ここで決勝トーナメント進出のライバーをおさらいしておきます。
※Unknownカードの暴走を阻止しようとしているライバーは『反逆組』、Unknownカード所有者を『Unknown』と記載します。(作者が忘れないように)
舞元啓介→B11(バーニング・イレブン) 反逆組
加賀美ハヤト→魔境絶唱(デモンズ・ヴォイス) 反逆組
鈴原るる→挑戦者(チャレンジャー) Unknown
エリー・コニファー→妖花鳥 Unknown
叶→雪牙狼 Unknown
ジョー・力一→狂化師(クレイジーワイズ) Unknown
不破湊→夜王騎士(ミッドナイツ) 反逆組
月ノ美兎→月兎(ムーンラビット)
樋口楓→花歌姫(プリマヴェーラ)
社築→?
イブラヒム→?
長尾景→?
12人が決定しています。
社、イブラヒム、長尾のデッキは既にイメージ出来ています。
行き当たりばったりでストーリーを進めているので、皆さんの感想からアドバイスをめちゃくちゃ頂いています。
このライバーを出して欲しい、こんなデッキが合うんじゃないか?など
感想やご指摘、評価お待ちしております。
できればTwitterの方にもフォローしていただけると嬉しいです。
葛葉と舞元は特訓を続け、残りのメンバーは椅子に座りながら状況を整理していた。
「もしもし? 椎名さん。大丈夫?」
『ウチは大丈夫や……デュエルは実質、負けやったけどな』
「無事なら良いんだ。力一さんはリオンさんを狙っていたんだね」
『せや。リオンさんに話を聞いたら力一い呼ばれたらしく、今は大人しく帰るように言ったわ』
「ありがとう。何か情報は掴めた?」
『そうやな……電話の相手は確かー、くさかべ? って、力一が呼んでたな』
「くさかべ」
椎名と通話していた黛はスピーカーモードにしながら全員、通話が聞けるようにしていた。
くさかべという名前を聞いた瞬間、加賀美は何か考え事をしていた。
「……くさかべ…………コナミ……確か……」
加賀美は思い出したようにスマホを操作した。
「やっぱりあった! 黛さん、コナミ開発主任『
スマホのクラウドに保存してあった一枚の名刺をスライドさせ、黛に送信した。黛のディスプレイには一枚の名刺が表示された。
「へー、今どきの名刺ってデータなんですね」
「今はどんなモノもクラウド化ですからね……草壁誠一郎。直接お会いしたのは一度だけですが、過去に加賀美インダストリアルと提携してイベントを行ったことがあります」
「ヒットしたよ」
黛がキーボードを掲載に操作すると一人の男性の顔が表示された。
「草壁誠一郎。ハヤトさんが言った通り、コナミの開発主任で今回のにじさんじ決闘王にも協力している人だね。一応、生年月日などの基本情報は表示しておくよ」
「にじさんじ決闘王の協力者……実にきな臭いね」
『その草壁? に呼び出しを喰らって去っていったから間違いなく黒やろうな』
「そうだね……椎名さんはそのまま不破君たちと合流して、帰還して欲しい」
『了解』
通話を切り、黛はため息を漏らした。
「どうしましたか?」
「いや、この草壁誠一郎だけど……何も掴めないんだ」
「何も掴めない? 生年月日などの基本情報は分っていますよね?」
「基本情報しか分からないんだよ。一通り、データを漁ったんだけど何も掴めなかったんだ。ファイルがロックされているわけでも無く、どこかに隠されているわけでも無く、何も存在しないんだ」
「完全に隠蔽されているんですかね?」
「どうだろ……入社日や業績、いつにどこの部署にいたか、いつ開発主任になったか。など何も分からなかった」
「なるほど……完璧なまでの情報統制ですね」
「このままじゃハッカーのプライドが廃るから、継続して情報を調べるよ」
