こう言う設定が無駄に大量に思いつくから、『オリジナル集』として纏めようと思った。
つづかない。
メイプルちゃんに、なりまして1
気付いたら、一面真っ白の世界にいた。
「あー……はい。テンプレテンプレ」
死後の世界なんてもの信じていなかったが、本当にあったらしい。
テンプレすぎて笑いもしないけれど、どうせあれだろう?なろう系か二次創作系だろう?へぃへぃ読者諸君、見ってる〜?
「ようこそ死後の世界へ。残念ながら、貴女は亡くなりました」
「うん知ってる。で?これはなろう系ですか?二次創作系ですか?」
「そうですよね。受け入れられないですよ………はい?」
おや?話が噛み合ってない?
なんか金髪碧眼の美少女が立ってるけど、私はただ、『小説家になろう』で一斉を風靡した異世界転生系ライトノベルな世界観ですか?それとも、ライトノベルの世界に死んだラノベオタクをチート付きで突っ込んだ、二次創作作品の世界観ですか?と聞いただけなのだけれど。
「いや分かりませんよ!?さっきの質問、そんな意味だったんですか!?」
「うん、そうだよ?……あー待って。そう言えば私が死ぬ直前は、なろう系と言えば『主人公追放系』が新しい波来てたね。実は有能な主人公が元いた所から追放されて、元いた所は火の車かつ主人公がのんびりorざまぁするやつ。今頃異世界チート転生とかもう古臭すぎだしやり尽くされてるか……つまり、これは二次創作だね!?」
「なんですかその答えの出し方!?合ってますけども!」
あ、本当に合ってるんだ。てか心読めるんだ。テンプレ乙だね。おっつおっつ。
「適当すぎます!」
えー良いじゃん。心読めるなら隠したところで仕方ないし?どうせ死んでるから隠すものもないし?
「開き直り過ぎでは……」
あー、その蔑むような視線良いね。
お姉さんゾクゾクする。
「ドMだった……」
「失敬な!誰でもいいってわけじゃないですからね!?」
「私はいいと!?」
「可愛い子になら大歓迎!ウェルカーム!」
「死んでくださいっ!」
もう死んでる〜
「あぁもうこの子腹立つっ!」
それは褒め言葉だよ〜?
「きぃぃいいいいっ!」
「もう……ほら落ち着いて。どうどう」
「誰のせいだと…っ!」
「私以外に誰がいるの?」
あらやだこの子アホの子だわ
「声と心で器用に罵倒しないでくださいっ!?」
で、転生先はどこですか?
「このタイミングで!?このタイミングでその話題に戻るんですか?」
「なるほど。まだ、からかわれ足りないと」
「違いますっ!」
ぴえん。
「この人Mじゃない……絶対ドSだ……」
失敬な。私は両極端なだけ。
「……と、言うと?」
「人は自分よりMな人に出会うとSになり、逆もしかり」
「な、なるほ……ってそれじゃあ私がドMになるじゃないですかぁっ!?」
あ、アホのこの割に頭の回転速い。
「誰がアホの子かっ!」
「あなた以外にいないでしょう?自己紹介も禄にしてないアホの子」
「はっ!?」
………やっぱりアホの子だ。
「全部貴女が原因でしょう!?」
人に原因を押し付けるのはんたーい
「どの口が……っ!」
「え?そっちが心読んだだけで口動かしてないけど?」
「腹立つ!この子ほんっとうに腹立つっ!」
そんな地団駄踏んでないで?ほら元気出して。きっといい事あるから。
「一連の流れ全部貴女のせいですからねっ!?」
「ちっ、ごまかせなかったか」
で、結局ラノベ世界にフライアウェイ、でファイナルアンサー?
「……ファイナルアンサーですよっ」
うん、結構最初に聞いたけど?
「何なんですかあなたっ!?」
ただの逸般人でーす。
「貴女みたいな一般人がいて……んん?字が違くないです?」
「どこにでもいる人格破綻者ですが?」
「どこにでもいてたまりますかっ!」
ふむ。ぜぇはぁと息継ぎしてるけど大丈夫?更年期です?
「違う!神としては若手だもん!」
「人間換算だとエゲツない……っと」
「やめてっ」
実は私、ツッコミの方が好きなんだよね
「知りませんよそんなの!?」
「なんかボケて」
「自由人ですかあなたはぁっ!?」
やだなぁ人格破綻者って言ったじゃん。痴呆?
「ぶん殴りますよ!?」
それで、どこの世界に転生するの?
