数年経ち、私達は篠ノ之束の研究に巻き込まれるようにして協力した
篠ノ之束の妹の篠ノ乃箒、織斑千冬の弟である織斑一夏とも知り合い、仲良くなった
そして─篠ノ之束の研究は学会へ提出された
だが、他の研究者達は彼女の研究…つまり宇宙へ行くためのパワードスーツを【子供の空想】として否定し、嘲笑った
それを篠ノ之束本人から聞いた私は…彼女を励ましながら内心研究者達に静かな怒りを感じていた
何故彼女の研究が否定されなければならない?
何故…何故…
だから私は自棄になった彼女の次の計画─世界へISの有効性を知らしめる─に直前まで気づかなかった
世界をハッキングしてミサイルを発射し…それをISで防ぐという手段を当日聞かされるまでは…
朧「束!それをやってはダメだ!
ISは宇宙へ行くためのものなんだろう!?
だから強行手段に出るな!
それをしてしまったらISが戦争の道具になってしまう!」
束「おーちゃん…ごめんね
私にはこれしかないんだ!」
そして…束は私の前から走り去った
私は追いかけたが…彼女を見つけることが出来なかった
あの研究室には何も無く…既に別の場所へ移動していたようだ
朧「…何故…いやまだやれることはある
…ハッキングするなら少しでも被害を減らさないと」
私は家に戻り自分のデバイスを用いてハッキングを行う
杏子「朧、どうしたんだ?」
私はそう聞いてくる杏子さんに作業をしながら説明する
杏子「何っ?束君がそんなことを?…ふむ…私も手伝おう
他の者にも伝えておく」
朧「お願いします…」
私はいくつかの国のサーバーにアクセスし
あと10分で発射されることを知り、可能な限り停止させ…遂に3分の2を止めることに成功した
残りはロシア、ドイツ、アメリカのみ
だが…残り時間はあと2分…やりきってみせる…!
10
朧「まだ…!」
9
朧「あと少し…!」
空間に展開されたキーボードを操作し止めようとする
ファイアーウォールを突破し
あと少し…
8
プログラムの書き換えを…!
7
まだ…
6
5
4
3
プログラムを書き換える
2
プログラムが復旧される
1
朧「な…!?」
止められない…
そしてミサイルは発射された
朧「ぁ…あ…そんな…」
私はその場に膝をつき、絶望する
そんな私の方に手を置かれる
確認するとあの世界で共に戦ってきたディアナモンだった(銀髪、スレンダー、凛々しい顔立ちの美女)
ディアナモン「まだ…終わってない
私の、いや私達の力を使えば止められる」
力…?
朧「どういう…こと?」
ディアナモン「手を伸ばして」
言われるままに彼女へ手を伸ばす
彼女も私へ手を伸ばし─手が触れ合うと
光が発せられる