クロガネシティの石屋さん   作:G大佐

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私のポケモン経験は、ダイヤモンドとウルトラムーンのみです。ですのでおかしい所もあるかもしれません。


クロガネシティの石屋

 ポケットモンスター、縮めてポケモン。彼らは山や河、海、街中、果ては宇宙にまで生息する不思議な生き物。

 そんなポケモンの中には、『進化の石』と呼ばれるアイテムで姿が変わる種類もいる。ポケモンを育てバトルする『ポケモントレーナー』と呼ばれる者にとっても重要な石だが、中にはその美しさから、単純に宝石としてコレクションしている者も居る。

 

「よーし! 久しぶりの開店といきますか!」

「カイッ!」

 

 橙色の髪と琥珀色の瞳を持つ青年がエプロンを着て背伸びをしながら言うと、彼の相棒の一匹であるカイリキーが笑顔で返事をした。

 

 彼の名前はアンバー。炭鉱の街『クロガネシティ』にて、石屋を営んでいる。

 彼の相棒であるカイリキーは、アンバーが幼い頃……まだワンリキーだった頃からの仲で、もはや家族同然である。

 

「ハガネール、外だよ! 子供たちが遊びに来たらすべり台になってあげて!」

「ネェェル!」

 

 アンバーが腰に着けているモンスターボールは3つ。そのうち2つはカイリキーとハガネールのものだ。

 店の庭でとぐろを巻いているハガネールは、『クロガネ炭鉱』に住むイワークだった頃に、アンバーと出会った。彼の仲間になってからは、カイリキーと後もう一匹と共に過ごしてきた。

 

「ガバイト! カイリキーと一緒に接客するよ!」

「ガブ!」

 

 残り一匹はガバイト。彼もまた、フカマルの時にアンバーと出会った。地面に潜るのが好きで、よく彼の“採掘”に同行している。

 

 

 

 

 クロガネシティの石屋。そこに居るポケモンはカイリキー、ハガネール、ガバイトとゴツいポケモンばかりである。しかしその見た目とは裏腹に、アンバーも含めて笑顔で生活しているため、周りの住人たちが怖がる事は無い。子供たちが庭のハガネールですべり台をする程度に親しまれている。

 ハガネールすべり台ではしゃぐ子供たちにアンバーが微笑んでいると、店のドアベルが鳴った。

 

「いらっしゃいま……何だ、ヒョウタか」

「『何だ』は無いだろう、『何だ』は」

 

 入ってきたのは、赤いヘルメットを被った青年ヒョウタ。

 クロガネシティにはポケモントレーナーがチャンピオンリーグに挑むために必要な、ポケモンジムがある。彼はクロガネジムのジムリーダーを務めているのだが、たまにアンバーの店に訪れていた。この2人は幼馴染みと言う関係である。

 

「で? 今日も化石を見に来たのか?」

「勿論だとも! どんなのが掘れたか見せてくれないかな?」

「そうだなぁ、このタテの化石とか?」

「おぉっ、タテトプスかぁ!」

 

 シンオウ地方には広大な地下通路が広がっており、アンバーはそこで、数日かけて沢山の石を掘る。それは進化の石であったり、ポケモンの化石であったり、タマと呼ばれる宝石であったりと様々だ。その発掘したものを土産物やトレーナー向けアイテムとして売っているのである。

 アンバーもヒョウタも大の化石好き。2人が“化石談義”をして盛り上がるのも、この店の名物であった。

 

「さて、そろそろジムに戻るよ」

「今度はお客として来てくれよ、ジムリーダーさん?」

「幼馴染みだからサービスを頼むよ、店長さん」

 

 軽口を叩きあえるのも、2人の仲が良いからである。

 

 

 

 

 夜になると店じまいをするのだが、この時がアンバーにとって一番注意する時間帯である。

 

「……ハガネール、ガバイト。ヤミカラス達が来ないように見張ってて」

「ネェル」

「ガブガブ!」

 

 2匹が言われたとおりに店の玄関に並んで空を見上げると、向かいの家の屋根に沢山のヤミカラス達がいた。光るものを好む彼らにとって、宝石を扱うアンバーの石屋は格好の的なのだ。

 

「「グルルルルル…………!」」

 

 2匹が低い声で唸ると、ヤミカラス達は慌てて飛び去っていく。それでも彼らは懲りずに毎日来るのだから、油断ならないのだ。

 一方店内では、カイリキーが商品の入った箱を丁寧に運び、最後の一箱を片付け終えた。

 

「カイ!」

「終わった? じゃあみんな、ご飯にしようか! ハガネールー! ガバイトー! もう大丈夫だよー!」

 

 『CLOSED』と書かれた看板を提げると、3匹と共に庭で夕食を取る。

 こうして、アンバーの1日が終わるのであった。




もしダイヤモンド・パール・プラチナのリメイク来てくれたら、凄く嬉しいですね。Switch専用タッチペンとか付属させれば、地下通路とかポフィン作りとか出来そうな気がするんですけどねぇ。
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