイナ服を着た色白の肌のクリクリした碧眼の少女が胸一杯に空気を吸い込み
「聞いてるかぁぁぁぁああああ!
ワタシはぁあああ!夜兎でもぉおおお!
殺し合いにのらねぇぞぉおおお!
テメェに言ってんだ澄まし顔のクソ女ぁああああああ!」
案内役の女、参加者達には知る由もないが朱伽に向けて腹の底から叫び呼びかけた。
「ふぅ…さ、銀ちゃん達を探しにいくアル。」
叫び終えるとさっきまで何もなかったかの様にケロっ!とチャイナ服の少女、神楽は肩に足元に置かれていた金属バットを手に取り屋上から一気に校庭に降り立ち、走り出す。
校門も飛び越えてなお走り、自動車と遜色ないスピードで一気に駆け抜けていく。
(なんか家ばっかのとこからいきなりめちゃめちゃ汚いところに来たアル。)
走りながらC-3、バロックレッドの基地周辺、即ちトルキア共和国の地下、アンダーグラウンドシティを再現したエリアに突入する。
「あ!?何だありゃ!?
なんか凄え勢いで走ってくるぞ!」
「人型であの速度なんて…まさか、サーヴァント?」
神楽は前方に2人の人間を見つけた。
1人は白いジャケットを羽織って銃を持った若い男、長瀬裕樹。
もう1人はツーサイドアップの赤い服の少女、神楽よりは年上で長瀬よりは歳下であろう彼女は遠坂凛。
なんだか朱伽を連想する凛に話しかけるのを躊躇ったが、情報は欲しいと考え2人に近く事にした。
「近くんじゃねえ!」
長瀬は警戒心剥き出しでSPAS12を構えた。
凛も長瀬程ではないが身構えている。
「おいおいお前か弱い乙女にいきなり銃向けるとか野蛮だな。
バレンタインにチョコ貰えなくなるアルよ?」
「自動車とマラソンできる奴はか弱くねぇ!
そもそもテメェ人間か!?」
「本当に失礼なやつアルな。
ワタシ人間アルよ?ちょっと落ち着けよ。
砂糖切れた時の銀ちゃんみたいになってるアルよ?」
「……知るかよ。それより、
本当にアマゾンじゃねぇんだな?お前。」
「アマゾン?お前目大丈夫か?
どう見たらこんな可愛い女の子がジャングル地帯に見えんだよ。
まだ生えてる訳ねぇだろ。」
一回性転換した挙句に生えた事ある奴が何を言ってるんだろうか。
ただその事を指摘できる者はここに居ない。
そして子供の下ネタに一々反応している余裕も長瀬にない。
凛も優雅じゃないので無視する事にした。
「アマゾン知らないってお前テレビ見てないのか?
人喰いのバケモンだよ。」
「人喰いの化け物!?」
「テメェワタシがそんな風に見えたって言いたいアルか!?」
「……たりめぇだろ、アマゾンは人間が変身すんだから。」
人間が変身する怪物。
人間型の怪物と言って差し支えない者を知っている(その上マジカルでファンシーなものだが変身にろくな思い出がない)凛は顔を顰めた。
「変身ってお前こそテレビの見過ぎだろ。
身体から角とか尻尾とか生えてくるって事アルか?
そんなんあるわけねぇだろ。」
頭から角生やした事もケツから尻尾生やした事もある奴が何言ってんだよ?
と、万事屋の
「別にお前が信じるか信じないかはどうだっていいんだよ。お前がアマゾンじゃなきゃ。」
「そうだね。僕も君達がアマゾンじゃないなら遠慮する必要もないし!」
神楽の背後からやや幼さを残した高い少年の声がした。
振り向くと居たのはアイドルグループにでも居そうな可愛らしいイケメンな少年だ。
しかしその表情は険しく敵意を隠そうともしない。
「お前は、オーナーの知り合いのアマゾン!」
「オーナー?ああ、君はあの時志藤君と一緒にいた…まあいいや。死んでもらうよ!」
叫びと共に熱気が爆ぜた。
水蒸気が柱を立て、熱風が吹き抜ける。
モグラアマゾンに変身したマモルは鋭いクローを持つ腕で体を貫かんとまず長瀬に目掛けて飛びかかった。
銃口を向ける長瀬に指を構えてガントを用意する凛。
しかしそれより早く
「オラァァア!」
神楽のフルスイングが炸裂した。
普通の人間なら内臓を全て吐き出されたっておかしくない打撃がモグラアマゾンを襲った。
「おー、バットの癖に中々の業物アルね。
ワタシの番傘程じゃないけど中々いい手応えじゃないの。」
と素振りをする神楽。
腹部を押さえながら立ち上がるモグラアマゾン。
「君は、アマゾンじゃないね。人間でそれなのか。
厄介だね。さっさと死んでくれるかな!」
マモルが腰のあたりに手を伸ばし、筒状の物を取り出した。
神楽はそれに見覚えがあった。
やる気のなさそうな顔に針の様な腕がついたコケシの親戚の様な見た目のそれは
「伏せるアル!」
長瀬は銃を暴発しない様にしながら凛を庇う様に伏せた。
まさか気遣わられるとは思ってなかった凛は一瞬驚いたが、飛来するコケシ、ジャスタウェイをガントで撃ち抜く。
派手な音と共に炸裂したジャスタウェイは周囲一帯を煙で満たした。
「なんつー爆弾だ!」
立ち上がり銃を構える長瀬。
そこに神楽をすり抜けてきたモグラアマゾンが喉笛を掻き切らんと迫る。
「この!」
ヤケクソで音のした方に発泡する。
一瞬怯んだぐらいでマモルの動きは止まらなかった。
なんとかバックステップを踏んで避けた長瀬だが、喉に細い傷が一本走る。
(次は避けらんねぇ!)
