にじさんじ決闘王   作:七倉八城

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昨日ぶりです。

反響があり、嬉しい反面ちゃんと書かなきゃという気持ちでいっぱいです。
今回から正式に【にじさんじ決闘王】が開始します。
ちゃんとしたストーリーはありませんが大筋は考えていますので、行き当たりばったりですがよろしくお願いします。

また、今回は存在する既存カードも登場します。
既存カードの説明は省かせていただきますので、ご了承ください。

感想、ご指摘お待ちしております。

11/28 1:20 大幅に書き直しました。


BATTLE.2「静凛vs剣持刀也」

〇月○日正午。

 

この日は全にじさんじライバーがいちから公式の配信を見守っていた。

 画面の先にはいちから株式会社CEOの田角陸が椅子に座っていた。

 

「配信をご覧になっている皆さん。こんにちは、いちから株式会社CEOの田角陸です。今回はにじさんじライバー全員が参加する超大型イベント【にじさんじ決闘王】についてです」

 

 田角は自身をスマホを操作した後、机に置いてあったディスクを腕に装着させた。そして、カードをディスクに差し込むと、田角の目の前に【砦を守る翼竜】が現れた。

 それと同時にYouTubeのチャット欄が盛り上がる。

 

「いちから株式会社はコナミと共同で、このデュエルディスクの開発に成功しました。まだ、試作段階ですが遊戯王というカードゲームがより一層リアルに! 大迫力で体験することができます!! それに合わせ、エキシビションマッチとして全ライバーによる【にじさんじ決闘王】を開催することにしました!!」

 

 田角がディスクを外すと【砦を守る翼竜】の姿が消えた。

 

「今回の大会のルールを説明します。全ライバーにはこの後、運営から特殊なアプリを送信させていただきます。そのアプリはYouTube、デュエルディスクと連動し、デュエルが始まると同時にYouTubeの配信が開始され、デュエルの様子が生放送されます」

 

 期待に膨らむチャット欄。田角はそれを見つつ、追い打ちをかける。

 

「リスナーは推しのデュエルを見守るもよし! スパチャを送って応援するもよし! もちろん指示厨も大歓迎!! 大会開始と同時にアプリに三つの星が転送されます。ライバーはその星の奪い合いをしてもらいます。勝者が敗者の星を一つ貰うという。いたってシンプルなルール! 星を10個集めた先着20名が決勝ステージに進めます!」

 

 チャット欄のリスナーも見守っていたライバーのボルテージが上がっていく。

 

「そして! 優勝者には好きな企業の企業案件をプレゼント!! 有名ブランドでも、大手企業でも、海外企業でも何でもOK!! ライバー諸君! 優勝したいかぁぁ!!」

 

 田角は大きく両腕を広げる。それと同時にチャット欄のチャットが加速する。

 

「今! ここに!! 【にじさんじ決闘王】の開催を宣言する!! デュエル開始ぃぃぃぃ!!」

 

――――――――――――。

 

いちから事務所近くのビジネス街

 

にじさんじライバー、剣持刀也と伏見ガクは事務所に向かう途中でいちから公式の配信を見ていた。

 

「はぁ~……何が【にじさんじ決闘王】だよ……」

「でも、刀也さん。優勝者には好きな案件だよー、魅力的じゃね?」

「そうだけどさぁ……全ライバーでしょ? 多くね?」

「確かにwww」

 

 二人は仲良く一つのイヤホンで配信を見ている。すると正面から歩いてきた少女と目が合った。

 二人の先には先輩であり、にじさんじ一期生の静凛だった。

 

「おや? 咎人のお二人ですか、奇遇ですね」

「げっ……しずりん先輩」

「先輩、ピーーーッス!!」

「はい、ピース」

 

 ガクのあいさつに凛はつられてピースをする。

 

「お二人はこれから事務所へ?」

「……えぇ、そうですよ」

「あ、そうだ」

 

 凛は何か思い出したようにポンと手を叩いた。

 

「丁度、始まりましたね。【にじさんじ決闘王】」

「…………そうですね」

(あー…………これは……)

 

何かを察したのか二人の口数が減った。

 

「剣持さん。私とデュエルしましょう♪」

「えぇ……僕ですか?」

「はい」

「遠慮しまs」

「剣持さんが勝ったら星とは別にご褒美として、今度、しずりんのロリ配信を」

「さぁ、デュエルです!!!」

「……刀也さん……」

 

 刀也はいつの間にかアプリを起動させ、デュエルディスクを構えていた。あまりの早業に二人は呆れていたが、凛もアプリを起動させ、デュエルディスクを構える。

 

『にじさんじライバー【剣持刀也】と【静凛】のアプリの起動を確認。これよりデュエル配信を開始します。Twitterへの告知も完了。双方はデッキをセットしてください。』

 

 ガクは興味本位にデュエル配信の枠を除くと目の前の風景が配信に写されていた。

 

(え? これどこから撮っているんすか?)

