【エリアD-3 市街地 1日目 日の出前】
283プロ事務所からまっすぐ歩いて来たグラシャはコンビニに立ち寄っていた。
そこはアンダーグラウンドシティでギリギリの物資の中で暮らしていたグラシャにとっては宝箱の様だった。
ここに有る食糧だけで何日ももつ。
これだけの食糧が有れば地下の仲間も、と考えてしまうが今はその時ではないと思い一つだけ菓子パンを取り、ペットボトルの水を取る。
まともなパンを食べるなど何時ぶりだろうか?
いちいち沸かさなくてもきれいな水を飲むなど何年ぶりだろうか?と少し感動しながらため息をつく。
だがそれでもレジの向こうに行ってからそうしてるあたり流石はアンダーグラウンドシティの一大勢力バロックレッドを率いたグラシャだ。
そして久しぶりの美味い食事を終えたグラシャは自動ドアをくぐって外に出る。
誰かが通らなかったか見渡すと少し遠くに人影が二つ見えたので追いかけた。
大した距離で無かったのか向こうも気付いた。
1人は民家の方に逃げ、1人はその場に残った。
どうやらもう一人は戦闘要員ではないらしい。
「女の子の後を付けてくるなんてお兄さんもしかしてモテない?」
ませた事を言う子供だ。身長は大体グラシャより30cm以上低い。
トルキアでは珍しい浅黒い肌にくすんだ銀髪に琥珀色の目。
あまり外国人を見たことのないグラシャでもなんだか人間離れしたように感じる風貌な気がした。
「ふん。ここは殺し合いの場だ。
女からの視線なんて気にしてどうする?」
そう言い切るより早く少女、クロエはいつの間にか装備した一対の夫婦剣を振るってきた。
グラシャはすかさずロックシードを開錠する。
<キウイ!>
初撃は振って来たアームズで、二撃目はロックシードセットしながらターンして避ける。
「変身!」
<カモン!キウイアームズ!>
アームズがグラシャの頭に突き刺さり黒と銀の西洋の馬上騎士を思わせるライドウェアが展開される。
<撃・輪!セイヤッハ!>
二枚の輪切りのキウイを模した乾坤圏、キウイ撃輪が装備される。
気高き復讐の黒炎、アーマードライダープロトバロン!
「へぇ。面白い魔術礼装ね。」
「行くぞ!」
キウイアームズの特徴は攻防一体の近、中距離型。
投擲、斬撃どちらも出来るキウイ撃輪は盾としても使える。
そしてクロエの核にもなっているアーチャーは剣と射撃。
オールレンジ対応可能な悪く言えば器用貧乏。
これが何を意味するかと言えば
(ちっ!遠距離に徹されれば攻めあぐねるし、
近接ではほぼ五分五分…いや、手数では向こうが明らかに上だな。)
(なんなの!?お姉さんからたっぷり魔力吸引したはずなのに!
こんなに消耗が激しいなんて…いつもの五割り増しぐらいで魔力を持ってかれる!)
より詳しく説明すると手数で言えばロックシードを1つしか持たず、有ってもアームズチェンジのスキが大きいプロトバロンに対して即座に投影できるクロエが有利だが、宝具を投影するとかいう奇跡をやってのけてるクロエの方が消耗が激しい。
その点、不屈を絵にかいたようなプロトバロンは耐久戦なら百戦錬磨。
加えて複数のアーマードライダーを同時に相手取ったこともある。
どこから来るか分からない攻撃にさらされることにも慣れている。
どこから投影した剣が飛んで来ようと対応できた。
つまり、制限も相まって互いの長所を潰す泥沼の長期戦へもつれ込む。
「これはさっそと勝負を決めたいところかな?」
「奇遇だな。これで決着をつける!」
<カモン!キウイスカッシュ!>
二つのキウイ撃輪にエネルギーが宿る。
クロエも干将莫邪を構え
「山を抜き、水を割り、なお墜ちることなきその両翼…。」
「はぁあああ……」
「鶴翼三連!」
「はぁああーーーー!!!」
まず一対目の干将莫邪が迫る。左のキウイ撃輪で薙ぎ払う。
次に二組目の干将莫邪を装備したクロエが大上段から斬りかかる。
これには右のキウイ撃輪を縦にして受ける。
そして引き合い戻って来る性質を利用した攻撃が
「甘い!」
力任せに一回転し全ての剣を払い砕いた。
「!……いない。逃げたか。」
変身を解除しその場を去った。
「しかし奇妙な術だったな。」
間違いなく人間業ではない。
変身こそしなかったが、あれも鎮宮雅仁の同類だろうか?
