にじさんじ決闘王   作:七倉八城

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やっと仕事納めなので、予定がない日はどんどん投稿していきたいと思います。

行き当たりばったりでストーリーを進めているので、皆さんの感想からアドバイスをめちゃくちゃ頂いています。

このライバーを出して欲しい、こんなデッキが合うんじゃないか?など
感想やご指摘、評価お待ちしております。
できればTwitterの方にもフォローしていただけると嬉しいです。


BATTLE.13「椎名唯華vsジョー・力一」

 椎名の鋭い眼光が力一に突き刺さる。

 

「い、いやだなー……呪い殺すとか。物騒でしょ?」

「御託はえぇねん」

 

 椎名が力一の方に指を指すと、急に力一の首が閉まる。慌てて、力一は首のあたりを見ると青白い手が力一の首を絞めていた。

 

「がっ!? くっ!」

 

 苦しみ出す、力一。どんなにもがこうとするが相手は幽霊。絞めてくる手を掴むこともできず、ただ足掻く。

 力一が苦しんでいると握っていたカードが黒い光を放ち、力一に纏わりついていた幽霊を全て、吹き飛ばした。

 

「!?」

「がはっ!! はー! はー! はーぁ…………危ない危ない」

「なんや、今の力? 明らかに普通の力やないな」

「いやー、俺がこのカードと相性が良くて助かったよ。不適合だったら死んでたわ」

 

 埃を払うようにスーツを叩く。そして、握っていたカードを椎名に見せた。そのカードは先ほど鷹宮に渡そうとしていたカードだった。

 

「当初はリオン様に渡す予定だったんだけど、まさか俺とも相性が良いなんてね。丁度いいや、デュエルで試してみますか」

 

 力一はデュエルディスクを構える。

 

「……デュエルで決着か。別にいいで」

 

 椎名も対抗するようにデュエルディスクを構えた。

 

「「決闘(デュエル)」」

 

「先攻は頂くで」

「お好きにどうぞ」

「ウチのターン。ウチは手札から【強欲なダイス】を発動や」

 

【強欲なダイス】

〇サイコロを1回振り、出た目の効果を適用する。

●1:相手はデッキから二枚ドローする。

●2:相手はデッキから一枚ドローする。

●3:相手はデッキから一枚ドローする。その後、手札を一枚墓地に送る。

●4:自分はデッキから一枚ドローする。その後、手札を一枚墓地に送る。

●5:自分はデッキから一枚ドローする。

●6:自分はデッキから二枚ドローする。

 

「これはこれは……ギャンブルですか?」

「ウチはサイコロを振るで」

 

 椎名の手元にサイコロが現れると、椎名はサイコロを振るう。サイコロは数回、飛び跳ね転がる。次第に勢いがなくなり、サイコロが停止する。止まった目は6だった。

 

「ウチは二枚ドローする!」

「うわぁ……椎名さんがそれやると最早、外れる気がしない」

「ウチはカードを二枚伏せ、【カードカー・D】を召喚。効果発動や。このカードをリリースすることで、二枚ドロー。そのままエンドフェイズになって、ターンエンドや」

「どんだけカードをドローするんですか……まぁ、いいや。俺のターン、ドロー。俺は手札から【おろかな埋葬】を発動! デッキから【Emトリック・クラウン】を墓地に送る。そのまま、【Emトリック・クラウン】の効果を発動! このカードを特殊召喚し、自分は1000ダメージを受ける」

 

ジョー・力一LP:4000→3000

 

「これで準備は完了。さぁ、狂化師によるパフォーマンスをご覧ください!! 【狂化師-シャドウ・バニー】を召喚! シャドウ・バニーの効果を発動! デッキから【狂化師-カースド・メッセンジャー】を特殊召喚!」

 

【狂化師-カースド・メッセンジャー】

レベル4/闇属性/悪魔族/攻1300/守1500

〇自分のLPが相手より低い場合、発動することができる。墓地のレベル4【狂化師】モンスター一体を効果を無効にして特殊召喚する。

 

