正直、一番書いていて楽しいです。
決勝トーナメントからは色々なライバーを登場させる予定になっていますので、ご期待ください。
行き当たりばったりでストーリーを進めているので、皆さんの感想からアドバイスをめちゃくちゃ頂いています。
このライバーを出して欲しい、こんなデッキが合うんじゃないか?など
感想やご指摘、評価お待ちしております。
できればTwitterの方にもフォローしていただけると嬉しいです。
にじさんじ決闘王
特設スタジアム
第一回戦が終わり、第二回戦の準備が行われていた。
「えー、ただいま、第二回戦の準備を行っています。皆様、少々お待ちください。そして、今回は解説であったハヤトが戦うため、今回は解説をこの方にやってもらいます!」
「どうも! にじさんじ所属舞元啓介です! 今回は社長の代わりに解説をさせて頂きます!」
「はい、よろしくお願いします! 今回は加賀美ハヤトVS奈羅花ですが、どう思いますか?」
「そうだね…………社長はカードゲームは得意中の得意分野。現にデュエルアンドロイド相手に無双してたからね。対する奈羅花の方はデュエルを見てないから、何とも言えないけどゲームのプレイングはいいからね。それに負けず嫌いだし。いい勝負になると思うよ」
「なるほど。ありがとうございます! ……お? 両者の準備ができたみたいです! では、選手入場!」
夢追の掛け声と共に東ゲートが開いた。
東ゲートからは加賀美ハヤトが出てきて、客席に手を振る。
「東ゲートからはこの方! 加賀美インダストリアル代表取締役! しかし、その中身はカードゲーム大好き少年! カード愛の紳士! 加賀美ハヤト!」
夢追の口上に苦笑いしながらスタジアムの中央へ進む。
「さぁ、西ゲートからはこの方! 小さな負けず嫌いは日々、努力を精進する! その努力は報われるか! 華麗なる極卒! 奈羅花!!」
西ゲートが開かれると、そこから奈羅花が元気いっぱいに手を振りながら出てきた。観客席にいる同期のましろと来栖夏芽は大きな声で応援しながら手を振る。
両ゲートから出てきた二人はスタジアムの中央に着くとデュエルディスクを構えた。
「奈羅花さん。申し訳ございませんが手加減なしで行かせていただきます!」
「スプラトゥーン杯では一緒だったけど、今回は全力で倒します!!」
「「
「先攻はあたしからいかせてもらいます!!」
「どうぞ」
「あたしのターン! あたしは手札から【強欲で金満な壺】を発動します!」
「おぉっと! 奈羅花は初手から強力なドローカードを発動だ!」
「強金ということは奈羅花はEXデッキに頼らないデッキになるな。そうすると社長のEXデッキ封じも意味がなくなるな」
「あたしはEXデッキから六枚ゲームから除外することで二枚ドローします! よし、魔法カード【地獄からの降臨】を発動!」
【地獄からの降臨】
魔法
〇自分フィールドにモンスターが存在しない時、発動することができる。デッキから【極卒仁王】モンスター一体を特殊召喚する。
「あたしはデッキから【
【極卒仁王-阿紋】
レベル5/闇属性/悪魔族/攻1500/守2000
〇このカードが特殊召喚に成功した時、発動することができる。デッキ・手札・墓地から【極卒仁王-吽御】を一体、特殊召喚する。
〇フィールドにこのカードが存在する限り、フィールドの【極卒仁王-吽御】の守備力は倍になり、戦闘・効果では破壊されない。
「【極卒仁王-阿吽】の効果発動! デッキから【極卒仁王-
【極卒仁王-吽御】
レベル5/闇属性/悪魔族/攻2000/守1500
〇このカードが特殊召喚に成功した時、発動することができる。デッキ・手札・墓地から【極卒仁王-阿紋】を一体、特殊召喚する。
