魔法少女リリカルなのは~笑顔のために~   作:sinku0004

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第八話

____テスタロッサ家 リビング 台所 _____

 

フェイト達三人がお風呂に向かった頃、リニスと美希は夕食の準備を始めた。

 

「リニス、今日は何を作るの?」

 

美希とリニスはテスタロッサ家向かう道中様々な話をして、親睦を深めた。

 

話の中心は春夜とフェイトについてだった。どんな訓練をしたかどんなことが得意かなどの訓練の話から、2人の癖や趣味など様々なことを話した。

 

出会ってまだ数時間だが、今では旧来の友人の様に二人は話す。

 

「そうですね・・・・とその前にご飯を準備しましょうか」

 

「そうだね。炊き上がるのに時間かかるし、炊き忘れなんていやだしね。そういえばテスタロッサ家では主食はパンと米どっちが多いの?」

 

「基本はパンですね。最近はお米の日も多くなっていますけど。今日は育ち盛りの男の子も一人いますし、少し多めに炊きますね」

 

そう言ってリニスは炊飯器から釜を取り出す。

 

「春夜に美希、私とフェイトと雷それとプレシア。6人ですね。多めにして7合でいいですね」

 

リニスは釜に入れた米を2~3回研いだ後、水に浸し炊飯器へとセットする。

 

「これで30分後にスイッチを入れるだけですね」

 

「そうだね。リニス、一つ聞いていい?」

 

「なんですか?」

 

「プレシアって?」

 

「ああ、フェイトの母親です。今は仕事が忙しくて一緒に食事とかはできないんですけど・・・・」

 

「そうなんだ。まぁ仕事じゃ仕方ないよね。それじゃあ話を戻して、なに作ろっか?」

 

「今日は人も多いですし、あまり時間がかからないものがいいですね」

 

「時間がかからないもの・・・・・例えば?」

 

「そうですね・・・・カレーなんてどうでしょう?」

 

「お、ベターだね~」

 

「はい。ですが、時間もかかりませんし、手間もかかりません」

 

「確かに。でもただのカレーっていうのもな・・・・・」

 

「でしたら・・・・ちょっと待っててくださいね」

 

そう言ってリニスは冷蔵庫の方へと歩いていき、中を確認する。

 

「牛乳に・・・卵に・・・とこれなら」

 

冷蔵庫を開けた状態のまま美希の方へと顔を向ける。

 

「ハンバーグカレーなんてどうでしょうか? ちょうど材料もありますし」

 

「ハンバーグカレーか・・・うん。いいんじゃないかな」

 

「では早速取りかかりましょう。美希はカレーを作ったことはありますか?」

 

「あるよ~」

 

「それではカレーの方をお願いします。私はハンバーグを作ります。材料と道具はあるものを自由に使って構いませんので」

 

「りょ~かい」

 

そうして二人のハンバーグカレー作りが始まった。

 

美希はカレーの材料を探すため冷蔵庫へ。リニスはハンバーグの材料と調理道具を持って一旦食卓テーブルへ。

 

(材料と道具は・・・・・これでいいですね)

 

用意した材料と道具をテーブルに並べ、不足している物がないか確認する。

 

同じく美希も材料と道具の準備を終えていた。二人は手を洗い調理を始めた。

 

(まずは玉ねぎをみじん切りにして・・・・)

 

リニスは玉ねぎ1個をみじん切りにするとフライパンに油をひき、弱火で飴色になるまで炒める。その後、粗熱をとるため冷蔵庫へ。

 

熱をとっている間にボウルに合挽き肉、卵、牛乳、パン粉、塩・こしょうを入れる。

 

(後は玉ねぎを入れてこねるだけですね。美希の方はどうでしょうか)

 

台所で作業をしている美希の方へと視線を向けるリニス。美希は材料を切り終わり、炒め始めるところだった。

 

(任せておいても大丈夫そうですね)

 

視線を戻して自分の作業を再開する。冷蔵庫に入れた玉ねぎを取り出し、他の材料と一緒にボウルに入れてこねる。

 

白っぽくなったところでこねるをやめ、適度な大きさに分け、両手の平を往復させて空気を抜きながら小判形に成形する。

 

(そろそろご飯を炊いてもいいですね)

 

人数分の成形作業が終わったところで、炊飯器のスイッチを入れる。

 

「そっちはどうでしょう、美希? こちらは後は焼くだけです」

 

「こっちはまだかかるかな~ 今材料を煮込み始めたばかりだから」

 

「わかりました。ハンバーグ焼いちゃいますね」

 

リニスはハンバーグを2~3個ずつフライパンに入れ蓋をして弱火で焼く。全て焼き終わる頃には美希の方も材料の煮込みを終えるところだった。

 

「美希、こちらは終わりましたよ」

 

「うん。こっちも後はルーを入れてもう一回煮込むだけ」

 

「そうですか。って美希、それは?」

 

美希の手には皮を剥いたりんごが丸々1個握られていた。

 

「え? りんごだけど・・・・ほら、入れると美味しくなるっていうでしょ?」

 

「確かにそうですけど。そのまま入れるつもりですか?」

 

「そうだけど・・・・」

 

「・・・・すりおろすか、薄く切ってから入れましょう。だいたい芯はどうするんですか?」

 

「あ・・・」

 

「量は1個でもいいですけど、半分くらいにして。残りはサラダにしましょうか」

 

「う・・・了解」

 

美希はりんごを半分に切り、すりおろしてルーと一緒に鍋に入れる

 

「あとはとろみがでるまで煮込むだけですね。ちょうどフェイト達も上がってきたみたいですし」

 

廊下の方からは人の話声と足音が聞こえていた。

 

 

 

 

 

「ん~いいにおい~ リニス、今日はカレー?」

 

お風呂から上がった三人はリビングへと移動していた。

フェイトはリビングに着くと大きく息を吸った。カレー特有の臭いが鼻腔を刺激する。たまらず台所へと駆け出す。二人もそれを追って台所へと向かう。雷は突然走りだしたフェイトを注意する。

 

「こ~ら、フェイト。走ると危ないでしょ?」

 

「三人ともおかえりなさい。今日はハンバーグカレーにしてみました。もう少しで出来るので、待っていてください。雷は食器の配置お願いします」

 

「りょ~かい。春夜、フェイトのことお願いね~」

 

「わかった。と、リニスさん」

 

「リニスでいいですよ。どうかしましたか?」

 

「美希は・・・その・・・大丈夫だったか? 料理自体は好きなんだが・・・・・」

 

「ああ・・・まぁ、はい。なんとか」

 

「悪いな。悪気はないんだ。許してやってくれ」

 

「いえ。手伝って頂けるだけありがたいです」

 

「そう言ってもらえるとありがたいよ。それじゃ俺はフェイトの相手してくるよ」

 

「お願いします」

 

春夜はフェイトの所へと行き、一緒にテレビを見ながら時間を潰した。

 

数十分後、リニスから食事の準備ができたとの知らせを受け二人は食卓へと向かった。

 

 

 




本当に久しぶりの更新。
映画みて少しモチベーション上がった。
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