「俺は手札の【狂化師-ガーゴイル・アクロバット】の効果発動!」

 

【狂化師-ガーゴイル・アクロバット】

レベル4/闇属性/悪魔族/攻1700/守500

〇自分フィールドに【狂化師】モンスターが二体以上存在する場合、手札のこのカードを特殊召喚することができる。

 

「俺は【Emトリック・クラウン】【狂化師-シャドウ・バニー】【狂化師-ガーゴイル・アクロバット】の三体でリンク召喚! 【狂化師-クラウン・キマイラ】を召喚! 【狂化師-クラウン・キマイラ】の効果で墓地の【狂化師-ガーゴイル・アクロバット】を手札に加え、そのまま特殊召喚! そして、【狂化師-カースド・メッセンジャー】の効果で【狂化師-シャドウ・バニー】を墓地から特殊召喚! さぁ、まだまだ行きますよ! 【狂化師-カースド・メッセンジャー】【狂化師-シャドウ・バニー】【狂化師-ガーゴイル・アクロバット】の三体でリンク召喚! リンク3【狂化師-ナイトメア・ミラクル】!!」

 

【狂化師-ナイトメア・ミラクル】

リンク3/闇属性/悪魔族/攻2000/↓↗↘

【狂化師】モンスター二体以上

〇一ターン一度、手札の【狂化師】モンスターを墓地に送ることで、デッキから一枚ドローする。その後、相手のライフを500回復し、自分のライフを1000回復する。

〇一ターン一度、【狂化師】モンスターが墓地に送られた時、発動することができる。相手のモンスター一体を選択し、そのモンスターの攻撃力をこのカードの攻撃力分ダウンさせる。

 

「【狂化師-ナイトメア・ミラクル】の効果発動。手札の【狂化師-デーモン・テイマー】を墓地に送ることで一枚ドロー。そして、それぞれのライフを回復!」

 

椎名唯華LP:4000→4500

ジョー・力一LP:3000→4000

 

「二体のモンスターの攻撃が通れば終わりですが、そうはいかないですよねぇ! 楽しませてくださいよ! バトル! 【狂化師-クラウン・キマイラ】でダイレクトアタック!!」

「手札の【ゴースティー・アリス】の効果発動や! それにチェーンして永続罠【ゴースティー・パーティー】を発動!」

 

【ゴースティー・アリス】

レベル1/光属性/悪魔族/攻700/守500

〇相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚することができる。

〇このカードが戦闘で破壊された時、手札の【ゴースティー】モンスター一体を特殊召喚する。

 

【ゴースティー・パーティー】

永続罠

〇相手ターンに【ゴースティー】モンスターが特殊召喚した時、そのモンスターはこのターンに一度だけ戦闘及び効果では破壊されない。

 

 椎名のフィールドに白いドレスを着た半透明の少女が浮遊するように現れた。

 

「【ゴースティー・アリス】を特殊召喚! そして【ゴースティー・パーティー】の効果でアリスは一度だけ戦闘及び効果では破壊されないで!」

「……では、戦闘が巻き戻るのでクラウン・キマイラでアリスに攻撃!」

「アリスは一度だけ戦闘では破壊されない!」

「続けて、ナイトメア・ミラクルで攻撃!」

「ナイトメア・ミラクルの攻撃にチェーンして永続罠【運命のバリア-デスティニーフォース】を発動!」

 

【運命のバリア-デスティニーフォース】

永続罠

〇一ターン一度、相手モンスターが自分モンスターを攻撃する時、コイントスを一回行い裏表を当てる。当たった場合、攻撃してきた相手モンスターを破壊する。外れた場合、攻撃対象となった自分モンスターを破壊する。

 

「今度はコイントスや」

「いや、絶対当たるでしょ!」

「ウチは表を選択」

 

 今度は椎名の手元にコインが現れ、コイントスをする。コインは宙を舞い、地面に落ちる。数回、飛び跳ねながら地面にピタッと落ちる。コインは表だった。

 