 

 刀也と凛がデッキをディスクにセットし構えると同時にチャット欄のリスナーが湧いてきた。

 

『お?』『きた?』『アゴvsしずりん!!』『ガっくんもいる!』『きた!』『Twitterにも告知でるんやwww』『なんで、この二人が戦ってるの?草』『取り敢えず、しずりんに花京院の魂を賭ける』『しずりん頑張れ!\10000』『アゴwww』『アゴ草』

 

『これよりデュエルを開始します。』

「「決闘(デュエル)」」

 

静凛vs剣持刀也

 

「先攻はいかせてもらいますよ、しずりん先輩」

「どうぞー」

「僕は【切り込み隊長】を召喚!!」

 

 刀也がカードをディスクにセットすると刀也の目の前に【切り込み隊長】が出現した。切り込み隊長は鋭い眼光で凛を威圧すると二つの剣を構えた。

 

「おぉー……これが新技術っすか」

「【切り込み隊長】の効果で手札の【虚空刃流(こくうじんりゅう) 八千代(やちよ)】を特殊召喚します!」

 

 切り込み隊長が剣を掲げ叫ぶと、切り込み隊長を飛び越えるように着物を着た少年が現れた。八千代は二本の脇差を指していた。

 

【虚空刃流 八千代】

レベル4/闇属性/戦士族/攻1600/守1200

特殊召喚に成功した時、手札を一枚、墓地に送ることでデッキから【虚空刃流】罠カードを手札に加える。

 

「僕はこの効果で手札を一枚墓地に送り、デッキから【虚空刃流 霞返し】を手札に加えます。そして、僕は【切り込み隊長】と八千代でリンク召喚! 召喚条件は戦士族モンスター二体、リンク2! 【虚空刃流 一心(いっしん)】!!」

 

【虚空刃流 一心】

リンク2/闇属性/戦士族/攻1400/↑↘

戦士族モンスター二体

リンクマーカー先にモンスターが存在しない場合、このカードの攻撃力は倍になる。

 

 切り込み隊長と八千代が光に包まれると光はやがて、暗黒に飲み込まれ、そこから眼帯を付け、黒い死装束の侍が現れた。

 一心は不気味なオーラを纏い、その不気味なオーラを受けた凛は身震いをした。

 

「一心の効果でリンクマーカー先にモンスターが存在しないので、自身の攻撃力は倍になります」

 

一心 攻撃力:1400→2800

 

「……いきなり攻撃力2800のモンスターですか」

「僕はカードを三枚伏せて、ターンエンドです!! さぁ、先輩のターンです!」

「私のターン……ドロー。 私は手札から【GD(ゲーミング・ダイバー)スカイシティ】を発動。 フィールドに【GD】フィールド魔法が存在する時、手札の【GD ダンディ】を特殊召喚します。召喚する場所は勿論、一心のリンクマーカー先です」

【GD スカイシティ】

フィールド魔法

○一ターンに一度、フィールドの【GD】モンスターを選択することで、デッキから種族の異なる【GD】モンスターを手札に加える。

○フィールドのこのカードを墓地に送ることで、デッキから名前の異なる【GD】フィールド魔法を発動することができる。

 

【GD ダンディ】

レベル4/闇属性/戦士族/攻1700/守1300

○フィールドに【GD】フィールド魔法が存在する時、このカードを特殊召喚することができる。

○このカードが特殊召喚に成功した時、デッキから【GD】モンスターを手札に加える。

 

 何も変哲もないビル街が天空を貫く、摩天楼と化した。

 そして、空からヘリコプターが現れた。ヘリコプターのロープが伸びると、そこからスーツを着たイケメンの中年男性が登場した。ダンディはロープから飛び降りると華麗に着地した。

 ダンディが一心のリンクマーカー先に現れたことで、一心が放っていた不気味なオーラが弱まった。

 

一心 攻撃力:2800→1400

 

「私はさらにスカイシティの効果を発動します! ダンディを選択し、デッキか悪魔族の【GD ダークナイト】を手札に加え、そのまま召喚します」

 