「了解です」
黛と加賀美が話していると加賀美が握っていたスマホが震えた。
「すみません。ちょっと電話が……」
加賀美は黛に断りを入れると通話ボタンを押した。
「もしもし?」
「社長!!」
通話の相手は加賀美の同期の葉加瀬冬雪だった。
「どうしました? Unknownカードの分析が終わりましたか?」
「やばい! やばい! 襲撃を受けてる!!」
冬雪の一言で加賀美の表情が急変した。
慌てて、全員が聞けるようにスピーカーモードにした。
「落ち着いて下さい。状況を説明してもらってもいいですか?」
「今、ウチの所に戌亥さんが来て、ラボを破壊しまくってる!」
戌亥の名前が出た瞬間、アンジュが部屋を飛び出した。
「アンジュ!?」
「くっ……舞元さん、葛葉! アンジュさんを追って!」
「私も行きます!」
「あいよ!」
「りょ、了解!」
黛の指示でアンジュを追うようにリゼ、舞元、葛葉が扉を出ていった。
「今、援軍が行きました」
「夜見が戌亥さんと戦ってるけど……ヤバそう。最悪、ウチも戦うよ」
「無理はしないでください。データは破棄しても適わないので」
「嫌だ! 意地でも勝ってやる!」
「…………さすが葉加瀬さん。お願いしますね」
通話を切ると加賀美の額に汗が流れた。
「不破君の所から援軍呼ぼうか?」
「いえ、それだと、あのアンドロイドに遭遇した時のリスクが大きいです。回収する前に全員が全滅するのは避けたいです。…………それに」
「それに?」
「私は同期を信じます」
――――――――――――――――。
アンジュは地下に繋がる階段を駆け下り、扉を勢いよく開ける。
そこには倒れている夜見と葉加瀬がいた。そして、機材を足蹴りで破壊している戌亥がいた。
「戌亥!!」
「ん? おや、アンジュはん」
「急にいなくなったから心配したんだよ? リゼも待っているし、戻ろ?」
「ウチはやることがあるから戻らへんよ?」
「何、言ってるんだよ」
「力一はんに頼まれてな。ここを破壊しないといけないんやよ」
「なんで!?」
状況が読み取れないアンジュは頭を乱暴に掻きむしった。
「邪魔せぇへんといて」
戌亥は鋭い眼光でアンジュを睨みつける。その瞳には殺意が籠っていた。
睨みつけられたアンジュは戌亥に近づくための一歩が踏めなかった。
(え? あれ本当に戌亥? これがUnknownカードによる感情の暴走?)
「…………止めなきゃ駄目だ」
アンジュはデュエルディスクを構えた。
「戌亥が操られているのか知らないけど、力づくで止めてリゼの所に連れていく!」
「はぁー……睨みつけたらノコノコ帰ってくれるかと思ったけど…………しゃあないな」
戌亥はため息を漏らしながらデュエルディスクを構えた。
「「
「先攻はアンジュはんに譲るわ」
「私のターン。私は手札から【高等錬金術-黄金釜-】を発動! 手札の【高等錬金術-紅玉火炎陣-】を墓地に送り、デッキから【翠玉の錬金術師】を特殊召喚! そして、墓地に送られた【高等錬金術-紅玉火炎陣-】の効果発動!」
【高等錬金術--紅玉火炎陣】
魔法
〇自分フィールドに【錬金術師】モンスターが存在する時、発動。相手のモンスター一体を破壊する。
〇このカードが【錬金術師】モンスターの効果で墓地に送られた時、デッキから【錬金術師】モンスター一体を手札に加える。
「デッキから【紅玉の錬金術師】を手札に加える。そして、フィールドの【翠玉の錬金術師】の効果発動! 墓地の【高等錬金術-紅玉火炎陣-】を回収。そのまま、手札に加えた【紅玉の錬金術師】を通常召喚! 【紅玉の錬金術師】の効果発動! 【高等錬金術-紅玉火炎陣-】を墓地に送ることで【碧玉の錬金術師】を特殊召喚!」