〇フィールドにこのカードが存在する限り、フィールドの【極卒仁王-阿紋】の攻撃力は倍になり、戦闘・効果では破壊されない。
奈羅花のフィールドに二体の巨人が現れた。
右側の巨人は赤い鎧をまとい、口を大きく開けて威圧感を放っていた。一方、左側の巨人は青い鎧をまとい、口を閉じて寡黙な表情を浮かべていた。
「阿紋と吽御が揃ったことで、それぞれの効果が適応されます!」
極卒仁王-阿紋 攻撃力:1500→3000
極卒仁王-吽御 守備力:1500→3000
「さらにあたしは永続魔法【極卒拷問-黒縄地獄】を発動!」
【極卒拷問-黒縄地獄】
永続魔法
〇フィールドに【極卒仁王-阿紋】が存在する限り、【極卒仁王-阿紋】より攻撃力が低いモンスターは攻撃することができない。
〇フィールドに【極卒仁王-吽御】が存在する限り、【極卒仁王-吽御】より守備力が低いモンスターは効果を発動することができない。
〇フィールドに【極卒仁王-阿紋】と【極卒仁王-吽御】が存在する限り、このカードは効果で破壊されない。
〇フィールドに【極卒仁王-阿紋】または【極卒仁王-吽御】のどちらかが存在しない時、このカードは破壊される。
「フィールドに阿紋と吽御がいる限り、社長の動きを封じます!」
「奈羅花! 初手から加賀美ハヤトの動きを封じる!」
「相手の動きを封じるのは社長の十八番だが、今回は社長が動きを封じられたことになるな……しかし、この盤面は固いぞ」
「あたしはカードを一枚伏せてターンエンドです」
「正直、難しい盤面ですが……このくらいの逆境で弱音を吐いていたら【Unknown】カードと戦うことはできません! 私のターン、ドロー!」
(【極卒拷問-黒縄地獄】の効果で私のモンスター効果はほぼ封じられました。それに【極卒仁王-阿紋】と【極卒仁王-吽御】は戦闘・効果では破壊されません……ここは!)
「私は手札から【汎神の帝王】を発動します!」
(これは通るか?)
「…………ドロー効果ですか。どうしようかな……ここは通します」
「通ったか。私は【真源の帝王】を捨てて、二枚ドローします。さらに手札から【ワン・フォー・ワン】を発動します! 手札のモンスターを捨てて、デッキから【
加賀美の正面に小さな悪魔が現れた。悪魔はニヤニヤしながら飛び回る。
「さらに墓地の【汎神の帝王】の効果を発動! このカードをゲームから除外することでデッキから【帝王の深怨】を見せます。さぁ、選んでください」
「うわぁ……選ばせる気ないじゃん……じゃあ、真ん中で」
「では、手札に加えた【帝王の深怨】を発動します。手札の【魔境絶唱 ヴェートーベン】を見せ、デッキから【帝王の烈旋】を手札に加えます」
「げっ! そのカードはマズイ!!」
「おぉ、社長のヤツ。うまく突破口を見せたな」
「舞元さん、突破口とは?」
「【帝王の烈旋】は相手のモンスターを生贄にしてアドバンス召喚をする魔法カード。破壊じゃなくて、リリースだから奈羅花のモンスターの効果を掻い潜ることができるんだ」
「あー、なるほど」
「その通りです! 私は【冥界の宝札】と【帝王の烈旋】を発動! 私は【魔境絶唱 ベーゼ】と【極卒仁王-吽御】をリリースすることで【魔境絶唱 ヴェートーベン】をアドバンス召喚!」
加賀美のフィールドの悪魔と奈羅花のフィールドの青い巨人が消えると、加賀美のフィールドにスーツを着た男性の悪魔が現れた。悪魔の髪は無数の蛇になっており、メデューサのようだった。
「あぁぁ!! あたしの完璧な封殺コンボが!!」
「アドバンス召喚した【魔境絶唱 ヴェートーベン】と【冥界の宝札】の効果発動! 【冥界の宝札】で二枚ドローし、ヴェートーベンの効果で【極卒仁王-阿紋】を墓地に送ります!」
ヴェートーベンの髪が伸びると、無数の蛇が赤い巨人に纏わりつき、体を締め付けて破壊した。