【GD ダークナイト】

レベル4/闇属性/悪魔族/攻2000/守0

このカードが破壊された時、墓地の【GD】モンスターを手札に加える。

 

「私はさらに手札の【GD シザーマン】の効果を発動! 手札の【GD】カードを墓地に送ることで特殊召喚します」

 

【GD シザーマン】

レベル3/闇属性/アンデット族/攻1200/守1000

○手札の【GD】カードを墓地に送ることで、このカードを特殊召喚することができる。

○フィールドに【GD】フィールド魔法が存在する時、相手のセットカードを破壊することができる。

 

 凛のフィールドには橙色の炎を纏ったボロボロの鎧騎士と腕がハサミになった包帯の男が現れた。フィールドにはスーツの中年男性、鎧騎士、包帯の怪物。と異質な雰囲気を放っていた。

 

「続けて、装備魔法【GD ミッドナイト・キャプチャー】をダンディに装備させます」

 

【GD ミッドナイト・キャプチャー】

装備魔法

○一ターンに一度、墓地の【GD】モンスターを選択し、そのモンスターを特殊召喚することができる。この効果を発動したターン、自分は【GD】モンスターしか特殊召喚することできない。

○このカードが墓地に送られた時、デッキから【GD】魔法・罠カードを手札に加えることができる。

 

「ミッドナイト・キャプチャーの効果で墓地の【GD ハングリー・シャーク】を特殊召喚!」

 

【GD ハングリー・シャーク】

レベル2/チューナー/闇属性/魚族/攻1500/守800

○一ターンに一度、【GD】フィールド魔法が存在する時、このカードのレベルを4にすることができる。

 

「私はシザーマンの効果で剣持さんのセットカードを破壊します! 右側のカードを破壊します」

「くっ……仕方ないけど……伏せカード、オープン! 【虚空刃流 幻影現身(げんえいうつしみ)】を発動!」

 

【虚空刃流 幻影現身】

罠カード

○フィールドの【虚空刃流】モンスターはこのターン、戦闘及び効果では破壊されない。

○フィールドの【虚空刃流】カードが破壊される時、代わりに墓地のこのカードをゲームから除外することができる。

 

「これで、このターン一心は破壊体制が付きました!」

「破壊は出来ませんが、戦闘ダメージは与えられますよね。私はハングリー・シャークの効果で自身のレベルを4にします。私はレベル3シザーマンでレベル4ハングリー・シャークをチューニング!! シンクロ召喚、レベル7! 【GD ファングレックス】!!」

 

【GD ファングレックス】

レベル7/シンクロ/闇属性/恐竜族/攻2700/守1900

【GD】チューナー+チューナー以外の【GD】モンスター

○フィールドに【GD】フィールド魔法が存在する限り、このカード以外のフィールドの【GD】モンスターの攻撃力を1000ポイントアップさせる。

○【GD】モンスターが相手モンスターが破壊した時、相手に800ポイントのダメージを与える。

 

「ファングレックスの効果でフィールドの【GD】モンスターの攻撃力をアップさせる」

 

ダンディ 攻撃力:1700→2700

ダークナイト 攻撃力:2000→3000

 

「バトルです。ダークナイトで【虚空刃流 一心】に攻撃!!」

「甘いです! 伏せカード、オープン【虚空刃流 霞返し】! チェーンして【虚空刃流 狂言回し】を発動!」

 

【虚空刃流 霞返し】

罠カード

メインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合、発動することができる。相手のモンスターを一体破壊することができる。

 

【虚空刃流 狂言回し】

罠カード

自分のフィールド上に【虚空刃流】リンクモンスターのみの場合、発動することができる。相手のモンスター一体を選択し、そのモンスターの攻撃力を0にする。

 

「狂言回しの効果でダークナイトの攻撃力を0にします! 霞返しの効果でダンディを破壊!」

 

 狂言回しのカードから呪詛の帯が無数に飛び出し、鎖のようにダークナイトの体を拘束した。そして、霞返しのカードからは霞が勢いよく飛び出し、ダンディを包み込む。ダンディは霞と共に消滅した。

 

「リンクマーカー先にモンスターがいなくなったので、一心の攻撃力は倍になります」

 

ダークナイト 攻撃力:3000→0

一心 攻撃力:1400→2800

 

 一心は刀に手を置くと一瞬の早業で居合切りを行い、ダークナイトは豆腐のように一刀両断された。

 

