ゲゲル愛好家達と行くハイスクールな世界   作:紋章

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 今回は結構話をカットしてたりします。
 アドバイスや感想、評価や批判などお待ちしてます。


山に行くそうですよ

「ふーむ、山で特訓ですか」

 

 私がグレモリー眷族魔改造計画の計画書を纏めていると突然リアス・グレモリーからの電話があり明日から山に籠るから準備をしておいてほしいという連絡がありました。

 

「ええ」

「それはいいのですが……非常識な時間帯に電話しないでくれませんかね?」

 

 現在時刻、夜中の3時。

 

「あら、ごめんなさい。私達にとっては夜の方が力が出るから多少は、ね」

「……ま、いいですよ。所でリアスさん、一つ提案何ですが」

「何かしら?」

「貴方達の特訓の計画、私が立ててあげましょうか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と言うわけで今から山に行きますよ」

「……唐突に何なのかしら。私、眠いのだけど」

 

 リアス・グレモリーから特訓の許可を受け取った私は連れていく予定だった人達を叩き起こして居間に強引に連れて行きました。レイナちゃんは黒いネグリジェの格好のまま目元を擦りながら文句を言いました。

 

「ふむ…………起きなさい」

「冷たッ!?」

 

 伝説との戦いの記録(レジェンダリーエピソード)を起動させてウェザードーパントの様な白い服装になり、レイナちゃんの頭上にだけ雨を展開しました。

 

「いきなり何するのよ!!」

「一向に目覚めないレイナちゃんが悪いのですよ。ま、その格好はその罰ですよ?」

「はい?…………はい!?」

 

 雨に濡れたレイナちゃんの体にネグリジェが引っ付きその体のラインを露にしていました。……というか

 

「下着ぐらい着けてから来ましょうね、レイナちゃん」

「だ、誰のせいだと思ってるのよぉぉぉ!!!」

 

 自分の現状に気づいたレイナちゃんは顔を真っ赤にして自室に戻って行ってしまいました。

 

「これは……私が悪いのでしょうか?」

「「知らん」」

 

 連れて行くメンバー予定のガドルさんとゴオマさんに質問しましたが返ってきたのは適当な返答だけでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「という訳で山に着きましたよ」

「誰に説明をしているんだ」

 

 あの後、黒いワンピースに着替えたレイナちゃんを含めたメンバーでリアス・グレモリーの指定した山にまでやって来ました。

 

「それにしても流石は上級悪魔の家柄。随分と良い場所に別荘があるもんですね」

 

 私が見つめる先にはグレモリー家の所有する木造の別荘が見え、中ではグムンさんとべ集団の方々が荷物の整理をしてくれています。グレモリー家のメイドや執事や召使はリアス・グレモリーが来なくて良いと言ったそうですよ。

 

「しかし……本当に奴は来るのか?しかも誰も殺す事無く」

「ええ、夕方には此方に着くそうですよ」

 

 ゴオマさんは私の答えを聞くと胡散臭い物を見る眼で見て来ました。

 

「それよりゴオマさんはもう準備出来てるんですか?相手はあの赤龍帝何ですから」

「問題ない。まだ『鎧』が顕現してないなら恐れる必要は無い」

 

 そう言うとゴオマさんは日傘を差したまま別荘に入っていってしまいました。

 

「それもそうですね……さあ、一誠。せめて最終日には鎧を出せないと……死にますよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ、つ、疲れた」

「い、イッセーさん。大丈夫ですか?」

 

 早朝から山道を全員の荷物を持って登って来た一誠は頂上につくと荷物を横に置いて地面に倒れた。それを見たアーシアは心配そうに声を掛けた。

 

「お、おう。大丈夫だよアーシア」

「それなら良かったです」

「もう、イッセー。このぐらいでへこたれてちゃ今回の特訓は乗り切れないわよ」

「す、すいません部長。所で……今回の特訓が桃花の案っていうのは本当なんですか?」

「ええ、本当よ」

 