「阿紋と吽御が!! ……阿紋と吽御がいなくなったことで【極卒拷問-黒縄地獄】は破壊されます」
「これで奈羅花さんのフィールドはがら空きです! 私は墓地の【魔境絶唱 ベーゼ】の効果で自身を特殊召喚し、ヴェートーベンの効果を発動させます! ベーゼをリリースすることで、このターン、ヴェートーベンは二回攻撃できます!」
「加賀美ハヤト、ここで畳みかける!」
「バトルです! ヴェートーベンで奈羅花さんにダイレクトアタック!」
「甘いです! リバースカード【地獄からの再臨】を発動します!」
【地獄からの再臨】
罠
〇ライフを1000払いことで墓地の【極卒仁王】モンスター一体を特殊召喚する。
「あたしはライフを1000払うことで墓地から【極卒仁王-阿紋】を復活させます!」
「何!?」
奈羅花LP:4000→3000
「さらに【極卒仁王-阿紋】の効果で墓地の【極卒仁王-吽御】も復活! これにより阿紋と吽御の効果が適応!」
極卒仁王-阿紋 攻撃力:1500→3000
極卒仁王-吽御 守備力:1500→3000
「これは上手いぞ! 阿紋と吽御が再び、奈羅花のフィールドにそびえ立つ!」
「社長は攻撃を中断するしかないな」
「さぁ、どうしますか? 社長!」
「くっ……攻撃を中断させ、メインフェイズ2に移行します。私はカードを二枚伏せ、ターンエンドです」
「加賀美ハヤト、絶好のチャンスでしたが奈羅花の鉄壁な壁によって防がれてしまった!」
「あたしのターン! ドロー! あたしは【地獄覇王剣】を【極卒仁王-阿紋】に装備させます」
【地獄覇王剣】
装備魔法
〇装備モンスターが墓地に送られる場合、代わりにこのカードを破壊する。このカードが墓地へ送られた時、このカードを手札に戻す。
○このカードを装備したモンスターが受ける戦闘ダメージは0となる。
〇このカードがフィールドに存在する限り、自分フィールドの悪魔族モンスターの攻撃力・守備力を500アップさせる。
「【地獄覇王剣】により阿紋と吽御の攻撃力と守備力が上がる!」
阿紋の正面に禍々しい漆黒の大剣が現れると、阿紋はそれを握り、振り回した。
極卒仁王-阿紋 攻撃力:3000→3500 守備力:2000→2500
極卒仁王-吽御 攻撃力:2000→2500 守備力:3000→3500
「吽御を攻撃表示に変更して、バトル! 阿紋でヴェートーベンに攻撃!」
「それを待っていました! 私はリバースカード発動! 【帝王の溶撃】!!」
「あっ!?」
「ここで【帝王の溶撃】だぁ!!」
「やはり相手の動きを封じるのは社長も負けていないな!」
「【帝王の溶撃】の効果でアドバンス召喚したモンスター以外の効果は無効になります! よって、阿紋と吽御の効果も無効になり、それぞれの攻守も変動します!!」
極卒仁王-阿紋 攻撃力:3500→2000
極卒仁王-吽御 守備力:3500→2000
「しまった!?」
「ヴェートーベン! 返り討ちです!」
阿紋が禍々しい大剣をヴェートーベンに向かって振り下ろそうとするが、ヴェートーベンは髪の蛇を巧みに操り、大剣を受け止めた。
「【地獄覇王剣】の効果! 阿紋の代わりにこのカードを破壊します!」
ヴェートーベンは蛇を使い、阿紋に襲い掛かろうとするが漆黒の大剣が粉々に砕かれ、身軽になった阿紋は後方に下がり、ヴェートーベンの攻撃を回避した。
「破壊された【地獄覇王剣】は手札に戻ります」
「確かに【極卒仁王-阿紋】と【極卒仁王-吽御】の効果は強力です。しかし、それはそれぞれのモンスター効果であって、無効になってしまえばただのバニラモンスターです」
「くぅぅ~! あたしはカード二枚伏せてターンエンド!」
(おそらく奈羅花さんは全力で【帝王の溶撃】を割ってきます。そこを逆手に取ります!)
