バトルロワイアルVR   作:伊勢村誠三

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意味と意義を見出す

【エリアC-1 ショッピングモール 1日目 深夜】

 

「食料品、衣類、重火器、家電、本、玩具。

どうやら、ここは買い物の場所の形を借りた調達場の様ですね。」

 

メガネのブリッジを押し上げながら伊東鴨太郎は1人呟いた。

彼は現在C-1のショッピングモール最上階のエレベーターホールにいた。

スイッチの下に置いてあったパンフレットを読んでいる。

 

(1階は洗剤などの日用品や食料品にフードコートが、2階に家具や化粧品などが、3階は衣類のみで4階に本屋や銃火器。5階が家電に玩具屋。

至れり尽くせりですね。

これだけ揃っている建物は参加者も集まりやすいでしょうし、序盤にいきなり立ち入り禁止になる事もないでしょう。)

 

まず4階に向かって鴨太郎は銃を手に入れる事にした。

本職は剣、それも日本刀の彼だが、あるだけでも牽制にはなるだろう。

エレベーターもエスカレーターも有ったがあえて階段を選び4階に向かう。

 

『アラモ銃砲店』とデカデカと掲げられた看板に迎えられて伊東は店に入った。

店内を物色し、ポケットに入るサイズだったスミス&ウェッソンM&Pシールドというコンパクトハンドガンを手に取る。

 

(装弾数は七発…剣ほど出来るわけではないのでこれで殺せるなどとは思っていませんが球数ぐらいは覚えておきますか。)

 

予備のマガジンと共にポケットに入れて他の支給品を確認する。

 

(青酸カリは分かるが何故玩具なんかを?

まあ、いいでしょう。態々支給するという事は何か意味があると考えて良さそうだ。)

 

そう思って鴨太郎は同じ階のおもちゃ屋を物色することにした。

 

「LBX、というそうですね…最近の玩具は凝ってますね。」

 

などと思いながらいくつか手に取って眺めていると

 

「あ、あの!」

 

赤い上着に半ズボンの少年が声を掛けて来た。

 

「俺の名前は、山野バンっていいます!」

 

いきなり自己紹介をしてきた青年は西洋騎士を思わせる赤い鶏冠に白と青の鎧のLBXを持っている。

 

「私は伊東鴨太郎。はじめまして山野君。少々質問をよろしいでしょうか?」

 

2人は1階のフードコートに行き、入り口から見て柱に隠れている席に着いた。

 

「俺の知り合いは青島カズヤに川村アミ。それから、風摩キリト。」

 

「ふむ。名簿が五十音順じゃないのが気になっていましたが、

どうやら関係者ごとに固まっているようですね。

私の知り合いは土方十四郎に沖田総悟の2人です。」

 

「2人とはどうゆう関係なんですか?」

 

「同じ組織の人間です。あまり良好な関係とは言えませんが、

恐らく短絡的に殺し合いに乗ったりはしませんね。山野君は?」

 

「アミもカズもそんな人じゃないですよ。

キリトは、どうだろう。一応面識有るだけなんで何とも。」

 

「では最後に、君はLBXというホビーについて知っていますか?」

 

「ええ。知ってますけど、もしかしてカモタロウさんにもLBXが支給されたんですか?」

 

「ええ。これが。」

 

と、鴨太郎は戦闘機と忍者を合わせたようなデザインのLBX、バル・スパロスをテーブルに置く。

 

「すごい!初めて見るLBXだ!もしかして一点モノかな?」

 

「珍しい形なんですか?」

 

「はい。ストライダーフレームみたいにスピード重視の設計だけど、ナイトフレームだし、背中に武器がついてるのも初めて見ます。」

 

「そうですか。一応操作方法などを教えていただけませんか?

態々支給されたという事は何か意味が有るのかと思いまして。」

 

「そういう事なら任せてください!」

 

満面の笑みで自信満々に言うバンに伊東は上手に使いつぶす算段を考え始めた。

 




【エリアC-1 ショッピングモール内おもちゃ屋 1日目 深夜】

名前:伊藤鴨太郎@銀魂
状態:正常
装備:なし
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
   LBXバル・ダイバー@ダンボール戦機WARS
   青酸カリ@現実
   スミス&ウェッソンM&Pシールド(7/7)
   予備マガジン×1
思考
基本、土方を始末してこの殺し合いから生還する。
1、LBXについて山野君から話を聞く。
2、山野君はいずれ使いつぶす。
備考:沖田が裏切る以前からの参戦です。

名前:山野バン@ダンボール戦機W
状態:正常
装備:なし
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
   LBXアキレス
   不明支給品×1
思考
基本、殺し合いには乗らない
1、カモタロウさんにLBXについて教える。
2、アミたちを探す。
備考:参戦時期は不明ですが風摩キリトと対立している時期からの参戦の様です。
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