 リアス達が別荘の前で会話をしていると別荘の方から執事服を着て、首から蜘蛛の巣のアクセサリーを掛けた青年(イメージは上城睦月)が出てきた。

 

「お待ちしていましたグレモリー眷属の皆さん。悪魔と関係の無い私が言うのは少々可笑しいですが歓迎します」

 

 青年、グムンはそう言って一礼すると一誠の横に置いてある荷物を担いだ。

 

「荷物は私が運んで置きましょう。その際皆様の部屋に桃花様の指示の紙を置いておきますのでそれに従ってくださいませ」

「分かったわ。……お手並み拝見とさせて貰うわ」

 

 リアスの返事を確認したグムンは荷物を持って別荘に入って行った。そしてリアス達もその後すぐに別荘に入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【特訓風景】

 

 部屋に戻ったグレモリー眷属は部屋にある指示に素直に従って所定の場所に立っていた。

 

「私の特訓内容……『王としての器』とあるけどどういうことかしら」

 

 リアスは別荘内の自室に制服で待機しながら手紙の内容を確認していた。するとドアがノックされた。

 

「入って構わないわ」

「うむ、では失礼する」

「……ッ!!?」

 

 入って来たその男を見た瞬間リアスは咄嗟に滅びの魔力を放っていた。だが、

 

「危ないな」

 

 男は至極冷静な様子でオーラの様な物を放ちそれを相殺させた。

 

「ご、ごめんなさい」

「まあ、いい。いきなり我のような男が入ってくれば警戒するのは当然だ」

 

 男はカカカと豪快な様で洗練されたかの様な笑いをするとリアスに向き合った。

 

「改めて初めましてだ若き王よ。我は白百合我雄(がお)。とある民族の王だったものだ」

 

 男、我雄は威風堂々と言い放った。

 

 

 

 

 

 小猫は周囲に何も無い更地の様な場所に呼ばれていた。其処には既にギャンブラーの様な姿の男が待っていた。

 

「……貴方が私の相手ですか?」

「その通りだ。心底不快だがな」

 

 男、ガメゴはそう吐き捨てた。それには小猫も黙っておられず抗議の声を上げようとした。

 

「それはっ!!」

「……言うだけならば誰でも出来る。打ってみろ、それで分かる」

 

 ガメゴはそう言うと怪人体に変身もせずに小猫の正面を向いた。

 

「ッ!!」

「やはりこの程度か。いいか拳とはこう打つのだ」

「がっ!!」

 

 小猫の放たれた拳はガメゴに当たった。が、ガメゴはそれを意にも介さず、逆に小猫を殴り飛ばした。

 

「この程度の拳がこのゴ・ガメゴ・レに通じるか!!」

 

 

 

 

 

「わ、私のこれはどういう意味なのでしょうか?」

 

 アーシアは一人部屋でオロオロしていた。と言うのも桃花から貰った手紙に『待機、自主トレ、イメトレ』としか書いていなかったからだ。

 

 

 

 

 

 

 

「あれ、レイさんもここなんだね」

「うん。それより……気付いてる?」

「一応はね」

 

 レイと祐斗の二人が後ろに飛びのいた。次の瞬間先程まで二人の居た場所の間を何かが通り過ぎて行った。

 

「っ!!お前は!!」

「……ゴ・ガドル・バ」

 

 飛んできた方向を見れば眼を緑色に変化させ手にボーガンに似た武器を持ったガドルが立っていた。

 

「やはりお前達は他の物よりは基礎が出来ているな」

 

 ガドルはそう言い、眼の色を紫へと変化させた。それと同時に手の武器もボーガンから大剣へと変化した。

 

「レイさん!!」

「分かってる……!!」

 

 二人は瞬時に自分の武器である剣を生成するとガドルに斬りかかった。

 

 

 

 

 

 

 