【碧玉の錬金術師】
レベル4/風属性/魔法使い族/攻1400/守1300
〇このカードが【錬金術師】または【高等錬金術】カードの効果で特殊召喚に成功した時、デッキから【高等錬金術】魔法カードを手札に加える。
「墓地の【高等錬金術-紅玉火炎陣-】とフィールドの【碧玉の錬金術師】の効果発動! デッキから【瑠璃の錬金術師】と【高等錬金術-金剛兵-】を手札に加える。手札の【瑠璃の錬金術師】の効果発動!」
【瑠璃の錬金術師】
レベル4/水属性/魔法使い族/攻1800/守1500
〇手札の【高等錬金術】カードを墓地に送ることで、手札のこのカードを特殊召喚することができる。
「【高等錬金術-金剛兵-】を墓地に送り、【瑠璃の錬金術師】を特殊召喚! 墓地に送られた【高等錬金術-金剛兵-】の効果発動。墓地の【高等錬金術-紅玉火炎陣-】を手札に加える」
「ほぉー、さすがアンジュはん。ガンガン回すやん」
「まだだよ! 私は【碧玉の錬金術師】一体でリンク召喚! リンク1【孔雀石の錬金術師】!」
【孔雀石の錬金術師】
リンク1/炎属性/魔法使い族/攻1700/↓
錬金術師モンスター一体
〇リンクマーカー先の【錬金術師】モンスターが破壊される時、代わりに手札の【高等錬金術】魔法カードを墓地に送ることができる。
「続けて、【翠玉の錬金術師】【紅玉の錬金術師】【瑠璃の錬金術師】のレベル4モンスター三体でオーバーレイ! エクシーズ召喚! ランク4【黒曜石の錬金術師】!」
【黒曜石の錬金術師】
ランク4/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2300
【錬金術師】モンスター×3
〇一ターン一度、エクシーズ素材を取り除くことで発動。相手のフィールドのカードと自分の墓地の【錬金術師】または【高等錬金術】カードを手札に戻す。
「私はこれでターンエンド」
「んじゃ、ウチのターン、ドロー。ウチは【獄炎門の開門】と【補給部隊】を発動。獄炎門の効果処理でデッキから【獄炎獣 ベアー】を手札に加え、そのまま召喚や」
【獄炎獣 ベアー】
レベル4/闇属性/獣族/攻1800/守800
〇このカードが効果で破壊された時、手札の【獄炎獣】モンスター一体を特殊召喚する。
「さらに手札から【獄炎獣 ファルコン】の効果発動。デッキから【獄炎獣 ハウンド】を墓地に送ることで手札のファルコンを特殊召喚。手札から【獄炎獣の炎環】を発動」
【獄炎獣の炎環】
速攻魔法
〇フィールドの【獄炎獣】モンスター一体を破戒することで発動。墓地の【獄炎獣】モンスター一体を特殊召喚する。
〇墓地のこのカードをゲームから除外することで、墓地の【獄炎獣】モンスター一体を手札に加える。
「ウチはベアーを破壊し、ハウンドを特殊召喚。この瞬間、破壊された【獄炎獣 ベアー】【獄炎門の開門】【補給部隊】の効果発動や。ベアーの効果で【獄炎獣 フォックス】を特殊召喚。獄炎門の効果でベアーを回収。【補給部隊】の効果でドローや。ウチはレベル3【獄炎獣 フォックス】にレベル2【獄炎獣 ファルコン】でチューニング。シンクロ召喚。レベル5【獄炎獣 バイコーン】」
【獄炎獣 バイコーン】
レベル5/シンクロ/闇属性/獣族/攻2000/守200
【獄炎獣】チューナー+チューナー以外の【獄炎獣】モンスター
〇一ターン一度、フィールドの【獄炎獣】モンスター一体を破戒することで、このカードの攻撃力をエンドフェイズ時まで1000アップさせる。
