IS─氷華   作:雪の日の猫鍋

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5話─変わる世界

数年経ち、私達は篠ノ之束の研究に巻き込まれるようにして協力した

 

篠ノ之束の妹の篠ノ乃箒、織斑千冬の弟である織斑一夏とも知り合い、仲良くなった

 

そして─篠ノ之束の研究は学会へ提出された

 

だが、他の研究者達は彼女の研究…つまり宇宙へ行くためのパワードスーツを【子供の空想】として否定し、嘲笑った

 

それを篠ノ之束本人から聞いた私は…彼女を励ましながら内心研究者達に静かな怒りを感じていた

 

何故彼女の研究が否定されなければならない?

何故…何故…

 

だから私は自棄になった彼女の次の計画─世界へISの有効性を知らしめる─に直前まで気づかなかった

世界をハッキングしてミサイルを発射し…それをISで防ぐという手段を当日聞かされるまでは…

 

朧「束!それをやってはダメだ!

ISは宇宙へ行くためのものなんだろう!?

だから強行手段に出るな!

それをしてしまったらISが戦争の道具になってしまう!」

 

束「おーちゃん…ごめんね

私にはこれしかないんだ!」

 

そして…束は私の前から走り去った

 

私は追いかけたが…彼女を見つけることが出来なかった

あの研究室には何も無く…既に別の場所へ移動していたようだ

 

朧「…何故…いやまだやれることはある

…ハッキングするなら少しでも被害を減らさないと」

 

私は家に戻り自分のデバイスを用いてハッキングを行う

 

杏子「朧、どうしたんだ?」

 

私はそう聞いてくる杏子さんに作業をしながら説明する

 

杏子「何っ?束君がそんなことを?…ふむ…私も手伝おう

他の者にも伝えておく」

 

朧「お願いします…」

 

私はいくつかの国のサーバーにアクセスし

あと10分で発射されることを知り、可能な限り停止させ…遂に3分の2を止めることに成功した

残りはロシア、ドイツ、アメリカのみ

だが…残り時間はあと2分…やりきってみせる…!

 

10

 

朧「まだ…!」

 

9

 

朧「あと少し…!」

空間に展開されたキーボードを操作し止めようとする

ファイアーウォールを突破し

あと少し…

 

8

 

プログラムの書き換えを…!

 

7

 

まだ…

 

6

 

5

 

4

 

3

 

プログラムを書き換える

 

2

 

プログラムが復旧される

 

1

 

朧「な…!?」

止められない…

 

 

 

そしてミサイルは発射された

 

朧「ぁ…あ…そんな…」

私はその場に膝をつき、絶望する

そんな私の方に手を置かれる

確認するとあの世界で共に戦ってきたディアナモンだった(銀髪、スレンダー、凛々しい顔立ちの美女)

 

ディアナモン「まだ…終わってない

私の、いや私達の力を使えば止められる」

 

力…?

 

朧「どういう…こと?」

 

ディアナモン「手を伸ばして」

 

言われるままに彼女へ手を伸ばす

彼女も私へ手を伸ばし─手が触れ合うと

光が発せられる

 

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