「私の相手は貴女ですのね」

「ええ、そうですよ朱乃さん」

 

 別荘の屋上にて各々の翼を出現させ空中で二人は会話していた。片や悪魔の翼を片や神器で出した赤い鳥の翼を羽ばたかせていた。

 

「取り合えず貴女はとっとと自分の力を受け入れてくれませんかね」

「……それを知っていると言うことはあの時私達親子を助けてくれたのは貴女だったのね」

「ええ、まあ。……元気にしてますか?」

「体に不自由はありますが元気にしてますわ」

 

 それを聞いた桃花はホッと息をついた。

 

「でしたら堕天使の力を受け付けないのは何故ですか?」

「私はあんな男の力が無くても強くなってみせますわ。だから『光』なんていらない」

「うーむ……随分と捻じ曲がった考えな事で」

 

 桃花は苦笑気味に呟くと神器のページを大量に周囲にばら撒いた。

 

「でしたらまずはその考え方を矯正しましょうか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「おりゃ!!」『Boost!!』

「遅いぞ赤龍帝、この程度ではフェニックスには勝てんぞ」

 

 別荘近くの林の中。其処では一誠と既に怪人体になっているゴオマ通常体の姿があった。一誠の倍加した拳をゴオマは軽くいなして行った

 

「くそっ!!」

 

 一誠がこうしてゴオマと殴り合っている理由は簡単だった。

 

「大きいお乳が一番だろうがぁぁぁ!!!」

「黙れ、あんなデカイだけの乳袋など下劣だ」

 

 一誠が特訓中に漏らしたおっぱいという言葉にゴオマがあんなものと言った事が原因、簡潔に言うならくだらない理由だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあー、疲れた」

 

 結局ゴオマの方が妥協した結果不毛な戦いは終わり、ちゃんとした修行を終えた一誠はその場に倒れこんだ。ゴオマは先に帰っていて今は一誠一人だけだった。

 

「にしてもこの修行って何の意味があるんだろうな」

 

 一誠が今日やった事と言えば魔力を捻り出すのと限界までゴオマと戦う事だけでそれ以外の事は何もしておらず一誠は本当に意味があるのか疑問に思っていた。

 

「ちょっといいかな」

「は、はい!!」

 

 そんな風に考えていたからだろうか突然後ろから掛けられた声に思わず一誠は驚いた。

 

「……?」

 

 其処に立っていたのは一誠が始めて見る人物だった。彼は中性的な顔に白い服を着た何処にでもいる様な好青年だったが一誠は何か違和感を感じた。

 

「この近くに建物があるって聞いたのだけど君は何か知らないかな」

「え、建物?それなら俺達が泊まってる別荘位しか無いと思うけど」

「なら多分其処だね、案内してくれないかい?」

「いいですけど……名前だけ聞いても良いですか?」

「それぐらいならいいよ。黒百合、黒百合零王(れお)

 

 零王は笑顔を浮かべながらそう名乗った。




 大雑把ですが解説です。
 特訓の内容は今後も描写しないで行くと思います。糞長くなるので。なのでこの後書きで大体の内容と目的を話していきます。
 まずリアスは王としての覚悟の為に我雄さんの威圧に耐えたりその中でレーティングゲームの対策をしてます。小猫は攻防の両方を亀さんに鍛えて貰ってます。また不機嫌だった理由は自分の力を隠しているからです。

 アーシアは正直この作品では鍛える必要が無い位強いんです(黒アーシアで無双すればいいし回復も現段階ではトップクラスなので)。祐斗&レイは兎に角実践経験の獲得ですね。祐斗に関しては神器外の秘密もあるのですが……まだ秘密です。
 朱乃さんは桃花の英才教育中です。一誠はゴオマさんに魔力の使い方、禁手への下準備を教えて貰ってます。

 さて零王……ダレナンダロナー。
 アドバイスや感想、批判や評価などもお待ちしてます。
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