「私のターン、ドロー! 私は墓地の【魔境絶唱 ベーゼ】と【真源の帝王】の効果を発動します! 【帝王の溶撃】はあくまでもフィールドのモンスター効果を無効にするので、墓地のモンスター効果は適応できます! 私は【真源の帝王】の効果で墓地の【帝王の烈旋】をゲームから除外することで、このカードをモンスター扱いで特殊召喚します! そして、ベーゼ自身も特殊召喚します! 私は【真源の帝王】と【魔境絶唱 ベーゼ】の二体をリリースすることで【魔境絶唱 ショパン】をアドバンス召喚!」
二体のモンスターが消滅し、そこから髑髏の仮面をかぶった女性が現れた。その女性の左腕は無数の蛇のような化け物になっていた。無数の化け物は輪唱するように叫んでいる。
「この瞬間、【魔境絶唱 ショパン】と【冥界の宝札】を発動! デッキから二枚ドローし、ショパンの効果でデッキから【魔境絶唱 ヘスメタ】と【魔境絶唱 オロゴス】を墓地に送り、奈羅花さんの【極卒仁王-阿紋】と【極卒仁王-吽御】をデッキに戻します!」
「まだです! あたしはリバースカード【激流葬】を発動!!」
「【激流葬】!?」
「な、奈羅花! ここで【激流葬】を発動だぁ!!」
「自分のモンスター共々、フィールドをリセットするつもりか!」
「【激流葬】の効果でフィールドのモンスター全てを破壊します! 死なば諸共です!!」
「それは止めてください! カウンター罠【魔境絶唱 魅惑の賛美】を発動します! 【激流葬】の効果を上書きします!」
「おぉっと! 加賀美ハヤト、ここはカウンター罠で【激流葬】をかわす!」
「あぁ! 本当に厄介ですね! 私は【極卒仁王-阿紋】を破壊します!」
「では、ショパンの効果で吽御をデッキに戻します!」
奈羅花のフィールドは再び、がら空きになってしまった。
「バトルです! ヴェートーベンで奈羅花さんにダイレクトアタック!」
「まだやられません! リバースカード! 【聖なるバリア -ミラーフォース-】を発動!」
「ミラフォ!? なんで、さっきから私にドストライクなカードを使っているのですか!?」
「ミラーフォースだぁ!! 古より使われている絶対防御の罠カードだ!!」
「【激流葬】に【聖なるバリア -ミラーフォース-】……いや、改めて考えるとえげつない効果だよな」
「これにより社長のモンスターを全て破壊します!」
【聖なるバリア -ミラーフォース-】によって、ヴェートーベンの攻撃は塞がれた。そして、バリアから強烈な閃光が放たれ、加賀美のモンスターは全滅した。
「くっ……アドバンス召喚したモンスターがいなくなったことにより、【帝王の溶撃】は破壊されます。私はカードを二枚伏せてターンエンドです」
「互いに激しい攻防を繰り返しています! これは激戦です!」
「奈羅花は阿紋と吽御をいかにフィールドに残しつつ、強力な罠カードで相手を妨害。一方、社長の方はアドバンス召喚することでアドバンテージを取りつつ、相手のモンスターの動きを封じる。どちらも攻守共にバランスが取れたいいデッキだ」
「あたしのターン! ドロー! あたしは二枚目の【強欲で金満な壺】を発動!」
「奈羅花! ここで再び、強力なドローカードを引いた!」
「ここで強金は強い!」
「…………通します」
「よし、通った! あたしはEXデッキからカードを六枚をゲームから除外することで、二枚ドローします! よっしゃー! 【死者蘇生】を手札に加えます!」
「ここで【死者蘇生】だ!」
「墓地には阿紋がいるぞ!」
