バトルロワイアルVR   作:伊勢村誠三

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思惑と別行動

【エリアB-1真選組屯所 1日目 日の出前】

 

人類を超えた存在であるオーバーロードインベスが人類を導く。

それこそが自身のなすべきノブレス・オブ・リージュである。

それは自身が仮面ライダープロト斬月として戦い、人間としての最期、愚かな父の愚かな選択により国を焼かざるを得なくなったあの時に鎮宮雅仁がたどり着いた結論である。

 

(さてその為にこの少女をどうするべきだろうか?)

 

彼にはロックシードが支給されているため、

やろうと思えばそこからヘルヘイムの力を使い、

目の前の少女、樋口円香をインベスにして警戒すべき少年、セレディ・クライスラーを殺す事も簡単だ。

だがセレディは間違いなく勝ち残るつもりだろう。

そしてその為にその見た目に似合わぬ意思と知力でこちらを出し抜こうとするに違いない。

ならばある程度邪魔者を消す露払いにしてもいい。

 

「私の知り合いは瀬名アラタ君、星原ヒカル君、法条ムラク、風陣カイト君、この四人ですね。お二人はどなたか知り合いが参加されていませんか?」

 

CCMを見ながらセレディが言う。

幸いにしてセレディに知られても困る人間はいないが、お楽しみが居ないのも困りものだ。

 

「幸か不幸か一人もいないね。」

 

「……そうですか。」

 

おそらく嘘と見抜いたのだろうが問題はない。

グラシャがセレディに負けると言うならそれまでだったというだけの話だし、人質にされても見捨てればいいだけだ。

 

「樋口さんは?」

 

「…小宮果穂、黛冬優子、芹沢あさひ。同じ事務所のアイドル。」

 

「この福丸小糸さんという方は?」

 

「知らない。下のグラシャってやつの知り合いじゃないの?」

 

今度は雅仁がウソと断じる番だった。

アンダーグラウンドシティに女性は居なくも無いが大体がフォラスという少年が侍らせている者が殆どだ。

グラシャ率いるバロックレッドは肉体的強さを是とする実力主義ゆえ女性は出世しにくい。

オレンジ・ライドはもう三人しかいない。

となれば他三人挙げたアイドルたちと違いこの福丸小糸は彼女にとって大事な存在なのだろう。

 

「そうか。ならどんな人物かは実際にあってから確かめるとしよう。」

 

そして最後に互いの知り合いの特徴を教え合う。

 

「分かりました。私は三人を探すのでここで。

他の人達を見たらここにあなたが居たことを伝えておきます。」

 

「いや、それでは駄目だ。我々が移動してから時間をおいてからそれを伝えたのでは合流は難しいし無理にここに来ようとして殺し合いに乗った危険人物に出会う可能性も否定できない。」

 

「そうですね…では立ち入り禁止にならなければ三回目の放送までにC-1の病院に集合、ではどうでしょう?」

 

「悪くない。医療物資は皆欲しがるはずだから全く面識のない参加者にもである可能性がある。」

 

「…分かりました。じゃあ本当にこれで。」

 

「一人で平気かい?」

 

「ナイフ有るから脅しぐらいにはなりますし。」

 

そう言って樋口円香は足早に出て行った。

 

「それでは私も。」

 

「君も一人で行くつもりかい?」

 

「ええ。体力には自信が有りますし、剣も有りますから。」

 

そう言ってセレディも出て行く。

一人になった雅仁は早速自分の調子を試すことにした。

オーバーロード態に変身してヘルヘイムの力を使う。

 

(クラックは使えない…せっかく殺すために集めた玩具をみすみす逃がしたりはしない、か。

しかし戦闘に関する技は使う分には問題なさそうだな。

だが態々戦極ドライバーを支給してるあたり疲労が早い、スペックが下がってるなどの制限が有ると考えるべきだろう。)

 

逆に本来力を持たない人間が一時的とはいえオーバーロードに届きうる力を持てる可能性もある。

 

「全く、面白い宴に呼んでくれたものだ。」

 

そんな雅仁の様子をステルスモードのファントム越しにセレディは見ていた。

 

(鬼が出るか蛇が出るかと思えばまさか怪人が出るとは。)

 

さてどうしようか?正体を言いふらしてもそう簡単に信じられるとは思わない。

 

(なら観察させてもらうとしましょうか。

怪人の生態でも。もし、あなたが悪ならワールドセイバーの名のもとに断罪する!)

 

 

 

そして屯所から見て病院とは反対方向に向かって円香は歩いていた。

本当は走りたかったが変に音を立てて危険人物にあって余計なトラブルに遭いたくないからだ。

 

(小糸…)

 

福丸小糸。この殺し合いに呼ばれた唯一の幼馴染。

他の知り合い小宮果穂、芹沢あさひ、黛冬優子が心配じゃないかと言われればそうだと答えれるぐらいには彼女は余裕が無かった。

 

2人に対して最初から疑心暗鬼だったのもそう言った理由からだ。

 

(待ってて。待ってて小糸。すぐ行くから。)

 

スペツナズナイフを握る力がますます強くなるのを感じながら円香は一歩ずつ進んで行った。




【エリアB-1真選組屯所 1日目 日の出前】

名前:セレディ・クライスラー@ダンボール戦機WARS
状態:正常
装備:脇差@銀魂
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
   LBXオーヴェイン@ダンボール戦機WARS
思考
基本、この殺し合いを脱出し、争いを起こした者をワールドセイバーの元に裁く。
1、鎮宮雅仁の監視を続ける。
2、いずれ鎮宮雅仁は始末する。
備考
※少なくともアンダーバランスを手に入れる以前からの参戦です。
※シャニマスからの参加者の容姿を把握しました。

名前:鎮宮雅仁@小説 仮面ライダー鎧武外伝
状態:正常、人間態
装備:なし
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
   戦極ドライバー@小説 仮面ライダー鎧武外伝
   メロンロックシード@小説 仮面ライダー鎧武外伝
思考
基本、ノブレス・オブ・リージュを成す為に邪魔者を排除し、この殺し合いを乗っ取る。
1、まずは樋口円香と鎮宮雅仁と情報を交換する。
2、セレディはいずれ始末する。
備考 
※少なくともグラシャを一度見逃してからの参戦です。
※LBXファントムが彼の周りを監視しています。
※シャニマスからの参加者の容姿を把握しました。
※ダンボール戦機WARSからの参加者の容姿を把握しました。

【エリアB-1市街地 1日目 日の出前】

名前:樋口円香@アイドルマスターシャイニーカラーズ
状態:精神的動揺(軽)、表面上は冷静。
装備:スペツナズナイフ@牙狼VR
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
   ??@?????
思考
基本、??????????
1、瀬名アラタたちにあったら病院に向かう様に伝える。
2、あの人達何であんなに冷静だったんだろう?
3、小糸が心配。
備考
※少なくとも名簿にあるほかのシャニマスからの参戦者と顔見知りです。
※ダンボール戦機WARSからの参加者の容姿を把握しました。
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