【エリアB-1真選組屯所 1日目 深夜】
「全く、参ったね。」
と、少しもそんな風に思ってなさそうに青髪、赤目の少年が1人つぶやいた。
彼はセレディ・クライスラー。
世界的テロ組織ワールドセイバーの中枢にして
腕輪をつけられた手首の感覚を確かめてからポケットを漁る。
(ファントムに、オーヴェインとCCM。
私が生き残らなければならないと知って殺し合いをさせる気満々という訳か。)
気に食わないなと思いながらも実際生き残るしか無いと思い、周りを確認する。
どうやらここは資料庫の様だ。
自身のLBXファントムに監視をさせ、資料庫の中身を漁る。
どうやらここは警察組織の施設らしく、逮捕した犯人から押収したと思しき日本刀や爆薬などが多数見つかった。
(なら丁度いい。この脇差と硫酸毒薬を持っていこう。)
CCMで操るオーヴェインにロックを破壊させ中身を取り出す。
殺し合いをさせる為に支給された道具としてはこれ以上のカモフラージュはないだろう。
ファントムにステルス機能を発動させてオーヴェインと毒薬をしまい、脇差を手に持ち、外に出た。
想像通り和風建築だった。
(土足なのが少々申し訳ないですね。)
なんて場違いな思いを抱きながらセレディは建物を探索する。
出口を探して歩いていると反対側からおかしな2人組が歩いてきた。
1人は上下白のスーツに胸ポケットには赤いハンカチを入れている若い男。
もう1人はダウナーな感じの黒いパーカーを着た赤毛の少女だった。
少女はセレディの脇差を見てポケットからナイフを取り出す。
セレディは躊躇なく脇差を投げてよこした。
「え?」
「この通り私は丸腰です。
毒薬もあるにはありますが、今すぐは使えない。
加えてお二人には体格で圧倒的に劣る。
大丈夫、私は危害を加えません。」
ポカン、とする少女に対してスーツの男は「ほう。」と言いながら脇差を回収し
「そこまで言うなら信用しよう。
ただし毒薬を廃棄して欲しい。」
セレディが毒の入った瓶の中身を捨てる。
それを見届けると3人は落ち着ける場所にとの事で、館内の空き部屋に移動した。
「私はセレディ・クライスラーといいます。
神威大門統合学園の者です。」
「鎮宮雅仁。ユグドラシル・コーポレーションの者だ。」
「樋口円香。283プロのアイドル…。」
この僅かな間に鎮宮雅仁はセレディのこの異常状態での落ち着いた態度や身体運びから彼が只者でないことに気付いた。
それこそ子供と舐めてかかれば寝首をかかれるほどに。
セレディもまた、鎮宮雅仁の異常性に気付いていた。
雅仁と同じ所見の他に彼の傭兵としての長年の経験とそれに裏打ちされた感が彼の正体、怪人オーバーロードを見破っていた。
(この先間違いなく邪魔になるな。)
(最終的にはここを逃げ伸びる前に必ず…)
((始末してやる!))
【エリアB-1真選組屯所 1日目 深夜】
名前:セレディ・クライスラー@ダンボール戦機WARS
状態:正常
装備:なし
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
LBXオーヴェイン@ダンボール戦機WARS
思考
基本、この殺し合いを脱出し、争いを起こした者をワールドセイバーの元に裁く。
1、まずは樋口円香と鎮宮雅仁と情報を交換する。
2、いずれ鎮宮雅仁は始末する。
備考
※少なくともアンダーバランスを手に入れる以前からの参戦です。
※瀬名アラタらの参加にまだ気付いていません。
名前:鎮宮雅仁@小説 仮面ライダー鎧武外伝
状態:正常、人間態
装備:脇差@銀魂
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
戦極ドライバー@小説 仮面ライダー鎧武外伝
メロンロックシード@小説 仮面ライダー鎧武外伝
思考
基本、ノブレス・オブ・リージュを成す為に邪魔者を排除し、この殺し合いを乗っ取る。
1、まずは樋口円香と鎮宮雅仁と情報を交換する。
2、セレディはいずれ始末する。
備考:
※少なくともグラシャを一度見逃してからの参戦です。彼が参加していることにはまだ気付いていません。
名前:樋口円香@アイドルマスターシャイニーカラーズ
状態:軽度の混乱、表面上は冷静。
装備:スペツナズナイフ@牙狼VR
道具:CCM@ダンボール戦機シリーズ
??@?????
思考
基本、??????????
1、とりあえずは2人と情報交換する。
2、この人達何でこんなに冷静なんだろう?
3、小糸が心配。