「くっ! あまり、ここでは使いたくありませんでしたが私は【魔境絶唱 黒雷の霹靂】を発動! 墓地の【魔境絶唱 ヘスメタ】と【魔境絶唱 オロゴス】を特殊召喚!」
「加賀美ハヤト! ここで低レベルモンスターを並べてきた! 壁を並べたのか?」
「どうだろうな……社長の伏せカードはまだある」
「ヘスメタの効果を発動させます! デッキから【魔境絶唱 バッハ】を手札に加えます」
「では、効果処理として【死者蘇生】で【極卒仁王-阿紋】を特殊召喚! さらに阿紋の効果でデッキから【極卒仁王-吽御】を特殊召喚! あたしのモンスターは不滅です!」
奈羅花のフィールドに二体の巨人が並び立つ。二体の巨人は奈羅花を守護する絶対的な存在。
この二体は不動であり、不滅である。
「阿紋と吽御が揃ったことにより、それぞれの効果が適応されます!」
極卒仁王-阿紋 攻撃力:1500→3000
極卒仁王-吽御 守備力:1500→3000
「このターンで蹴りを付けます! あたしは手札から【極卒拷問-大焦熱地獄】を発動!」
【極卒拷問-大焦熱地獄】
〇自分フィールドの【極卒仁王】モンスターの攻撃力・守備力はエンドフェイズ時まで1000アップする。
〇フィールドに【極卒仁王-阿紋】と【極卒仁王-吽御】が存在する時、さらに攻撃力・守備力をエンドフェイズ時まで1000アップさせる。
「これにより阿紋と吽御の攻撃力・守備力を2000アップさせます!」
極卒仁王-阿紋 攻撃力:3000→5000 守備力:2000→4000
極卒仁王-吽御 攻撃力:2000→4000 守備力:3000→5000
「最強と阿紋と吽御に死角はありません! 吽御で【魔境絶唱 ヘスメタ】に攻撃! この瞬間、あたしは速攻魔法【極卒拷問-大叫喚地獄】を発動!」
【極卒拷問-大叫喚地獄】
速攻魔法
〇自分フィールドの【極卒仁王】モンスター一体を選択し、そのモンスターは一度のバトルフェイズ中に二回攻撃する事ができる。
〇フィールドに【極卒仁王-阿紋】と【極卒仁王-吽御】が存在する時、自分フィールドの全てのモンスターは一度のバトルフェイズ中に二回攻撃する事ができる。
「これにより阿紋と吽御はそれぞれ二回攻撃できます! これで終わりです!」
「いいえ、まだです! 私は永続魔法【連撃の帝王】を発動!」
「【連撃の帝王】!?」
「加賀美ハヤト! 【連撃の帝王】を発動! これにより相手ターンでもアドバンス召喚が可能に!」
「ということは……さっきヘスメタの効果で加えたモンスターを出すつもりか!?」
「私は【連撃の帝王】の効果で【魔境絶唱 ヘスメタ】と【魔境絶唱 オロゴス】の二体をリリースすることで、【魔境絶唱 バッハ】をアドバンス召喚します!」
【魔境絶唱 バッハ】
レベル8/闇属性/悪魔族/攻2800/守1000
〇このカードがアドバンス召喚に成功した時、アドバンス召喚したモンスター以外のモンスターの攻撃力をエンドフェイズ時まで半分にする。
〇一ターンに一度、フィールドの【魔境絶唱】モンスターをリリースすることで、墓地の【魔境絶唱】モンスター二体を手札に加える。
二体のモンスターが消滅すると、そこから黒い空間が現れ、空間から半人半獣の悪魔が現れた。悪魔は咆哮を上げる。
「バッハの効果で阿紋と吽御の攻撃力を半分にします!」
「えぇ!? こ、攻撃中断です!」
極卒仁王-阿紋 攻撃力:5000→2500
極卒仁王-吽御 攻撃力:4000→2000
「加賀美ハヤト! ここで上級モンスターを出して、奈羅花の猛攻を止めたぁ!」
「奈羅花が使ったバフは全て意味がなくなってしまったな」