「表やな。ナイトメア・ミラクルを破壊や!」

「もう確定除去じゃないですか」

(……しかも、もし外れても【ゴースティー・パーティー】の効果でしれっと破壊は防げる……。ちゃっかりカバーしているとことが椎名さんだなぁ……)

「俺はカードを一枚伏せてターンエンド」

「ウチのターン、ドロー。ウチは二枚目の【強欲なダイス】を発動」

「せけぇ!!」

「うるさいねん。半分はアンタにメリットあるやん」

「貴女の場合は確定で【強欲な壺】でしょ!?」

「ガタガタうるさいねん。さっさとダイスを振るで」

 

 再び、ダイスを振る。ダイスは地面を転がり、吸い込まれるように6が出た。

 

「二枚ドローや。ウチは永続魔法【ゴースティー・パニック】を発動」

 

【ゴースティー・パニック】

永続魔法

〇一ターン一度、自分フィールドの【ゴースティー】モンスター一体を選択する。そのモンスターはこのターン、相手プレイヤーに直接攻撃することができる。

 

「フィールドの【ゴースティー・アリス】一体でリンク召喚。リンク1【ゴースティー・リリアン】」

 

【ゴースティー・リリアン】

リンク1/光属性/悪魔族/攻1000/↓

①相手のスタンバイ時に発動することができる。このカードをゲームから除外することで、デッキから【ゴースティー】モンスターを一枚手札に加える。

②この①の効果で除外されたターンのエンドフェイズに発動する。このカードを特殊召喚する。

 

「ウチは【ゴースティー・パニック】の効果でリリアンを選択。このターン、リリアンは力一に直接攻撃することができる。バトルや! 【ゴースティー・リリアン】でダイレクトアタック!!」

「あーぁ! 明らかに相性が悪い! 【狂化師-クラウン・キマイラ】の効果でリリアンの攻撃力はライフの差分。つまり500ダウンする! くっ!!」

 

ゴースティー・リリアン 攻撃力:1000→500

ジョー・力一LP:4000→3500

 

「さらにライフに差が出来たから攻撃力が減少!」

 

ゴースティー・リリアン 攻撃力:500→0

 

「ウチはカードを一枚伏せてターンエンド」

「エンドフェイズ時にリバースカード【クレイジー・ボム・シャワー】を発動!」

 

【クレイジー・ボム・シャワー】

〇デッキ上からカードを三枚墓地に送り、その中のモンスターカードの数×300ダメージを互いに受ける。

 

「デッキからカードを三枚墓地に送る……モンスターは二枚。よって、互いに600ダメージを受ける!」

 

椎名唯華LP:3900

ジョー・力一LP:2900

 

「ダメージ調整……? いや、墓地肥やしか!!」

「ご明察! 俺のターン、ドロー!」

「【ゴースティー・リリアン】の効果で自身をゲームから除外することで、デッキから二体目の【ゴースティー・アリス】を手札に加える」

「俺は魔法カード【バックアップ・ドロー】を発動!」

 

【バックアップ・ドロー】

魔法

〇自分フィールドのリンクモンスターを墓地に来ることで発動することができる。デッキから二枚ドローし、手札を一枚墓地に送る。

 

「俺は【狂化師-クラウン・キマイラ】を墓地に送り、カードを二枚ドロー……そして、一枚墓地に送る。さぁ、準備は揃った! 初お披露目だ!! 俺は手札から【UnknownCode(アンノウン・コード)-リンク・オーバー-】を発動!」

 

 力一がカードをデュエルディスクにセットした。するとデュエルディスクから警告音が響き渡った。

 

『エラー。エラー。不正なプログラムを検出しました。不正なプログラムを検出しました。今すぐにプログラムの消去を――――――プログラムを強制インストール。―――――――プログラムのインストール完了。プログラム【Unknown】を起動します。』

 

 警告音が鳴り止むと同時に力一と椎名の周辺に特殊な空間が発生した。

 

「これが【Unknown】カード」

「おや? 【Unknown】カードを知っている? そういえば、チャイカさんや笹木さんのことを知っていたということは反逆側か……まさしく『にじさんじレジスタンス』ですね」

