ゲゲル愛好家達と行くハイスクールな世界   作:紋章

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 新章開始ですよ!!……それと更新が遅れて申し訳ありませんでした!!今年一杯はこんか感じだと思いますがどうぞよろしくお願いします。


折れなかった赤い龍と折れた不死鳥
新しい朝だそうですよ


「ふわーーー。……眠たいですね」

 

 眠りから覚めた桃花は目元をこすりながらベッドから起き上がると寝巻きから制服に着替えてリビングまで下りていった。

 

 

 

 

 

 

 

「おや、お嬢様。おはようございます」

「ええ、おはようですよ。他の皆さんは?」

 

 リビングに下りると人間体のグムンが料理を作ってる最中で桃花の姿に気付くと挨拶してきた。

 

「ゲラグはアイドルの仕事に行っていますね。他のメンバーは……いつも道理です」

「ようするにニート生活を満喫してる、と。……ま、いいですよ」

「はは、取り合えず朝食まではもう少しお待ちください」

「了解しましたよ」

 

 グムンとの会話を切り上げると桃花はこの一軒家の地下にある隠し部屋に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 ~地下の隠し部屋~

 

「気分はどうですかレイナちゃん?」

「……いいと言うと思うのかしらね」

 

 其処には前回の戦いで桃花に捕らえられた四人の堕天使がいた。

 

「それで我等を捕らえてどうする気だ」

「ドーナシークさん、そんな警戒した目で見ないでくれませんか?思わず殺しちゃいますよ?」

 

 ドーナシークの問いに桃花はゆったりとした口調で返すと自分の用件を話しだした。

 

「そんな難しい事じゃないですよ。……皆さん私の元で働きませんか?」

「「「……はっ?」」」

「私には確か拒否権無かったわよね?」

「ええ、よく覚えてましたねレイナちゃん♪」

 

 他の三人がポカーンとしている横で桃花は前にレイナーレに渡した紙のコピーの内容を確認していた。

 

「ま、私に異論はないわよ。……約束を破る程外道になるのは流石に嫌よ」

「うん、うん。大変賢い判断ですよレイナちゃん」

 

 そう言うと桃花はレイナーレの頭を撫で始めた。

 

「止めてくれないかしら……桃・花・様?」

「……ほほう。これは中々いいものですね」

 

 レイナーレの様つけの呼称に桃花は何かウズウズとするものを感じながら未だにフリーズしている三人の方に振り向いた。

 

「で、貴方達はどうしますか?」

「私は別に構わないっすよ。ていうか断ったらどんな目に会うか分からないですし」

「……私もレイナーレ様が従うのなら従おう」

「女性組は全員了承、と。後は……」

 

 そう言ってずっと下を向いて考え込んでいるドーナシークに視線を向ける。

 

「私は……私が従うのは尊敬するに値する方のみだ。……貴様にその器はあるのか?」

 

 ドーナシークの質問を聞いた桃花は愉快そうな表情で答えた。

 

「なら、ご自分の目でお確かめになったらどうですか?……間近でね」

「……ふん、いいだろう。だが、貴様に器が無ければ私は従わん」

「ええ、お好きなように。では、上にあがりましょうか」

 

 桃花は堕天使四人組を引き連れてリビングまで上がって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「では、行って来ますよグムンさん、レイナちゃん」

「行ってらっしゃいませお嬢様」「いってらっしゃいな……出来ればそのまま帰ってこないで欲しいわね」

 

 あの後、朝食を食べた私はグムンさんとレイナちゃんの二人に挨拶をして学校に出かけた。……後、レイナちゃん。小声で言ったつもりでしょうがバッチリ聞こえてますからね?帰ったらお仕置きなのですよ。

 

 

「うっ、何かしら悪寒が凄いんだけど」

「……?今日はそんなに寒くないと思いますが?」

 

 因みにあの後、レイナちゃんはグムンさんの手伝いを他の三人が何が出来るかバルバさんに頼んで調査して貰っています。それにしても……

 

「ダグバさんは最近音沙汰ありませんけど何をしてるんでしょうかね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 冥界のとある場所でそれは起こっていた。

 

「くっ、貴様は一体何なんだ!!?何故、転生悪魔ばかり殺害して行く!!」

「ふふふ」

 

 ある上級悪魔とその眷属悪魔達は眼前で不気味に笑っている白い服の青年に怒りの眼差しを向けていた。よく青年の足元を見れば背中から悪魔の羽を出したまま絶命している転生悪魔が倒れていた。

 

「こ、答えろ!!」

「こんなのはただのゲームじゃないか、何をそんなにカリカリしているのかな?」

 

 青年は流暢に日本語を話すと周囲の悪魔達の姿を確認すると一人の悪魔を見据えた。

 

「ひっ!!」

「君……転生悪魔だよね?」

 