「さらに手札の【獄炎獣 ラクーン】を特殊召喚。そして、墓地の【獄炎獣の炎環】の効果で墓地の【獄炎獣 ファルコン】を手札に加え、そのまま効果発動。デッキから【獄炎獣 バッファロー】を墓地に送り、特殊召喚。そして、墓地に送られたバッファローの効果でデッキから【獄炎獣の炎葬】を手札に加える。ウチはレベル3【獄炎獣 ラクーン】にレベル2【獄炎獣 ファルコン】をチューニング。シンクロ召喚。レベル5【獄炎獣 フェニックス】。フェニックスの効果で墓地のファルコン、ラクーン、ベアーを回収。さて……ウチはレベル5【獄炎獣 バイコーン】にレベル5【獄炎獣 フェニックス】をチューニング。アクセルシンクロ! レベル10【獄炎獣 オルトロス】!」
戌亥の周辺に黒炎が渦のように空に昇ると、そこから双頭の番犬が現れた。
「オルトロスの効果発動! ハウンドを破壊することで、アンジュはんの【孔雀石の錬金術師】と【黒曜石の錬金術師】を破壊する!」
「【孔雀石の錬金術師】の効果で【高等錬金術-紅玉火炎陣-】を墓地に送ることで【黒曜石の錬金術師】の破壊を防ぐ」
「防ぎよったか」
「墓地に送られた【高等錬金術-紅玉火炎陣-】の効果でデッキから【琥珀の錬金術師】を手札に加える」
「破壊された【獄炎獣 ハウンド】の効果発動。デッキから【獄炎獣 ラット】を手札に加える。……ほな、そのままバトルや。オルトロスで【黒曜石の錬金術師】に攻撃!」
「くっ……受ける」
アンジュ・カトリーナLP:4000→3000
「ウチはカードを一枚伏せてターンエンドや」
「私のターン、ドロー! ……戌亥」
「どうしたん?」
「デュエルして思ったんだけど、戌亥…………正気でしょ?」
「どうして、そう思うん?」
「だって、何か焦ってるもん。いや、焦っているというよりは躊躇ってる?」
「っ……いいや、ウチは何も躊躇ってへんよ」
「いいや、躊躇ってるね! さっきの眼光はビビったけど、あれは私とデュエルしたくなかった理由があったからでしょ? ねぇ、いったい何があったの?」
「アンジュはんには関係あらへん」
「同期でも?」
「同期でもや!!」
戌亥は大声を上げる。その声は部屋に響き、アンジュに肌にも感じ取った。
「…………分かった。なら、これは喧嘩だね」
「は?」
「だってそうじゃん、戌亥には譲れないものがある。それが何かは分らないけど。私は今の戌亥を止めて、連れ戻したい。なら、互いの思いをぶつけ合うしかないじゃん」
「……喧嘩……喧嘩かぁ……」
「この喧嘩、私が勝って見せる! 私は【RUM マジシャンズ・フォース】を発動!!」
【RUM マジシャンズ・フォース】
魔法
〇LPを半分払い、自分の墓地の魔法使い族Xモンスター一体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚し、そのモンスターの倍のランクの魔法使い族Xモンスター一体を対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。このカードを発動したターン、自分はエクシーズ召喚をすることができない。
アンジュ・カトリーナLP:3000→1500
「ウチは墓地の【黒曜石の錬金術師】を特殊召喚して、オーバーレイ! ラックアップ・エクシーズチェンジ! 金色の花よ、咲き誇れ! ランク8【黄金の錬金術師 アマルガム】をエクシーズ召喚!」
【黄金の錬金術師 アマルガム】
ランク8/光属性/魔法使い族/攻30000/守2500
魔法使い族モンスター×2
〇一ターン一度、手札の魔法カードを墓地に送ることで発動。相手のモンスター一体選択し、そのモンスターの効果を無効にして攻撃力を0にする。
〇一ターン一度、このカードのX素材を一つ取り除いて発動できる。相手ターン終了時まで、このカードは効果では破壊されず、お互いに墓地のモンスター効果を発動することができない。