「ほざけ」

「冷たいなぁ……まぁ、このカードならそんな冷たい椎名さんも一瞬で燃やし尽くしてあげますよ! 【UnknownCode-リンク・オーバー-】の効果で墓地のモンスターを5体をゲームから除外することで、リンク召喚! 地獄より降臨せし狂戦士よ。大地や焼き尽くし、生きとし生ける者を殺戮せよ! 煉獄と共に現れよ!! 【ネオスティア・ヴォルケーノ-オーバーロード-】!!」

 

【ネオスティア・ヴォルケーノ-オーバーロード-】

リンク5/炎属性/戦士族/攻4000/↙↓↘→↗↑

名前の異なる効果モンスター5体

このカード名はルール上【Unknown】カードしても扱う。

〇このカードがリンク召喚に成功した時、このカード以外のフィールド上のカードを全て持ち主の手札に戻す。

〇一ターンに一度、墓地のリンクモンスターをゲームから除外することで発動することができる。ゲームから除外したリンクモンスターのリンクマーカーと同じ数、相手の手札を墓地に送ることができる。

 

 力一の背後から噴火のように爆発音と共に火柱が立ち昇る。火柱の中から翼の生えた漆黒の狂戦士が現れた。漆黒の狂戦士の右手はドリルのよな突起物になっていた。

 

「【ネオスティア・ヴォルケーノ-オーバーロード-】の効果発動! このカード以外のカードを全て手札に戻す! 【ヴォルケーノ・スパイラル】!!」

 

 狂戦士は右手のドリルを回転させる。すると回転しているドリルは炎を纏い、業火の渦を巻き起こす。そのまま業火の渦を放つと狂戦士の周辺や焼き尽くされ、焦土と化す。

 

「くっ! ウチのカードが!」

「さらに【ネオスティア・ヴォルケーノ-オーバーロード-】のもう一つの効果を発動! 墓地の【狂戦士-クラウン・キマイラ】をゲームから除外することで、椎名さんの手札三枚を墓地に送ります!」

「ちっ……バウンスからのハンデスかいな」

「さぁ、がら空きの椎名さんにダイレクトアタック!! 【スーパー・メテオ・ノヴァ】!!」

「甘いで! ウチは手札の【ゴースティー・アリス】を発動!」

「くっ! まだ手札に握っていたか! 本当に豪運だなぁ!!」

「【ゴースティー・アリス】を特殊召喚!」

「かまうな! 【ネオスティア・ヴォルケーノ-オーバーロード-】で【ゴースティー・アリス】を攻撃!!」

 

 狂戦士が今度は左手を上に上げると、黒炎が現れた。黒炎は次第に巨大な球体となり、狂戦士は巨大な黒炎を幽霊の少女に向かって放つ。黒炎は幽霊の少女を飲み込み、爆散した。

 

「くっ! 【ゴースティー・アリス】の効果発動! 手札の【ゴースティー・キャロル】を特殊召喚!」

「しぶといな……俺はこれでターンエンド」

「エンドフェイズ時にゲームから除外されていたリリアンがフィールドに戻るで…………ウチのターン、ドロー! ウチは手札から【カップ・オブ・エース】を発動!」

「…………もう、驚かないや」

「コイントスをするで…………コインは表や! 二枚ドロー! ウチは【ゴースティー・コルテー】を召喚!」

 

【ゴースティー・コルテー】

レベル1/光属性/悪魔族/攻600/守800

〇相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚することができる。

〇このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから【ゴースティー】魔法・罠カードを一枚手札に加えることができる。

 

「ウチは【ゴースティー・パニック】を手札に加え、そのまま発動!」

(……嫌なカードが来たな……俺のライフは2900……削られるか?)