しかしそこで意外な伏兵が居た。
凛だ。低い姿勢からモグラアマゾンの脇腹に拳が叩き込まれる。
「はがぁ!ーーーぐっ!」
たまらず退がるモグラアマゾン。
「馬鹿な!なんだ今のは?」
「発勁と強化魔術。
知り合いの神父にちょっとした使い手がいてね。」
舌打ちして再度飛びかかろうとするマモルに背後から神楽のスイングが来る。
横に飛んで凌ぐマモル。
奇妙な光(ガント)に拳で遠近どちらでも戦える凛、人間離れした力を持つ神楽。
こちらに予断なく銃を向ける長瀬。
長瀬個人はあの中で一番弱いが持ってる銃がアマゾンの皮膚さえ貫ける軍用散弾銃というのが厄介だ。
(3つしかないんだけどな。)
マモルは部が悪いと見てスイッチを押したジャスタウェイを投擲して煙幕を張ると逃げた。
「クソッ!どこ行きやがった!」
長瀬が辺りに銃口を向けながら叫ぶ。
「移動しましょう。
どこかに潜んでるかもしれないわ。」
「いや、多分逃げたネ。
だってアイツ戦うつもりあるならジャスタウェイをもっと低く投げた筈アルよ。
態々あんな高く上げる必要ないネ。」
そう言って神楽は肩に担いでいたバットを下ろした。
長瀬も銃を下げる。
凛も警戒しながらも少し力を緩めた。
「それじゃあ、情報交換でもしない?
成り行きで共闘したけど私、まだ長瀬くんともちゃんと話せてないのよ。」
「おー、そう言えばワタシもお前らの名前聞いて無かったあるな。ムカつく赤2号にショットガン太郎。」
「な!?誰がムカつく赤2号よ!」
「どこの底辺ラノベ主人公だ!」
やっぱり新八のツッコミじゃないと物足りないアルなー、とか思いながは2人の抗議を聞き流すのだった。
【C-3 アンダーグラウンドシティ 一日目 夜】
名前:神楽@銀魂
状態:正常
装備:奏風のバット@牙狼
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
不明支給品×1
思考
基本、殺し合いには乗らない
1、ムカつく赤2号とショットガン太郎の話を聞く。
2、銀ちゃん達を探す。
備考
※参戦時期は不明。
※マモルがアマゾンであると知りました。なお、マモルの名前は知りません。
名前:長瀬裕樹@仮面ライダーアマゾンズ
状態:軽度の疲労、軽度の緊張
喉に切り傷(少)、煤汚れ
装備:SPAS12(残弾5/7)@仮面ライダーアマゾンズ
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
予備弾×35@仮面ライダーアマゾンズ
思考
基本、どうするかは分からないが千翼と合流する。
1、鷹山仁も水澤悠も許さない。
2、あのモグラのアマゾン(マモル)は倒す。
3、この女(凛)は信用していいのか?
4、あの女(ほむら)は何者だ?
5、こいつ(神楽)本当に何者だ?
備考
※少なくとも千翼が死ぬより前、仁を撃った後からの参戦です。
名前:遠坂凛@Fate/stay night
状態:正常、煤汚れ
装備:なし
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
不明支給品×2
思考
基本、殺し合いに乗るか乗らないかは兎も角桜は必ず止める。
1、長瀬くんこの失礼な子供(神楽) と情報交換する。
2、アマゾン、かぁ。
備考
※少なくとも鉄心エンドを回避したヘブンズフィールの慎二死亡後のどこかからの参戦です。
名前:マモル@仮面ライダーアマゾンズ
状態:怪人態、疲労(少)
脇腹に痛み(中)、腹部に打痕(中)
装備:なし
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
ジャスタウェイ(1/3)@銀魂
不明支給品×1
思考
基本、人間も邪魔する奴も皆倒す。
1、あの女の子達(神楽、凛)には警戒する。
2、この場は逃げて回復に努める。
3、人肉は……
備考
※長瀬と出会って以降からの参戦です。