「次はない。」
ロックシードを一度だけ放り投げて
「ぐっ!がぁ……ッッッ!!!」
キャッチできずに心臓の痛みに膝を付いた。
(くそう!あと、あと何回だ?俺はあと何回変身できる?)
プロトタイプのアーマードライダーはロックシードの毒素を完全に除去できない。
故に変身すればするほぼ身体に毒素が溜まって行き最後には心臓を起点にヘルヘイムの植物が開花し、インベスになる。
「屈しない!俺は!必ず!」
【エリアD-3 住宅街 1日目 日の出前】
「良かった。いい子で待ってたのね。えらいわ。」
指示した通りに離れて待っていたまどかのリードを握りなおしクロエは近くの民家に入り、まどかをソファーに座らせると、彼女の膝に向かい合うように座り、使った魔力を回復すべくその唇を貪った。
「ぷはぁ……ごちそうさま。」
糸を引く口元をぬぐい、流石にまどかにも休憩させようと(投影した剣を地面に突き刺し、リードを繋いでからではあるが)台所に向かい、冷蔵庫に入っていた麦茶をグラスに注いで持って行き飲ませる。
「さて、そろそろ教えてもらおうかしら。
あなたの知り合いは何人いるの?その子達の特徴は?」
まずはCCMから名簿を見せる。
「さやかちゃんと、ほむらちゃん。
さやかちゃんは青い、短い髪、ほむらちゃんは長い黒髪…。
2人とも魔法、少女、、。」
「!? へぇ……。まあいいわ。
次の質問。あなたが持ってたこの道具に見覚えは?」
そう言ってクロエはまずまどかが持っていたカランビットナイフを見せる。
「知らない…」
「じゃあこれは?」
次にクロエは黒い卵型のキーホルダーサイズのオブジェを見せる。
「グリーフ、シード。魔女の卵…。
負の魔力が溜まると、魔女が孵る。」
「ふーん。面白くなって来たじゃない。」
クロエは自分のもう一つの支給品の腕時計で時間を確認する。
もし孵化させるなら次の放送が終わってからにすべきだろう。
「魔法少女が魔女に殺される。
なんて如何にもな結末じゃない?イリヤ。」
新しい悪巧みを思い付いたクロエはまどかの横に座り直すと身体をより掛からせる。
本当はお兄ちゃんがいいんだけどなとか思いながらクロエは定時放送まで休息をとる事にした。
【エリアD-3 市街地 1日目 日の出前】
名前:グラシャ@小説 仮面ライダー鎧武外伝
状態:正常、疲労(中)ロックシードの毒素の浸食
装備:戦極ドライバー@ 小説 仮面ライダー鎧武外伝
キウイロックシード@ 小説 仮面ライダー鎧武外伝
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
思考
基本、この殺し合いを強要する貴族を打ち倒し力を証明する。
1、戦闘ができる、あるいは腕輪を外せる技術のある人間を仲間にして戦力とする。
2、ロックシードやドライバーを確保する。
3、フォラスや鎮宮雅仁には警戒する。
4、向かってくる敵は全て倒す。
5、心臓の痛みには気を付ける。
6、あの女(クロエ)も鎮宮雅仁と同じか?
備考
※死亡後からの参戦ですが、記憶を失っています。
※クロエがオーバーロードインベスでは?と疑っています。
【エリアD-3 民家 1日目 日の出前】
名前:クロエ・フォン・アインツベルン@プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!
状態:魔力満タン、極めて健康
装備:アゾット剣@Fate stay night、リード(投影品)
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
腕時計@DEATHNOTE
カランビットナイフ@牙狼VR
グリーフシード@魔法少女まどか☆マギカ
思考
基本、イリヤを見つけ出して殺す
1、美遊は、どうしよっかな?
2、次の放送まで休む。
3、放送が終わったら魔女を孵化させる場所を探す。
出来ればイリヤを巻き込みたい。
備考
※グリーフシードはクロエが魔力を込めれば孵す事が出来ます。
名前:鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ
状態:クロエによる暗示(服従)魔力低下による疲労(小)
肉体は健康、ぬるま湯の様な快楽
リードを剣に繋がれている
装備:手錠(投影品)首輪とリード(投影品)
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
思考
基本、??????
1、この子(クロエ)に逆らわない。
2、甘い…気持ちいい…
備考
※暗示の魔術はまどかが全くと言って良い程魔法が使えないので簡単には解けません。