「さらにウチは【ゴースティー・コルテー】【ゴースティー・キャロル】【ゴースティー・リリアン】でリンク召喚! リンク3【ゴースティー・パトラ】!!」

 

【ゴースティー・パトラ】

リンク3

/光属性/悪魔族/攻1500/←↓↗

〇フィールドにこのカードしか存在しない時、このカードはバトルフェイス中に二回攻撃することができる。

 

「攻撃力1500の二回攻撃!?」

「さらに【ゴースティー・パニック】の効果で【ゴースティー・パトラ】は直接攻撃ができる! これで終いや! 【ゴースティー・パトラ】で力一にダイレクトアタック!!」

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 幽霊の少女が力一に襲い掛かる。

 デュエルに決着がついた。……と思われたが。

 

「くくくくっ……あはははは!!」

「っ!? なんでや! なんでライフが減ってないねん!」

「いやー、保険を用意しておいて良かった。俺は墓地の【狂戦士-デビル・ソンガー】の効果を発動していたんだよ」

「そんなモンスターいつの間に!」

「【バックアップ・ドロー】の時に捨ててたのさ」

 

【狂戦士-デビル・ソンガー】

レベル4/闇属性/悪魔族/攻700/守1800

〇相手ターンに墓地のこのカードを除外して発動できる。このターン、相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする。

 

「くそっ!! 【ゴースティー・パトラ】で二回目の攻撃!」

「それは喰らうよ」

 

ジョー・力一LP:2900→1400

 

「……ウチはこれでターンエンドや」

「万策尽きたかい? 俺のターン、ドロー! 俺は【ネオスティア・ヴォルケーノ-オーバーロード-】の効果発動! 【狂化師-ナイトメア・ミラクル】をゲームから除外することで、椎名さんの手札を三枚墓地に送る!」

「くっ!」

「このターンで終らすよ。俺は手札から装備魔法【狂気の仮面】を発動!」

 

【狂気の仮面】

装備魔法

〇このカードを装備したモンスターの攻撃力を2000アップさせる。

〇自分のライフが相手より多い場合、このカードを装備したモンスターを破壊し、自分は3000ダメージを受ける。

 

ネオスティア・ヴォルケーノ-オーバーロード- 攻撃力:4000→6000

 

「バトル! 【ネオスティア・ヴォルケーノ-オーバーロード-】で椎名さんにダイレクトアタッ」

 

 プルルルル……プルルルル……。

 力一が攻撃宣言を行おうとした瞬間、スマホの着信音が鳴り響いた。

 

「ちょっとタイム!」

 

 攻撃を中断し、スマホを取り出し電話に出た。

 

「もしもし」

『もしもし……力一君、至急いちからの事務所まで戻ってきてくれないか?』

「え、えーと……今、任務中なのですが」

『その任務で聞きたいことがあるのだが……なぜ、リゼ・ヘルエスタではなく戌亥とこに【Unknown】カードを渡した?』

(やべ……報告忘れてた)

「え、えーとですね」

『別に君がどういう風に行動するかは口答えをしないが…………私の命令に従えないのであれば……』

 

 草壁の声のトーンが明らかに変わり、力一の顔が真っ青になった。

 

「す、すぐにそちらに向かいます!!」

 

 力一は通話を切り、スマホとデュエルディスクをしまった。

 特殊は空間と【ネオスティア・ヴォルケーノ-オーバーロード-】が消滅した。

 

「申し訳ないけど、このデュエルは中止で!」

「…………はぁ?」

「もし、俺と戦いたかったら決勝ステージに上がってきなよ。んじゃ!」

 

 そういうと力一は一瞬で姿を消した。

 

「力一!! くそっ!!」

 

 あのままデュエルが続いてたら自分が負けていたことを悟り、椎名は足元にあった小石を乱暴に蹴り飛ばした。

 

 




オリカ紹介
【ゴースティー】
ゴースト+ノーティー(日本語で『行儀が悪い』)を合わせた名前。
相手の攻撃時に特殊召喚して、妨害するデッキスタイル。

【ネオスティア・ヴォルケーノ-オーバーロード-】
五体目の【Unknown】モンスター。
見た目は【E・HERO マグマ・ネオス】に似ているが関連性は不明。
バウンスとハンデスを同時に行うことができる強力なモンスター。
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