にじさんじ決闘王   作:七倉八城

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ストーリー上、因縁があるライバー同士のデュエルが展開されていきます。
新しいライバーが出る度にオリカを考えるのは大変ですが、頑張っていきたいと思います。

行き当たりばったりでストーリーを進めているので、皆さんの感想からアドバイスをめちゃくちゃ頂いています。

このライバーを出して欲しい、こんなデッキが合うんじゃないか?など
感想やご指摘、評価お待ちしております。
できればTwitterの方にもフォローしていただけると嬉しいです。


BATTLE.22「社築vs葛葉」

にじさんじ決闘王二日目

特設スタジアム

 

「第一回戦、叶VS長尾景! 叶が強力なモンスターを次々と召喚し、勝利を掴みました」

「えぇ、ゲームから除外する効果を二回連続は脅威でしたね」

 

 夢追は興奮冷めやらず、饒舌にしゃべっている。

 

「さぁ、会場の熱気もボルテージマックスの状態で次の試合に行きましょう! 二日目第二回戦は社築VS葛葉! ド葛本社の親子対決だ!」

「葛葉さんは相手のモンスターのコントロールを奪ったりするコントロール型のヴァンパイアデッキ。一方、社さんは特定のモンスターを再利用しつつ展開していく、ミッドレンジ寄りのデッキになっています。社さんは盤面が揃えば爆発的な展開ができるかと思います」

「ほぉ、それは面白そうだね。葛葉のエクシーズヴァンパイアモンスターは強力だからね。次のデュエルは見物だね! さぁ、二人の準備ができました! それでは選手入場!!」

「ついにこの方の登場ですか!」

「優勝候補筆頭! カードゲームと言ったら、この男! MTGやデュエプレでもそのデュエルタクティクスを見せつける! ブラック企業のカードゲーマー! 社築!」

 

 

 東ゲートが開き、社が出てきた。

 手を振りながらゆっくりとスタジアムに向かう。

 

「続いてはこの方! こちらもゲームセンスは抜群! FPS、カードゲームなんでもあれ! 父親を超え、勝利をもぎ取ることができるか! ゲーマーズの貴公子! 葛葉!」

 

 西ゲートが開き、葛葉が出てきた。

 既にデュエルディスクを装着し、真剣な眼差しで社を見ていた。

 

「よぉ、葛葉。随分、気合入っているみたいだな」

「やしきず…………悪いが、俺は叶をぶん殴らなきゃいけないんだ。このデュエル、俺が勝つぜ」

「いいぜ、全力で掛かってこい!」

 

「「決闘(デュエル)!!」」

 

「先攻は貰うぜ! 俺のターン! 俺は手札から【ワークギア ヘッドハンティング】を発動!」

 

【ワークギア ヘッドハンティング】

魔法

〇デッキから【ワークギア】モンスター一体を手札に加える。自分フィールドにモンスターが存在しない場合、さらにデッキから【ワークギア】モンスター一体を墓地に送ることができる。

 

「俺は【ワークギア01(ゼロイチ)】を手札に加え、デッキから【ワークギア02(ゼロニ)】を墓地に送る! そして、そのまま【ワークギア01】を召喚!」

 

【ワークギア01】

レベル4/地属性/機械族/攻1500/守1500

〇このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。墓地の【ワークギア】モンスター一体を特殊召喚する。

 

「俺は01の効果で【ワークギア02】を特殊召喚!」

 

【ワークギア02】

レベル4/地属性/機械族/攻1500/守1500

〇このカードが【ワークギア】モンスターの効果で特殊召喚に成功した時に発動できる。デッキから【ワークギア】モンスター一体を手札に加える。

 

「そのまま、02の効果を発動! デッキから【ワークギア03(ゼロサン)】を手札に加え、そのまま特殊召喚する!」

 

【ワークギア03】

レベル4/地属性/機械族/攻1500/守1500

〇自分フィールドにこのカード以外の【ワークギア】モンスターが二種類以上、存在する場合にこのカードを特殊召喚することができる。

 

 社のフィールドに歯車でできたロボットが現れた。

 01は黄色、02はピンク、03は青色で基本的な姿は一緒だった。

 

「社築! 初手からモンスターを三体並べた!」

「レベル4のモンスターが三体! ここから色々な展開に動けそうですね」

「よーし、準備完了だ。この三体が俺の主軸だ。俺は【ワークギア01】【ワークギア02】【ワークギア03】の三体でリンク召喚! 召喚条件は名前の異なる【ワークギア】モンスター三体! リンク3【ワークギア・ブロンド04(ゼロヨン)】!!」