アンジュの頭上から眩い光が降り注ぐと、そこから金色の鎧をまとった魔法使いが現れた。
「これが私の切り札だ! アマルガムの効果発動! 手札の【高等錬金術-
【高等錬金術-翡翠剣-】
魔法
〇相手のモンスター一体の攻撃力を1000ダウンさせる。
〇このカードが【錬金術師】モンスターの効果で墓地に送られた時、フィールドの【錬金術師】モンスター一体を選択し、攻撃力を1000アップさせる。
獄炎獣 オルトロス 攻撃力:35000→0
黄金の錬金術師 アマルガム 攻撃力:3000→4000
「バトル! アマルガムでオルトロスに攻撃!」
「甘いわ、アンジュはん! ウチはリバースカード【獄炎獣の炎葬】を発動」
【獄炎獣の炎葬】
罠
〇フィールドまたは手札の【獄炎獣】モンスターを破壊することで発動。このターン、自分はダメージを受けない。
「ウチはオルトロスを破壊することで、このターンダメージを受けない。そして、【獄炎獣】モンスターが破壊されたことで【獄炎門の開門】と【補給部隊】の効果発動や。獄炎門の効果でハウンドを回収。補給部隊で一枚ドローや」
「くっ……私はこれでターンエンド」
「これで勝ったつもりかい……ウチのターン、ドロー……。ウチは手札から【手札抹殺】を発動。互いの手札を捨てて、捨てた枚数分ドローや。…………それにアンジュはん、さっきこれは喧嘩って言ったな?」
「そうだが?」
「これは喧嘩やちゃう、一方的な蹂躙や!」
戌亥がカードを引いた瞬間、戌亥に黒いオーラが放たれた。
「さぁ……蹂躙の始まりや! ウチは手札から【
戌亥がカードをデュエルディスクにセットした。するとデュエルディスクから警告音が響き渡った。
『エラー。エラー。不正なプログラムを検出しました。不正なプログラムを検出しました。今すぐにプログラムの消去を――――――プログラムを強制インストール。―――――――プログラムのインストール完了。プログラム【Unknown】を起動します。』
警告音が鳴り止むと同時に戌亥とアンジュの周辺に特殊な空間が発生した。
「戌亥!!」
「これで終いやな。ウチは【UnknownCode-リンク・オーバー-】の効果で墓地のモンスターを5体をゲームから除外することで、リンク召喚! 終焉の鐘よ、世界に終わりの音色を告げよ。降臨せよ、魔竜の王! 【終焉龍皇
戌亥の頭上に真っ黒な球体が現れた。球体は二個に分裂すると二個から四個、四個から八個と倍に分裂していく。無数の球体はやがて、分裂を止めると一斉に密集する。密集した球体は次第に龍の形を形成していき、四つの翼を持ち、九つの目を持つ禍々しい黒龍へと姿を変えた。
黒龍が咆哮を放つと、その衝撃でありとあらゆる物が吹き飛。アンジュも吹き飛ばされないように踏ん張る。
【終焉龍皇E.N.D.】
リンク5/闇属性/幻竜族/攻?/↙↖←↗↘
名前の異なる効果モンスター5体
このカード名はルール上【Unknown】カードしても扱う。
〇このカードの攻撃力は自分フィールドのリンクモンスターのリンクマーカーの合計の数×1000になる。
〇このカードがリンク召喚に成功した時、自分のEXデッキからリンクモンスター一体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。
〇上記の効果で特殊召喚したモンスターが【Unknown】リンクモンスターだった場合、そのモンスターは以下の効果を得る。
●このカードは効果で破壊されない。
〇一ターン一度、墓地のリンクモンスターをゲームから除外することで、発動することができる。このターン、相手モンスターは攻撃できず、効果を発動できない。この効果は相手ターンでも発動できる。