凛LP:4000→1200

 

「くっ…………私はダークナイトとミッドナイト・キャプチャーの効果を発動します。ダンディを手札に加え、デッキから【GD 緊急クエスト】を手札に加えます。さらにフィールドのスカイシティの効果を発動。このカードを墓地に送ることで、デッキから【GD ソウルキャッスル】を発動!」

 

【GD ソウルキャッスル】

○一ターンに一度、自分のフィールドの【GD】モンスターが破壊される時、墓地の名前の異なる【GD】モンスター一体、特殊召喚することができる。

○フィールドのこのカードを墓地に送ることで、デッキから名前の異なる【GD】フィールド魔法を発動することができる。

 

 天空を貫く摩天楼は姿を変え、炎の姿をした魂が無数に浮遊する古城と姿を変えた。

 

「私はカードを一枚伏せ、ターンエンドです」

「僕のターン、ドロー! 僕は【虚空刃流 伊蔵(いぞう)】を召喚。 伊蔵の効果で手札から【虚空刃流 九朗(くろう)】を特殊召喚!」

 

【虚空刃流 伊蔵】

レベル3/闇属性/戦士族/攻1000/守700

このカードが召喚に成功した時、フィールドに【虚空刃流】リンクモンスターが存在する時、手札の【虚空刃流】モンスターをリンクマーカー先に特殊召喚することができる。

 

【虚空刃流 九朗】

レベル4/闇属性/戦士族/攻1700/守1100

このカードが墓地に送られた時、デッキから【虚空刃流】罠カードを手札に加えることができる。

 

 一心の両脇に笠をかぶった猫背の侍と前髪で顔の隠れた侍が現れた。

 

「さぁ、ここからです!! 僕は一心、伊蔵、九朗の三体でリンク召喚! 召喚条件は【虚空刃流】モンスター二体以上!! 虚空を切り裂け! リンク4、【虚空刃流 虎徹】!!」

 

【虚空刃流 虎徹】

リンク4/闇属性/戦士族/攻3000/↑↖↓↘

○リンクマーカー先にモンスターが存在しない限り、このカードは相手のカード効果を受けない。

○一ターンに一度、相手のモンスターを一体選択し、空いているメインモンスターゾーンに移動させることができる。その後、そのモンスターの攻撃力を0にして効果を無効にすることができる。

 

 三体のモンスターが光に包まれると光は闇に飲み込まれ、闇は泥のように流れ落ちると、そこから黒い包帯を顏に巻いた侍が現れた。包帯の侍の腰には1mを超えるほどの長身の刀が差してあった。

 

「九朗の効果でデッキから【虚空刃流 虚空流し】を手札に加えます。そして、虎徹の効果を発動! ファングレックスの場所を僕から見た一番右に移動させる! ファングレックスの効果を無効にし、攻撃力を0にします」

 

 虎徹の足元から影がファングレックスまで伸びると、影はファングレックスを飲み込み、別の場所に移動させた。影から出てきたファングレックスは身体中に影が纏わりついて身動きが取れなくなっていた。

 

「バトル! これで終わりです! 【虚空一閃】!!」

「トラップ発動! 【GD 緊急クエスト】を発動!!」

 

【GD 緊急クエスト】

罠カード

フィールドの【GD】モンスター一体、破壊ことで、発動することができる。そのモンスターの攻撃力分のライフを回復することができる。その後、デッキからカードを一枚ドローする。

 

「私はファングレックスを破壊することでライフを2700回復します!」

「モンスターがいなくなったことで、直接攻撃! 喰らえぇ!」

 

凛LP:1200→3900→900

 

「ちっ……ライフが残りましたか。ですが、しずりん先輩のライフは風前の灯火!! さぁ、負けを認めてください!!」

「刀也さーーーん! 完全に悪役のセリフっす!!」

「うるさい! うるさい! さぁ、どうしますか!!」

「…………私が諦めると思いますか? 私はソウルキャッスルの効果を発動! 墓地のハングリー・シャークを特殊召喚!」

「くっそー! 僕はこれでターンエンドです!」

「私のターン。…………ドロー。これなら……私はダンディを特殊召喚! 召喚先は虎徹のリンクマーカー先です!」

「甘いです! 永続罠【虚空刃流 虚空流し】を発動!」

 

【虚空刃流 虚空流し】

永続罠

相手のメインモンスターゾーン二つを選択し、このカードが存在する限り、相手は選択したメインモンスターゾーンにモンスターを使用することができない。

 