 

【ワークギア・ブロンド04】

リンク3/リンク/地属性/機械族/攻2800/↙↓↘

〇このカードがフィールドに存在する限り、リンクマーカー先の【ワークギア】モンスターは攻撃力を1000アップさせ、効果では破壊されない。

 

 三体の歯車が光に包まれると、銅でできた巨大な歯車のロボットが出てきた。

 

「まだまだ! 俺は手札から【ワークギア オーバーワーク】を発動!」

 

【ワークギア オーバーワーク】

魔法

〇墓地に存在するレベル4【ワークギア】モンスターを三種類まで選択し、特殊召喚する。

〇この効果を発動したターン、自分は攻撃することができず、特殊召喚されたモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。

 

「俺はブロンド04のリンクマーカー先に01、02、03を特殊召喚! ブロンド04の効果でパワーアップだ!」

 

ワークギア01 攻撃力:1500→2500

ワークギア02 攻撃力:1500→2500

ワークギア03 攻撃力:1500→2500

 

「社築! 宣告通り、歯車モンスターを軸に展開していく!!」

「本来ならオーバーワークのデメリットが発生しましが、先攻のため攻撃は元々、攻撃できません。さらに破壊される効果もブロンド04の効果で防げます。社さんのフィールドには攻撃力2800一体と攻撃力2500のモンスター三体と手厚いフィールドになりました」

「俺はカードを一枚伏せ、ターンエンド。俺に勝ちたければ、この盤面を覆してみろ」

「俺のターン、ドロー! 俺は手札から魔法カード【テラ・フォーミング】発動! デッキから【ヴァンパイア・シュロス】を手札に加え、そのまま発動!」

 

【ヴァンパイア・シュロス】

フィールド魔法

〇このカードの発動時の効果処理として、デッキから【ヴァンパイア】魔法・罠カード一枚をフィールドにセットする。

〇自分フィールドの【ヴァンパイア】エクシーズモンスターは効果では破壊されない。

〇自分フィールドの【ヴァンパイア】モンスター一体を選択して発動できる。そのモンスターのレベルを一つ上げるか下げることができる。

 

 晴天だったスタジアムは一瞬で夜になり、空には赤い満月が不気味に輝く。

 そして、葛葉の背後に廃城と思われるほど、ボロボロの城が現れた。

 

「【ヴァンパイア・シュロス】の効果で【ヴァンパイアの領域】をセットし、そのまま発動! ライフを500払い、【ヴァンパイア・ソーサラー】を召喚」

 

葛葉LP:4000→3500

 

「俺は【ヴァンパイア・ソーサラー】一体でリンク召喚! リンク1【ヴァンパイア・ツァウバラー】!!」

 

【ヴァンパイア・ツァウバラー】

リンク1/リンク/闇属性/アンデット族/攻1200/↓

〇一ターンに一度、このカードのリンクマーカー先の【ヴァンパイア】モンスター一体を選択して発動。そのモンスターとレベルの異なる【ヴァンパイア】モンスター一体を墓地から特殊召喚する。

 

「俺はまだ召喚が残っているぜ。墓地の【ヴァンパイア・ソーサラー】の効果発動! 自身をリリースすることでレベル5以上の【ヴァンパイア】モンスターをリリースなしで召喚できる! 俺は【ヴァンパイア・クリーガー】を召喚!」

 

【ヴァンパイア・クリーガー】

レベル5/闇属性/アンデット族/攻2000/守1500

〇一ターンに一度、カードの種類(モンスター・魔法・罠)を二種類宣言する。互いにデッキから宣言されたカードを一枚ずつ墓地に送る。

 