「チート無しでインフレ世界に送ってあげましょうか?」
「ありがとうございますっ!!」
「なぜにっ!?」
いや。私はSもMもイケるけど、基本はドMですし?死亡理由が首締めセッ―――
「言わせませんからねぇぇええ!?全年齢!これ全年齢対象っ!!」
いや、言うてR15くらいは入るでしょ?あと何度もだけど言ってない。考えただけ。
「この世界じゃ考えるだけでもアウト判定です!」
「理不尽だ」
「正当な基準ですがっ!?」
いやぁ……楽しいなぁ。打てば響く鐘のように、ボケればボケる程に面白いくらいツッコんでくれる。
「私は楽しくないです……はぁ。もう良いです。とっととこのクジを引いてくださいな」
唐突に現れる四角い箱。中身が見えないように蓋がされて、腕がちょうど入るようになっている。
……中に触手とか入って――
「――ませんからね?これで転生先を決めるので、早く引いて下さい」
「ちっ」
仕方なく箱の中に腕を突っ込み、恐らく転生先の作品名が書かれているであろう紙切れの束から一枚だけ引き抜く。
こうして転生させてくれるのなら、できるだけ死にたくはない。けれど、平和そのものな世界もつまらない。どうか私の性癖を埋めてくれる良い世界でありますように……。
「えぇと……転生先は『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』……ですね。危険じゃないことを喜ぶべきか、ハッスルしそうで嘆くべきか……」
VRMMOを題材にした世界だっけ?タイトルの通り、主人公が痛いのは嫌だから防御力に極振りして最強なライトノベル。
「うぇへへ……えへへ……っ」
「うわ……ゲームが題材で絶対に死なないからって、絶対悪いこと考えてる……」
「失敬な!」
つまり、防御力にさえ振らなきゃ、とっても痛い思いを、死ぬ間際の瞬間を何度でも味わうことができるんだよねぇ?ねぇ?そうなんでしょ?えへへ……うじゅる……うじゅるぅ……。
「気持ち悪い……」
「ぁひんっ」
その汚泥を見るような侮蔑の視線!イイっ!最高にイイっ!
「……とっとと次のクジを引きなさい。これを含めて、あと2つあるんですから」
メス○タと!蔑んだ目で!思いっきり軽蔑の視線をください!そしたら引く!何でも引く!
「もうホント……もうあと百回くらい死ねば良いのに……」
「くぅ……んっ♡」
マジトーンの蔑み……イィ…っ。つまり貴女様は、死ぬほどの
あの……その……つまり貴女は私の死因よりなお強烈な
「あああああああ……何でこう変な方向に解釈されるのぉ……」
それで、今度の箱はどんな内容?
「切り替えの速さが頭おかしい……」
「伊達に雌――教されてない」
「………………もう、良いです。今度のは、原作との関係性ですね。オリジナル主人公として転生なのか、原作キャラに憑依転生するかの2択です。」
それもクジなんだ。
「ここでは全部クジです。転生先も、転生するパターンも。因みに次に引くクジは、オリ主なら転生特典。憑依転生なら主人公との関係性に関するものです」
「関係性?」
「えぇ。幼馴染、親友、ライバル、保護者、兄弟姉妹など。原作に合わせて、原作キャラに合わせたクジの内容になってます。稀に主人公にも憑依しますよ」
「主人公はなりたくないなぁ……痛いのは大好きだし」
「……言うと思いましたよ」
まぁここでオリ主を引けば問題な――
「おっふ……」
光の速さでフラグ回収ですかそうですか……
い、いやまだだっ。まだ終わらんよ!確か主人公の親友は防御力0の回避重視だったはず!その子になって最高の
そ、それか魔法使いのキャラ!その辺なら防御力低いし、わんちゃん攻撃受ければ気持ちいいっ!
「……そこまでの執念があるなら、原作壊してでも性癖を優先すればいいと思いますが」
ふん!解ってないなこのアホの子!確かに原作ブレイクは二次創作の文化だよ!だけどね!
「は、はぁ……」
まぁ、他人にこの在り方を押し付けるつもりはないし?何なら原作ブレイクは原作ブレイクなりの面白さがあって良いとは思うけどね?私は好かんのだよ、ワトンソくん。
「誰ですかワトンソ……ワトソンでしょうに」
と、言うわけで、意を決して、えいっ。
……すみません。私概要知ってるだけで、キャラの名前とか何にも知らないんですが……誰君?
「あら、主人公ですね」
うぼぁ………