「……あたしはこれでターンエンドです。二体のモンスターの攻撃力・守備力は元に戻ります」
「私のターン、ドロー! 私は手札から【貪欲な壺】を発動します! 墓地のショパン、ヴェートーベン、ヘスメタ、オロゴス、【冥帝従騎エイドス】をデッキに戻し、二枚ドローします」
加賀美はカードを二枚ドローし、カードを確認する。
「私は墓地の【魔境絶唱 ベーゼ】と【真源の帝王】の効果を発動します! 私は【真源の帝王】の効果で墓地の【帝王の溶撃】をゲームから除外することで、このカードをモンスター扱いで特殊召喚します! そして、ベーゼ自身も特殊召喚します! 私は【真源の帝王】と【魔境絶唱 ベーゼ】の二体をリリースすることで【魔境絶唱 メンデルスゾーン】をアドバンス召喚!!」
【魔境絶唱 メンデルスゾーン】
レベル8/闇属性/悪魔族/攻2800/守1000
〇このカードがアドバンス召喚に成功した時、相手フィールドの全てのモンスターの効果を無効にする。
〇一ターンに一度、フィールドの【魔境絶唱】モンスターをリリースすることで、相手の全てのモンスターの攻撃力を1000ダウンさせる。この効果は相手ターンにも発動することができる。
二体のモンスターが消滅すると、その場の空間に亀裂が入り、空間の狭間から翼の生えた女性が現れた。翼の生えた女性には尻尾が生えており、尻尾は蛇になっていた。
「この瞬間、【魔境絶唱 メンデルスゾーン】と【冥界の宝札】の効果発動! デッキから二枚ドローし、阿紋と吽御の効果を無効にします!」
極卒仁王-阿紋 攻撃力:3000→1500
極卒仁王-吽御 守備力:3000→1500
「まだです! あたしの阿紋と吽御は不滅です! 二体のモンスターで攻撃してもライフは残ります!」
「いや、こりゃ、社長の勝ちだ」
「舞元さん?」
「メンデルスゾーンの効果で吽御の攻撃を下げればライフは削れる」
「そ、そんな……あたしのモンスターが……」
「これで終わりです! バトル! 【魔境絶唱 バッハ】で【極卒仁王-阿紋】に攻撃!」
半人半獣の悪魔は雄叫びを上げ、赤い巨人に襲い掛かる。巨人は大剣を振り下ろすが、悪魔は俊敏な動きで大剣をかわし、巨人の喉元に噛みついた。
奈羅花LP:3000→1700
「続けて【魔境絶唱 メンデルスゾーン】で【極卒仁王-吽御】で攻撃! この時、【魔境絶唱 メンデルスゾーン】の効果を発動します! バッハをリリースすることで、吽御の攻撃力を1000下げます!」
極卒仁王-吽御 攻撃力:2000→1000
翼の生えた悪魔は翼を羽ばたかせ、高笑いしながら空高く飛ぶ。そして、翼を羽ばたかせ、羽根の弾丸を青い巨人に向かって放つ。
「きゃあぁぁ!」
奈羅花LP:1700→0
「決まったぁ!! 勝者は加賀美ハヤト!」
「いやー、激戦だったな! 奈羅花も惜しかった!!」
「あぁぁ! 悔しい!」
「とても良いデュエルでした! ありがとうございます!」
「うぅぅ……次は負けませんよ」
加賀美と奈羅花は握手を交わした。
「激闘を果たした二人に拍手をお願いします!」
観客は一斉に拍手をした。二人は観客に向かって手を振ると、スタジアムを去った。
(…………次の相手は鈴原さん。……相手は奈羅花よりも強いと予想されます。気を引き締めないと)
「さぁ、続いては第三回戦! 舞元啓介VSでびでびでびる! 今回の解説だった舞元さん、ありがとうございました! 次のデュエルも頑張ってください!」
「あぁ、ありがとう!」
「では、両者は準備をお願いします!」