「【終焉龍皇E.N.D.】の効果発動や! EXデッキから【獄炎獣 ウルフ】を特殊召喚! 【終焉ノ使者】!」
黒龍の胸部にある赤いコアからどす黒い泥が漏れだし、地面に滴り落ちる。地面に溜まった泥は次第に姿を変え、狼の姿に変わった。
【獄炎獣 ウルフ】
リンク3/炎属性/獣族/攻2400/↙↖↗
〇一ターン一度、リンクマーカー先の【獄炎獣】モンスターが破壊された時、相手のモンスター一体を破壊する。この効果は相手ターンにも発動することができる。
「ウチのフィールドのリンクモンスターのリンクマーカーの数は七個。よって【終焉龍皇E.N.D.】の攻撃力は7000や!!」
「こ、攻撃力7000……」
「さぁ、蹂躙せよ。【終焉龍皇E.N.D.】で【黄金の錬金術師 アマルガム】に攻撃! 【
黒龍は咆哮を上げ、四つの翼を広げる。大きく開かれた口に黒い光が集まり、それを放つ。黒いブレスはレーザーのように一直線上にあるものを全て消し去る。それは金色の魔法使いも含まれており、跡形もなく消滅した。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
アンジュ・カトリーナLP:1500→0
地面に倒れたアンジュを戌亥は悲し表情で見つめる。
「すまんな、ンジュ」
「アンジュ!!」
デュエルが終わると同時にリゼが部屋に入ってきた。リゼはアンジュに寄り添い、戌亥の方を見る。その瞳は涙で濡れていた。
「とこちゃん、どうして!」
「……………リゼはん。アンジュはんはウチの邪魔をした。だから倒しただけや」
「邪魔だった!? アンジュはとこちゃんのことを心配してたんだよ」
「そんなん関係あらへん。ウチの邪魔をするヤツはアンジュはんだろうとリゼはんだろうが倒すだけや」
戌亥はデュエルディスクを操作する。
「あんじゅに勝ったおかげでウチは決勝トーナメントに進出や。余った星はリゼはんにくれてやる」
「とこちゃん!!」
「ウチを止めたかったら決勝トーナメントに来ればいい。でもなぁ……ウチの邪魔をするんやったら手加減はせぇへん。蹂躙するのみや」
そう言い残すと戌亥は一瞬で消え去った。
「リゼ! 大丈夫か!」
遅れて舞元と葛葉もやってきた。
「葛葉! 社長に連絡して救援を呼んで来い! 夜見と葉加瀬もやられたみたいだ」
「カードの解析も破壊されたみたいっすね」
葛葉はスマホを取り出し、加賀美に連絡する。
「アンジュ!」
「リ、リゼ……」
震えるアンジュの手をリゼは握り返す。
「ごめん。戌亥を取り戻すことができなかった」
「……こんなにボロボロになって」
「悔しいなぁ……」
アンジュの頬に涙が流れる。リゼはその涙を見て、握っている手に力が入る。
「リゼ、お願い……戌亥を止めて」
「アンジュ……任せて。とこちゃんは私が連れ戻す」
リゼの言葉を聞いた瞬間、アンジュは目を閉じた。
「安心しろ、リゼ。気絶して眠ったようだ」
「……舞元さん……」
「ん?」
「私、強くなりたい……強くなって、とこちゃんを連れ戻す」
「…………分かった」
舞元はリゼの瞳をまっすぐ見ると眠るアンジュをおんぶして立ち上がった。
「乗りかかった船だ! 葛葉もリゼも鍛えてやる!」
「はい!」
オリカ紹介
【終焉龍皇E.N.D.(ジ・エンド)】
最後の【Unknown】カードにて最強の【Unknown】カード。
見た目は【真竜皇V.F.D.】に似ているが関連性は不明。
圧倒的な攻撃力。相手の動きを封じる強力な効果。他の【Unknown】モンスターを呼び出すことも出来る、正しく最凶最悪のカード。