「クリーガーの効果発動! 俺はモンスターと魔法を宣言するぜ。さぁ、互いにデッキから墓地に送ろうぜ」

「俺は二体目の【ワークギア02】と【ワークギア スリープモード】を墓地に送る」

「俺は【ヴァンパイア・ヘルツォーク】と【ヴァンパイアの鮮血】を墓地に送り、そのまま墓地に送られた【ヴァンパイアの鮮血】の効果発動! このカードをゲームから除外することでデッキから【ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア】を手札に加える! そして、【ヴァンパイア・ツァウバラー】の効果発動! 【ヴァンパイア・クリーガー】を選択し、墓地の【ヴァンパイア・ヘルツォーク】を特殊召喚! さらに俺は【ヴァンパイア・クリーガー】【ヴァンパイア・ツァウバラー】の二体でリンク召喚! リンク2【ヴァンパイア・サッカー】!! そして【ヴァンパイア・ヘルツォーク】の効果発動! 手札の【ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア】を墓地に送り、墓地の【ヴァンパイア・クリーガー】を特殊召喚! 【ヴァンパイア・サッカー】の効果で一枚ドロー! 良いカードを引いた、俺は装備魔法【ヴァンパイアの契約】を発動!」

 

【ヴァンパイアの契約】

装備魔法

〇自分フィールドにレベル5以上の【ヴァンパイア】モンスターが存在する時に発動できる。

〇相手の墓地のモンスター一体を選択し、そのモンスターを表側守備表示で特殊召喚し、このカードを装備する。このカードを装備したモンスターは【ヴァンパイア】モンスターとして扱う。

〇このカードが破壊された時、装備モンスターを破壊する。

 

「やしきずの【ワークギア02】を俺のフィールドに特殊召喚する!」

「く、葛葉止まらない!!」

「凄まじいですね…………しかし、社さんには伏せカードが一枚あります。油断はできません」

「俺は【ヴァンパイア・シュロス】の効果発動! 【ヴァンパイア】モンスターとなった【ワークギア02】のレベルを5にする!」

「レベル5が二体! 来るか!」

「俺は【ヴァンパイア・クリーガー】と【ワークギア02】でエクシーズ召喚! ランク5【ヴァンパイア・ユングフラウ】!! ユングフラウの効果発動! エクシーズ素材を一つ取り除き、【ワークギア・ブロンド04】のコントロールを奪う!」

「くっ!」

 

 ユングフラウの瞳が怪しく光るとブロンド04は勝手に動き出し、ユングフラウを守るように葛葉のフィールドに移動した。

 

「これにより、やしきずの【ワークギア】達の攻撃は元に戻る!」

 

ワークギア01 攻撃力:2500→1500

ワークギア02 攻撃力:2500→1500

ワークギア03 攻撃力:2500→1500

 

「そのまま【ヴァンパイア・ユングフラウ】の効果発動! 【ワークギア・ブロンド04】と【ワークギア02】を選択し、墓地に送る」

「…………通す」

「一気に攻める! 俺は【ヴァンパイア・ユングフラウ】一体でオーバーレイ!! 【ヴァンパイア】エクシーズモンスター一体でランクアップ、エクシーズチェンジ! エクシーズ召喚! 恐怖を撒き散らし、紅の月と共に舞い降りろ!! ランク7【紅月龍(こうげつりゅう) リントヴルム】!!」

 

 紅の満月が昇ると、そこから大蛇のような赤い鱗の龍が舞い降りた。赤い龍は口から赤い吐息が漏れ、咆哮を上げる。

 

「リントヴルムの効果発動! エクシーズ素材を一つ取り除くことで【ワークギア03】を墓地に送る! バトル! リントヴルムで【ワークギア01】に攻撃!」

「俺はリバースカード、オープン! 永続罠【ワークギア クラッシュ&バックアップ】発動!」

 

【ワークギア クラッシュ&バックアップ】

永続罠

①、②の効果は一ターンに一度、いずれか一つしか使用できない。

〇一ターンに一度、自分フィールドの【ワークギア】モンスターが破壊された時に発動できる。相手のモンスター一体を破壊する。

〇一ターンに一度、【ワークギア】モンスターが破壊されたターンのエンドフェイズ時に発動できる。このターン破壊された【ワークギア】モンスター一体を特殊召喚する。

 

 リントヴルムの口から炎が溢れ、灼熱のブレスを放つ。01は跡形もなく燃え尽きた。

 

社築LP:4000→2300

葛葉LP:4000→5700

 

「01が破壊されたことにより【ワークギア クラッシュ&バックアップ】の効果発動! 【ヴァンパイア・ヘルツォーク】を破壊!」

「【ヴァンパイア・サッカー】でダイレクトアタック!」

「くっ! 中々、やるな!」

 

社築LP:2300→700

葛葉LP:5700→7300

 

