【エリアC-4 キラ対策室内 1日目 深夜】
気が付けば、どこか建物の上にいた。
身体全身に風を感じてあたりを見渡す。
そこには、星々が瞬く空と、月明かりに映し出された街が見えた。
星灯を見上げるのはいつぶりだろうか?
金髪をオールバックにした緑衣の青年、フォラスは全く望まぬ形で再び空を拝めた事に柄にもなく涙を流した。
大災害で地上を追われて以来見上げる空は、とても綺麗に感じた。
だが泣いてばかりもいられない。
彼はすぐに姿勢を低くして腰に巻かれた戦極ドライバーに手を当てながら見た事のない乗り物、ヘリコプターの影に隠れた。
直ぐにポケットの中身を探る。
手に馴染んだ感覚があった。取り出してみるとそれはやはり愛用のドングリロックシードだった。
それ以外には折りたたみ型の携帯端末。
恐らくあの紅い衣の女が言っていたCCMとやらだろう。
(なんでこんな所に居るのかとか、
直前まで何やってたかとか全く思い出せないけど、
やる事はトルキアの地下と変わらない殺し合いだ。
まずはこの建物の中を探すか。)
中々しっかりした建物だし、替えの服や食べ物が見つかるかもしれない。
そう思って中に入る。
「すげぇ…」
思わず声が出た。
自分達がいた地下とは雲泥の差。
その手のものに全く明るくない自分にもそれが最新設備だと一目で分かる機械の数々。
何かの研究機関というよりは捜査機関と言われた方がしっくり来る感じだ。
(水とかも必要だが、それより武器が手に入るかもな。)
そう思って手当たり次第にドアを開けていく。
生活スペースらしき部屋は全て無視してドアを手当たり次第に開けて行くと
「っ!」
大きな鏡があるだけの奇妙な部屋に女がいた。
薄いピンク色の長袖に黒いスカート。
髪の毛はツーサイドアップにしている。
小柄で顔は綺麗というよりは愛らしいと言った感じだが、充分美人でフォラスが地下で侍らせていた女達と比べてもかなりの上玉だ。
もう少し身長が欲しいが、文句を言えばバチが当たる。
「ふゆに、何か御用ですか?」
分かりやすいまでに怯えながら上目遣いにこちらに声をかけてきた。
フォラスは柔らかな笑顔を作って得意の弁舌を振るった。
「ああ。僕はフォラス。
殺し合いをするつもりはないよ。」
「本当、ですか?」
「ああ。けど、残念ながらきっとそんな人間ばかりじゃないだろう。
そうだったら殺し合いは永遠に膠着状態だ。
そんな中君の様な子が震えながら過ごすなんて僕には看過出来ない。
どうか、僕に君を助けさせてくれないかい?」
「ふゆより、ふゆの友達を探してください!
きっと、きっと怖がって泣いてます…。
会ったばかりのフォラスさんに無茶なお願いですけど…」
自分も怖いくせに気丈にも友人を頼むと言ってみせた。
身体は震え、目には涙を溜めている。
もし演技だとしたらクサすぎる。
フォラスは少女、黛冬優子を『か弱い少女』と判断した。
それが自分と同じ仮面を被った姿だとも知らずに。
「なら尚の事見知らぬ僕が行くより君が行かなきゃ。
その手伝いなら幾らでもするよ!」
フォラスは力強く言って手を差し伸べる。
冬優子はパァッ!と表情を明るくしてその手を取った。
反対側の手に支給されたレミントンデリンジャーを握り締めながら。
【エリアC-4 キラ対策室内 1日目 深夜】
名前:フォラス@小説 仮面ライダー鎧武外伝
状態:正常
装備:戦極ドライバー(プロトグリドン)@小説 仮面ライダー鎧武外伝
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
ドングリロックシード@小説 仮面ライダー鎧武外伝
思考
基本、この戦いを生き抜く。
1、まず仲間を探す。
2、ただしグラシャみたいな扱いづらい奴らは御免。
備考
※死亡後からの参戦ですが、記憶を失っています。
名前:黛冬優子@アイドルマスターシャイニーカラーズ
状態:身体は健康、不安と焦り
装備:レミントンデリンジャー@現実
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
ライオンのぬいぐるみ@Fate/stay night
思考
基本、何が、なんだかよく分かんないけどフォラスの前で『ふゆ』を演じ切る。
1、あさひ達を探す。
2、銃なんてふゆに撃てるかな…。
備考
※一度アイドルを辞める以前からの参戦で、この極限状態で死ぬことよりボロが出る事を恐れています。