「僕は虎徹のリンクマーカー先を選択! これで虚空流しがある限り、虎徹は無敵です」

「では、私は別の場所にダンディを特殊召喚します。自身の効果でデッキから【GD ウィンターウルフ】を手札に加えます。ウィンターウルフを召喚、効果を発動」

 

【GD ウィンターウルフ】

レベル3/闇属性/獣戦士族/攻1200/守1100

召喚・特殊召喚に成功した時、墓地の【GD】チューナーモンスターを特殊召喚することができる。

 

「墓地のハングリー・シャークを特殊召喚します。さぁ、こちらもいきますよ! ハングリー・シャークの効果でレベルを4にします。 レベル3のウィンターウルフとレベル4のダンディにレベル4のハングリー・シャークをチューニング!! レベル11、【GD フォーティーン】!!」

 

【GD フォーティーン】

レベル11/シンクロ/闇属性/魔法使い族/攻3000/守2400

【GD】チューナー+チューナー以外の【GD】モンスター二体以上

○シンクロ召喚に成功した時、デッキから【GD】フィールド魔法を任意の数、墓地に送ることで、墓地に送った数×200ポイントアップする。

○相手のモンスターを戦闘で破壊した時、フィールドに【GD】フィールド魔法が存在するば破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。

 

 七つの光と四つの輪が交わり、光の筋となると、そこから帽子を深くかぶった魔法使いが現れた。帽子には『ⅩⅣ』の文字が刻まれていた。

 

「フォーティーンの効果を発動します。デッキからフィールド魔法を10枚墓地に送ることで、攻撃力を2000ポイントアップさせます!」

「10枚も!? しかも攻撃力は……」

 

フォーティーン 攻撃力:3000→5000

 

「さらに私はソウルキャッスルの効果発動! このカードを墓地に送ることで、デッキから【GD ファイナルファンタジア】を発動します!」

 

【GD ファイナルファンタジア】

〇【GD】モンスターが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時までカードの効果を発動できない。

○フィールドのこのカードを墓地に送ることで、デッキから名前の異なる【GD】フィールド魔法を発動することができる。

 

「さぁ、舞台は整いました!! フォーティーンで【虚空刃流 虎徹】に攻撃!!」

「くっ!! 迎え撃て!!」

 

 フォーティーンは10個の光を集めると巨大な魔導弾を放つ。虎徹も黒い斬撃を放って迎え撃つ。

 魔導弾と斬撃がぶつかり合うと、斬撃が推し負け、虎徹と共に消滅した。

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

刀也LP:4000→2000

 

「フォーティーンの効果で終わりです」

「くっそぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 爆発の余波で刀也が吹き飛んだ。

 

刀也LP:2000→0

 

『デュエル終了。勝者、静凛。剣持刀也の星を静凛へ転送します。』

『うおぉぉぉぉ!!!』『しずりん最強!しずりん最強!!』『あご惜しかった!!』

 

 二人の白熱したデュエルにチャット欄の熱は下がらず、盛り上がっている。

 

「負けたーーー!! 超悔しい!!」

「刀也さん、惜しかったね」

「ふふっ……私の勝ちですね」

 

 悔しがる刀也を横目に凛は二人に近づく。

 

「さて……お二人には罰ゲームです」

「「は?」」

「次の咎人配信で二人の腹筋を公開してくださいね」

「ちょ、ちょっと!! なんでぇ!?」

「刀也さんは兎も角、俺もっすか!?」

「えぇ、もちろん♪」

「「そ、そんなぁぁぁぁぁ……」」

 

 数日後、『咎人腹筋』でTwitterのトレンド入りしたのは内緒である。

 




オリカ紹介
【虚空刃流(こくうじんりゅう)】
ダウナーな感じの侍をモチーフにしたテーマ
リンクモンスターが主力でリンクマーカー先にモンスターが存在しない場合に強力な効果を発揮するため、相手のモンスターの位置が重要になってくる。
本当は【マシュマロン】もいれたかった……

【GD(ゲーミング・ダイバー)】
ゲームがモチーフのテーマ
ゲームの舞台であるフィールド魔法が存在する限り、モンスター達は真の力を発揮する。
数々のフィールド魔法を使い分け、大量展開したのち、大型シンクロモンスターでフィニッシュ。
ちなみに全て、しずりんがプレイしたゲームをモチーフしました。
例:フォーティーン、ファイナルファンタジア→FF14など
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