バトルロワイアルVR   作:伊勢村誠三

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猛獣と黒い騎士王

【エリアD-1 冬木市内 1日目 日の出前】

 

セイバーオルタが弥海砂を殺したのには実はちゃんとした理由がある。

青島カズヤを仕留めたのはたまたまだが、彼女にはいきなり何もしていないのに真名を看破されたからだ。

それはどんな形でも人間の顔さえ見れば名前と寿命を知ることが出来る死神の目によるものだったが、それを知らなかった彼女は何かしらの高度な魔術であると判断して一刀のもとに切り捨てたというわけだ。

 

まあ、それはさておき、次に彼女が取った行動は腕輪集め、つまりこの殺し合いから逃げ出すすべの模索である。

意外に思うかもしれないが、彼女はあくまでサーヴァント、間桐桜に使役される存在である。

彼女と彼女が最も愛する者を守る事こそが使命であり全て。

 

「おや、これはこれは。サーヴァントに魔術師ときて次は獣か。」

 

目の前からフラフラと歩いて来た少年の異様な気配を感じ取ったセイバーオルタは聖剣イグナレオを構える。

 

「誰が、獣、だって……?」

 

空腹とストレスに苛まれていた千翼は気が立っていた。

それにセイバーオルタから発する気配も察していた。

あれは殺意を持った気配だ。黒崎や4Cの一部隊員から発されていたものと同じだ。

 

「俺のどこが獣だ!俺は!ただ!生きたいだけだぁあああ!!!」

 

腰に装着したネオアマゾンズドライバーにアマゾンズインジェクターを刺し込み、挿入口を持ち上げて押し込む!

 

「アマゾンッ!」

 

<N・E・O>

 

爆風と蒸気が爆ぜる。

炎の中から現れたの生まれながらの青い咎人、仮面ライダーアマゾンネオ!

 

「あああああああ!!!!!」

 

<BLADE ROADING>

 

右腕にアマゾンネオブレードを生成し斬りかかる。

二、三合切り結ぶがすぐにアマゾンネオの装甲に傷がついた。

派手な火花を散らして吹っ飛ぶ。

 

「やはりブレードというより獣の爪だな。

型などないがむしゃらに振り回すだけだ。」

 

「黙れ黙れ黙れ!」

 

ブレードを捨てるとアマゾンネオは徒手空拳に切り替えた。

アームカッターのみを展開してその鎧を裂き、肉を抉らんと迫る。

 

それを極めて冷静に捌いていくセイバーオルタ。

圧倒的な経験不足。そして千翼は感情的な少年だ。

一度頭に血が上れば自分の制御が効かなくなる事が多々あった。

 

「うぐぅ!」

 

イグナレオの峰がアマゾンネオの腹にめり込む。

一瞬ネオの動きが止まった瞬間、セイバーオルタの猛攻が始まった。

なんとかアーマーのある部分で受けるネオだが完全にジリ貧だった。

 

「うぅっ!………っあああああああ!!!!!」

 

再び爆風と蒸気が爆ぜる。

吹き飛ばされたセイバーオルタに無数の鋭い触手(?)が襲いかかった。

魔力放出で後ろ向きに飛びながら剣で弾くが何本かはその鎧どころか身体を貫き地面に達し、細い線を描く。

 

「ッ! このぉ!」

 

今度はセイバーオルタが魔力放出を使い爆ぜた。

飛び出したオルタは刺さっていた触手をそのまま引きちぎって逃げ出した。

 

「窮鼠猫を噛む、というやつか。

にしても恐ろしい敵だ。サクラが負けるとは思わないがシロウは…」

 

最初に見せた鎧の姿は大して強くない。

だが、鎧を外いした後、背中から無数の触手をはやし、

腕の数が何本にも増えたあの不気味な姿、数々の敵と戦ってきたセイバーオルタだったが、あのような異形は初めてだ。

 

「アレの相手をするには私の聖剣が必要、か。」

 

このイグナレオでは真の力は出せない。

魔術師程度では兎も角、アマゾンネオを本気で始末しようと思えば聖剣は必須だ。

 

「この腕輪のせいか、どうも調子の上がらない今ではな。」

 

まるでそうでなければ勝とでも言いたげに呟くとセイバーオルタは参加者が集まりそうな方向に向かって進んだ。

 

 

 

「うぅう…██▅▅▅▃▄▄▅▅▅▅▅▃▃▄▅██▅▅▅▃▄▄▅▅▅▅▅▃▃▄▅██▅▅▅▃▄▄▅▅▅▅▅▃▃▄▅━━!!!!!」

 

セイバーオルタを逃がし、矛先を失った触手が周囲の物を手当たり次第に破壊する。

電柱が倒れ壁が崩れ木々がなぎ倒される。

 

「████▅▅▅▃▄▄▅▅▅▅▅▃▃▄▅██▅▅▅▃▄▄▅▅▅▅▅▃▃▄▅██▅▅▅▃▄▄▅▅▅▅▅▃▃▄▅▅▅▅▃▄▄▅▅▅▅▅▃▃▄▅██▅▅▅▃▄▄▅▅▅▅▅▃▃▄▅██▅▅▅▅▅▅▃▃▄▅██▅▅▅▃▄▄▅▅!!!!!!!!!!!!!」

 

一しきり暴れ切ると千翼の姿に戻り、その場にくずれ落ちた。

 

(お腹…空いた………。)

 

結局空腹だというのに余計な運動を強いられ益々消費してしまった彼はまた流動食を求めてさまよい始めた。




【エリアD-1 遠坂邸 1日目 深夜】

名前:セイバーオルタ@ Fate/stay night
状態:健康、腹部に数か所の刺傷
   疲労(小)
装備:聖剣イグナレオ@すかすか
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
   ハンバーガー@仮面ライダーアマゾンズ
   言語理解の護符@すかすか
   弥海砂の腕輪
   青島カズヤの腕輪
思考
基本、間桐桜の望みを叶える為に腕輪の解除方法を探す。それが無理なら間桐桜を優勝させる事を目指す。
1、腕輪を解析出来る人間を探す。
2、青い怪物(アマゾンネオ)を倒すために聖剣を取り戻す。
備考
※少なくとも桜が黒化してからの参戦です。
※ D-1遠坂邸の中の外の通りに面した部屋に青島カズヤの死体と共にジェネラル@ダンボール戦機W、CCM@ダンボール戦機シリーズの残骸が放置されています。
※ ワイン@DEATHNOTEをD-1遠坂邸の前に弥海砂の死体と共に放置しました。
※腕輪により能力が制限されていることに気付きました。

【エリアD-2妖精倉庫前 1日目 深夜】

名前:千翼@仮面ライダーアマゾンズ シーズン2
状態:空腹(大) 疲労(大)
   腹部にダメージ(大)無数の裂傷
   怪人態
装備:ネオアマゾンズドライバー(千翼用)@仮面ライダーアマゾンズ シーズン2
   ネオアマゾンズレジスター@仮面ライダーアマゾンズ シーズン2
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
思考
基本、兎に角生きたい。
1、自分が食べれるものを探す。
2、もしまた暴走すれば………
3、あの黒い女みたいに襲ってくれば容赦はしない。
4、?????????????
備考
※食人衝動は一見抑えられてる様に見えますが、人間を見れば我慢できなくなります。
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