「葛葉! 攻めの姿勢を突き通し、ライフ差を広げていく!」

「やはり【ヴァンパイアの領域】のライフ回復は強いですね」

「俺はこれでターンエンド」

「俺のターンだな。ドロー! よし、俺は【ワークギア01】を召喚!」

「ってことは!」

「あぁ! 01の効果で墓地の【ワークギア02】を特殊召喚! そして、02の効果で【ワークギア03】をサーチし、そのまま特殊召喚!」

「社築! 安定していて展開していく!」

「【ワークギア01】で三体確定で展開できるのは強いですね」

「俺はレベル4の【ワークギア01】【ワークギア02】【ワークギア03】の三体でエクシーズ召喚! 起動せよ! 【ワークギア・シルバー05(ゼロゴ)】!!」

 

【ワークギア・シルバー05】

ランク4/エクシーズ/地属性/機械族/攻1500/守1500

〇一ターンに一度、このカードのエクシーズ素材を全て取り除くことで発動できる。取り除いた数だけ、相手のカードを破壊する。この効果を発動したターン、このカードは攻撃できない。

 

 三体の歯車が光になって、光の渦を作り出す。そして、渦から銀の巨大な歯車のロボットが現れた。

 

「【ワークギア・シルバー05】の効果発動! エクシーズ素材を全て取り除くことで、【ヴァンパイア・サッカー】【ヴァンパイアの領域】【ヴァンパイア・シュロス】を破壊! シルバー05、射出だ!!」

「なっ!?」

 

 歯車のロボットの胸が開くと、黄色、ピンク、青色の歯車がミサイルのように勢いよく飛び出した。

 

「おぉ! 一気に三枚を除去させた!」

「本当はリントヴルムを破壊したかったと思いますが、あのカードには破壊耐性がありますからね」

「いいや、そのドラゴンも攻略してやるよ。 俺は【ワークギア コネクト・フュージョン】を発動!」

「融合か!」

 

 

【ワークギア コネクト・フュージョン】

魔法

〇自分のフィールド・墓地から【ワークギア】融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターをゲームから除外し、その融合モンスター一体をEXデッキから融合召喚する。

 

「俺は墓地の【ワークギア01】【ワークギア02】【ワークギア03】三体で融合! 起動せよ! 【ワークギア・ゴールド06(ゼロロク)】!!」

 

【ワークギア・ゴールド06】

レベル12/融合/地属性/機械族/攻4500/守4500

【ワークギア01】+【ワークギア02】+【ワークギア03】

〇このカードが相手モンスターをs年頭で破壊した時に発動できる。フィールドの【ワークギア】モンスターを墓地に送ることで、続けて攻撃することができる。

 

 地面が割れると、そこから金色の巨大な歯車のロボットが現れた。

 ブロンド04、シルバー05も巨大だったがゴールド06は二体のモンスターを優に超える大きさだった。

 

「で、でけぇ!!」

「これが俺の切り札だ! バトル! 【ワークギア・ゴールド06】で【紅月龍 リントヴルム】に攻撃!」

 

 ゴールド06が巨大な腕を振り上げる。

 リントヴルムは見上げるようにしながら炎を吐くが、ゴールド06はビクともせず、そのまま腕を振り下ろす。リントヴルムは地面に叩きつけられ破壊された。

 

葛葉LP:7300→6000

 

「リントヴルム!!」

「ゴールド06の効果発動! フィールドの【ワークギア・シルバー05】を墓地に送ることで追加攻撃!」

「何!?」

「葛葉にダイレクトアタック!」

 

葛葉LP:6000→1500

 

「ぐわぁぁぁ!!」

「や、社築のモンスターの攻撃が直撃だぁ!!」

「ライフを回復していなかったら負けていましたね」

「俺はカードを一枚伏せ、ターンエンド」

「俺のターン……」

「ここで逆転のカードを引かいないとお前の負けだぞ?」

「分かってる」

 

 葛葉は静かに目を瞑る。

 叶にやられた凛月の表情が浮かび上がる。その映像が映し出された時、葛葉の指に力が入る。

 

(…………ここで負けるわけにはいかない。俺は凛月さんのためにも……そして、叶の暴走を止めるためにも負けるわけにはいかない!!)