 青年はそう言うとその姿を変貌させて行った。変貌した姿は白い体に肩、腰、背中、頭部に金色の装飾がついた姿をしていた。

 

「く、くるなぁ!!」

 

 青年が変化した異形に見据えられた転生悪魔は魔力の塊を放った。

 

「ふふ、これでちょうど9人目かな」

「ごふっ……」

 

 異形は放たれた攻撃を拳で弾き飛ばすと周りが視認出来ない速度で相手に近づきその腹部に拳を叩きこみ貫通させた。

 

「なっ……くっお前達やれぇぇぇ!!!」

「やるなら君から動いたらどうだい?」

 

 上級悪魔が自らの眷属悪魔達に命令をするが足が竦んでしまったのか動けずにおり、異形に声を掛けられた上級悪魔も怯えた表情で後ずさった。

 

「ふふふ……ん?」

 

 異形が上級悪魔達に近づこうとした時だった、突然遠くの方から誰かが飛んで来た。

 

「……成る程。確かにこれ程の異形となると魔王様クラスかレーティングゲームのランキング上位者が駆り出されるのも無理はないようだな」

 

 その人物は灰色の髪と眼に何処か物寂しげなオーラを身に纏っていた。

 

「……この魔力、何者かな?」

「ディハウザー・ベリアル。しがない悪魔だよ」

 

 これまで一定の反応しか無かった異形だったがその名前を聞いた瞬間驚きの声が漏れた。

 

「へえ、レーティングゲームの『王者』様が出てくるなんてね」

「それだけ危険だという事だ、異形」

「ま、出生率の減った悪魔からしたらそうなのかもしれないね」

 

 異形はそう言うと初めて構えらしき物を取った。

 

「噂の『無価値』と言うのがどういうものか同じ『王』として気になってたんだ。……君は僕を笑顔にしてくれるのかな?」

「…………」

 

 二人の王者が冥界にて激突した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……何でしょう、今とてつもなく嫌な光景が見えた気が……気のせいだといいですね」

 

 私がそんな風に考えているといつの間にか駒王学園の校門前に到着していました。

 

「おや、あれは……」

 

 校門前に見知った顔を見つけた私はその人物に挨拶を掛けた。

 

「どうも、おはようございますスプーン君」

「おはようございまs……てっ俺の名前は匙だって毎回言ってるだろうが桃花!!」

 

 スプーン君……もとい匙とは私がこの学園に入学してからの始めての友人で今でもそれなりに仲が良い数少ない私の友人です。

 

「はいはい。それで生徒会に入ったはいいですけど支取会長にアプローチとかしてるんですか」

「ば、馬鹿やろう!こんな所でそんな話するなって!!」

 

 以前、私に恋愛相談をしてきた匙ですが……この調子じゃあんまり進歩してないようですね。

 

「まあ、頑張ってくださいよ匙。私の貴重な五秒を使って相談を受けたあげたのですから成功しないと……ね?」

 

 私が薄い笑みで言うと匙は何故か呆れた顔で溜息をつきました。……友達じゃなかったら蹴ってた所でしたよ。

 

「あのな……話を聞いて帰っただけだよなお前は」

「その後メールを送ったじゃないですか」

「ああ、『当たって粉々に砕けて下さい。あ、その写真は後で下さい』ってメールがな」

「ええ。結局匙はしてませんけど」

「出きるかぁぁ!!!」

 

 煩いですよ匙。周りが奇異な眼を向けてるじゃないですか。

 

「当たるのはまだ分かるさ!でも、何で砕けろ何だよ!!そこは普通プラスな事を書くべきだろ!!何だお前実は俺が嫌いだろ!!」

「いえ、そんな事は……嫌、でも……」

「そこで真面目に考えるなよ!!!」

「ふふ、冗談ですよ」

 

 やっぱり匙はからかうと面白いのですよ。

 

「たっく、じゃあな!」

「ええ、またその内」

 

 クラスが違うので途中で匙と分かれた私はそのまま教室に向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 放課後になると私は何日かぶりにオカルト研究部に行こうと思い部室に向かっています。それにしても……

 

「朝方に眼鏡と坊主頭が言っていたミルたんの同種……警戒しておきましょうかね」

 

 というか一誠も一誠で友達に何を紹介してるんでしょうかね。……私も今度匙に紹介しましょうかね。幸い私もミルたんの電話番号は知ってますし。

 

「てっ、これは……面白い気配じゃないですか」

 

 部室の方から感じる魔力……質量的に最上級悪魔クラスはありますが……

 

「ふふ、今度の出会いは私にどんな記録をくれるのでしょうね」

 

 私はそんな事を口に出しながら魔力の感じる部室に向かって行った。




 取り合えずこの作品の今後の目標は目指せお気に入り人数100と評価者5人以上で行きたいと思います。
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