「俺のターン! ドロォォォォ!!」

 

 

 葛葉がカードをドローしようとデュエルディスに手を掛けた瞬間、かすかに右手に黒い炎が灯った。

 

「っ!! 来たぜ、やしきず」

「ほぉ……」

「逆転するために必要なカードが! 俺は手札から【RUM-ドラゴニック・フォース】を発動!!」

「っ!!」

 

【RUM-ドラゴニック・フォース】

魔法

〇LPを半分払い、自分の墓地のドラゴン族Xモンスター一体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚し、そのモンスターよりランクが二つ高いXモンスター一体を、対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。

 

「葛葉! ここで【RUM】カードだ!!」

「ゼアルでもお馴染みのエクシーズデッキでは切札級のカードですね!!」

「俺はライフを半分支払う!」

 

葛葉LP:1500→750

 

「墓地の【紅月龍 リントヴルム】を特殊召喚し、リントヴルム一体でオーバレイ! ランクアップ、エクシーズチェンジ! 紅き龍は満月の光を浴び、魔の力を手に入れる! 紅き魔龍よ、満月と共に降臨せよ! ランク9【紅月魔龍(こうげつまりゅう) リントヴルム・エンペラー】!!」

 

【紅月魔龍 リントヴルム・エンペラー】

ランク9/エクシーズ/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守2000

レベル9モンスター×2

このカード名はルール上【ヴァンパイア】カードしても扱う。

〇一ターンに一度、エクシーズ素材を一つ取り除くことで発動できる。相手モンスター一体を対象し、その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで、このカードの攻撃力分ダウンする。

〇このカードが【ヴァンパイア】エクシーズモンスターをX素材にしている場合、このカードは相手カードの効果を受けない。

〇一ターンに一度、魔法カードの効果がフィールドで発動した時に発動できる。その効果を無効にし、フィールドのそのカードをこのカードの下に重ねてX素材とする。

 

 紅い満月が空に昇ると、紅い龍は天に向かうように飛ぶ。満月の光を浴びた紅い龍は徐々に姿を変え、蝙蝠のような大きな翼を広げ、咆哮を上げる。

 

「これが俺の切り札だ! 【紅月魔龍 リントヴルム・エンペラー】の効果発動! エクシーズ素材を一つ取り除き、ゴールド06の攻撃力を下げる!」

 

 紅い満月から光の粒子が降り注ぐとゴールド06の動きが鈍くなった。

 

ワークギア・ゴールド06 攻撃力:4500→500

 

「俺のモンスターが!」

「これで終わりだッ! 【紅月魔龍 リントヴルム・エンペラー】で【ワークギア・ゴールド06】に攻撃! 【スカーレット・ブレス】!!」

 

 魔龍は口に真っ赤な炎を溜め、スタジアム全域に炎を放つ。炎はまるで波のように押し寄せ、ゴールド06は熱で身体が溶けていき、崩壊していった。

 

社築LP:700→0

 

「…………俺の負けか。やっぱり、強いな」

「ありがとう。やしきずのおかげで決意が固まった」

「うん?」

 

 葛葉は社に礼を言うと観客席にいた叶を見つけると、指を指した。

 

「叶ぇぇ! 俺は迷っていた、友として救おうとは思わない。と言ったが、やっぱりお前は掛け替えのない俺の親友だ。俺はお前の暴走を止めたい!」

「暴走だなんて、人聞き悪いな」

「だが、りつきんTVさん……いや、凛月さんのあのときの表情を思い出した時、俺はお前を憎んだ!」

「へぇ……」

「憎みや怒りの負の力を糧にするのはどうかと思うが、そんなの関係ねぇ! 俺はお前がやったことは許せない! 凛月さんの時の宣言通り、友として救おうとは思わない。お前を全力で叩き潰す!!」

「…………ははっ」

 

 叶は笑みを浮かべ、笑い声が漏れた。

 

「いいねぇ! 実にいいよ! 僕を最強にするには葛葉。やっぱり君を倒さないと駄目なようだ!!」

「叶!!」

「いいよ、今度のデュエルで決着を付けよう。勝つのは僕だ」

「いいや、俺が勝つ!!」

 

 




オリカ紹介
【ワークギア】
work(働く)+gear(歯車)を組み合わせた文字通り社会の歯車がモチーフ。
01、02、03を揃えることで大型モンスターを展開していくミッドレンジ型のデッキ。
01、02、03の色合いは某サブカルチャーニュースアプリのキャラクターに似ている。

【紅月魔龍 リントヴルム・エンペラー】
RUMで降臨した葛葉の切り札。
相手モンスターの攻撃力を下げたり、魔法を無効にしたりと臨機応変に戦える。

トーナメント表
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